なんか最近、昔の本を読み返す事が続きました。

(片付けをしたせい。笑)

 

 

少し前にオンラインサロンに投稿したこちらの本。

 

 

 

 

 

今日の午前中は図書館Dayでした。

 

市内には、まあまあ大きな図書館が2つあるのですが、私は山の方の図書館が好きでよく行きます。(人が居ないから。)

 

ちびっこ組みを保育園に送り、そのまま向かいます。


「八戸南インター」から自動車道を通り、高速道路に入り、出口は3つ目。

 時間にして、それまで約20分。

 

 

 

私はこの道が好きなんだけど、わざわざ「好き!!」って言うほどでもない。

 

いつもは忘れているけれど、この道を通るたびに「やっぱり好きだなぁ」と思い出す感じ。

 

 

今日みたいにどんよりしてても、晴れた日も、雪の日も、春も、夏も、いつも好き。


山を抜けると高架線の上を走ってることになるのだけど(したは一面田んぼ&畑)ここで2回、白鳥がV字で通り過ぎるのに遭遇したことがある。

 

 

この地域は「モヤ」がよくかかるので、「朝もやの館」とか「モヤヒルズ」なんていう名前のついた施設もある。

 


今日はその名物の「モヤ」が一面にかかっていた。

 

 

モヤ(靄)って霧とは少し違って

濃淡があって・・・

かすみ(霞)に近いのかな?

 

なんていうか・・・動きがあるというか・・・

文字通り「モヤモヤ」してるんです。笑

 

 

 

車で通り過ぎるたびに、それまで気づかなかった

紅葉の黄色や赤が、そのモヤから顔を出す。

 

トランプのカードのように、

葉がパタンとめくれてまぶしい黄色の面を出す。

 


もう、じんわり嬉しくなる♡

 

 この20分が至福♡

 

 

思わず運転中のハンドルをなでなでする。

 

 

いろんなことを考える。

その「トリップ感」もまた良い♡

 

この先の予定が、「図書館」いうのもあるのだろうな。


例えばこの先に何か「予定」があるとしたら、考えることもまた違うだろうし。

完全に「自由」な時間。

 

 

 

 

車の中に流れているピアノと、トランプのカードのようにめくれる葉っぱが絶妙に合うなぁ。とか

 

どっちもパタンパタンしてるなぁ。とか

 

ピアノもほとんどが木材だから、自然の木(板)の音なのかなぁ。とか

 

そういえばこのラザール・ベルマンの「巡礼の年」のCDも村上春樹を読んで買ったんだったなぁ。とか

 

そんなことを考えてる、またその一瞬に見える「ザ・この角度の絶景」が見えては消えて行く。

 

 

「あーさいこう。」と思う

 

言葉にするなら

 

「なんて幸せで、愛しい一瞬なんだろう」かな・・・

 

 

 

でも、使いみちはない。

 

 

でもね、「使いみちがない」=「無駄」という話ではないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P94

・でも結局のところ、それは物語にならなかった。

それはあくまで使いみちのない風景のままにすぎなかった。

 

・でもそれとは別に、その作業は僕の中に全く違った物語のようなものをもたらすことになった。その一連の文章を書き終えた後で、僕はすぐに別の物語に取りかかった。その部屋の風景はたぶん僕の中で、別の風景を描きたいと思うようになったのだろう。

 

・その時に僕が書いたのは「世界の終わりとハード・ボイルド・ワンダーランド」と言う小説だった

 

 

P126

・というようなわけで、僕は小説を書くことを放棄した。書きかけの原稿を焼き、モンブランの万年筆を青く深いエーゲ海に投げ込んだ。文学がなんだ、批評がなんだ、賞がなんだ、ベストセラー・リストがなんだ。

 

・そしてそれから毎日港のカフェに通って、みんなと一緒に頭を空っぽにして、ぼおおっと海と空と雲とを眺めながら、幸福な短い一生を終えることになりました。めでたしめでたし・・・と言うことにはならなかった。もちろん。

 

・我々はやがてその島を出て、もう少しだけにぎやかな別の島に写った。それからもっとにぎやかなローマに移った。そしてそのあいだ、僕は相変わらずリアリスティックに休むことなく小説を書き続けた。

 

・その小説はやがて完成し、結局「ノルウェイの森」というタイトルをつけられることになった。

 

 

P128

・僕はときどきその島のことを思い出す。

 

・「ノルウェイの森」の表紙を見るたびに、その裏側の選択肢としてそこにあった港の「達人カフェ」のことを思うわけだ。

 

 

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私は柿の実がなってる風景と、黄金に発光している銀杏がある風景にいつも目がいく♡(↑これ、モヤ。笑)

 

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効率よく「使えるもの」だけを

 

という生き方は、何も生まない。

 

 

 

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この完璧なランダムな落ち方!!

 

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オンラインサロンのどこかで書いたような気がするんだけど

(たぶん読書のお作法スレッドかな?)

 

 

「これやって何になるんですか?」と言う打算(駄算)は

真っ先に消すべき。

 

ここは、「べき」と言いたい。

 

 

 

 

これが何になるか?って言うのは、わからない。

 

目に見えない「感じる×感じる」から生み出される何か。


それが「使いみちのないもの」の「使いみち。」

 

 

 

これにも繋がるね♡


「これになる」って決まってたらやりますけど?

損しないようにやっていきたい!

 

って言う生き方を根本から真逆にしよう。

それが「設定変更」♡

 


全て喜びである。

 

コレコレコレ

 



 

「なんて幸せで、愛しい一瞬なんだろう」

 

昔はこの言葉って、誰から見ても華やかでキラキラしている、いわば「成功の瞬間」に表現する言葉だと思ってた。けど違った。

 

ここ数日の記事にも繋がりますが・・・


✔️「ハードルが高い方がすばらしい」は幻想。ハードルとは?→下げるもの

✔️「厚みのある人生」とは「難しい人生」ではない





 

もう一つ、昔の本で最近読んで思ったことがあったので、次回書きます♡

 

今回の本はこちら↓

ハルキの「使いみちのない風景」の描写が面白い♡笑

 

 

 

 

 

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