昨年12月、ミラノで「最後の晩餐」を見にいきました。
 
 
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の一つでイエス・キリストが処刑される前夜、十二使徒と共に摂った夕食、またその夕食の席で起こったことが描かれています。
 
 
この絵はサンタ・マリア・デッリ・グラッツェ教会付属の食堂の壁画として描かれました。
 
保存状況の管理のため、一度に入れる人数制限・時間制限があり、なかなか見る機会に恵まれない方もいるそうなのですが
運よく、鑑賞することができました。
 
 
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時間まではこの教会内で待ちます。
 
 
 
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クリスマス直前のこの時期
雨だったこともあり、とっても厳かな雰囲気。
 
 
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いよいよ食堂内に通され、見ることができました。
一度に入れる人数は30人くらい。
 
とてもゆったり鑑賞することができます。
 
 
 
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昨年、フランス〜イタリアの旅記事を色々書きましたが
「最後の晩餐」のことは書けていませんでした。
 
それは、言葉にできないな、と早々に諦めてしまったからです。
 
 
圧巻。という一言で
 
 
いつか、いつか書こうと思いながらも一年経ってしまいました。
 
 
 
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今、突然書こうと思ったのは
一年の100個の感謝を書こうと思ってノートを見返していたら、
やっぱり書いておこう、と思ったからです。
 
 
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誰に伝わらなくても、
言葉に限界があろうとも、
誤解を生もうとも、
誰に馬鹿にされようとも、
 
私が感じたことを、この地球の言語という限界をできる限りまで使い、
表現しておく必要があると思った。
 
なぜならやっぱり、私たちがここ地球に生まれてきた意味はそれだからです。
 
そしてキリストこそが、この地球でその二極を超えて本質を見つめるのだ、ということを教えてくれているからです。
 
 
 
 
 
イタリアで出会ったキリストは、優しい表現で描かれているものが多かった。
この最後の晩餐もそう。
 
なんて美しく愛に溢れた穏やかな顔をしているんだろうか。
 
この中に裏切り者がいて、そのために明日死ぬ。という告白には程遠い顔をしている。
 
 
 

 
 
このシーンの本質は
裏切り者が誰か、とか
翌日キリストが処刑される、とか
 
そういう地球上のドラマティックなものではないと思う。
 
 
 
全てを神の意図として受け入れているキリストが
それぞれのその役割に感謝しているようにも見える。
 
 
 
 
最後の晩餐の反対側の壁には磔刑図があります。
 
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キリストって、こういうイメージの方が強いのではないでしょうか。
いつもいつも、何千年経っても、ずーっと教会に十字架に磔にされている。
 
ずーっと頭から血を流し、手と足からも血を流し、
苦しそうに磔にされている。
 
 
キリストの奇跡は、
キリストの愛は、
 
我らの罪を背負ったことでも、
復活したことでもない。
 
ずっと、この醜い姿で磔にされていることなのだ。
ずっとずっと、この醜さを見せてくれていることなのだ。
 
 
なぜなら、私たちは
 
 
醜さを知らなければ
美しさも、愛も、分からないからだ。
 
 
 
 
今年、コロナ君の流行で
人々の醜い中身を見た。
 
たくさんのディスる姿を見た。
たくさんのヘイトを聞いた。
 
でも、だから美しさや平穏な世界が願える。
 
 
地球って、なんていう残酷で素晴らしい世界なんだろう。
 
 
 
 
 
キリストは、ずっとずっとその「醜さ」を背負ってくれている。
 
血を流して、苦しい顔をして、ボロボロになって
「醜さ」を全力で表現してくれている。
 
 
そして、醜さも美しさのうち。
全ては一体なのだ、ということを証明するために
 
ずっとずっと磔にされている。
 
それこそがキリストの奇跡なのだ。
 
私たちの罪を背負っているというより、
私たちが醜くならなくてもいいように・・・
私たちの内側にある醜さを身代わりとして見せてくれているかのように・・・
(だって自分の醜さの直視、なかなかできないでしょう?)
 
 
自らその醜さを肉体全てで見せてくれている。
 
何千年も。ずーっと。きっとこれからも永遠に。
 
 
 
 
 
 
 
醜さも、綺麗なものも、全てが一つのものの中にあって
 
その二極を超えた一つの物こそが「美」であり「愛」である。
 
 
 
自分の中の、混沌、カオス、ドロドロしたもの。
 
キリストがずっと体現してくれているように
その醜さを見れば、自分の中の美しさ、愛を知れる。
 
醜さも、美しさの一部だったことがわかる。
 
 
 
だから、
もう醜いままで分離し続けるの、やめよう。
 
いちいち分けないで、勇気を持って、受け入れよう。
 
ドロドロのカオスのまま。
渦のまま、持っておくことを許してみよう♡
 
本来、完全に分かれるものじゃないのにね。
 
 
 
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去年、イタリアにいけてよかったな。
 
美しいキリストにもたくさん会えて、よかったな。
 
また絶対に行く。
 
 
 
 
 
 
ハッピーニューイヤー♡
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