ブログを移転する理由はいろいろあると思いますが、それまでの被リンクや読んでくださる方々とのつながりは、無くすには惜しいものですよね。


 なので、移転先への経路を残しておくことになりますが、検索エンジンが同じコンテンツを別アドレスで拾ってしまわないように、知らせてあげる必要があります。


 .htaccessファイルが編集できる環境なら、そこに「Redirect permanent / 転送後のURL」と書いておけば、旧アドレスへのアクセスを自動で新アドレスに転送するだけでなく、ブログやサイトが移転したことも知らせることが出来ます。


 だけど、多くのブログサービスは、ブログのルートアドレスにFTPなどでファイルをアップロードできないので、metaタグに「<meta http-equiv="refresh" content="0;URL=URL">」と書いておくことになります。0はジャンプまでの秒数で、0がpermanentな移転、0以外はtemporaryな移転を表します。


 ちょっと困るのが、htmlを編集できないブログサービスや、編集できてもmetaタグでのrefreshを禁止しているブログサービス(FC2など)の場合です。


 この場合は、記事を一つだけ残し、その記事内に「<meta http-equiv="refresh" content="0;URL=URL">」と書いておけば、ほとんどのブログでRedirectが可能になります。


 このタグは、heder内になくても有効に働きます。また、記事内でもこのタグを禁止しているブログはほとんどないので、このやり方が可能なのです。


 ただ、アメブロは記事内でも禁止していますね。なので、上のmetaタグの"<"と">"は、それぞれ全角にしてあります。

 ブログの楽しさには、何種類かあるように思います。
 
 そのうちで最大のものは、やはり情報発信でしょう。これは、言葉や映像といったコンテンツによるものだけに限りません。ブログのページ全体が醸し出す雰囲気というのも、発信している情報として重要なものでしょう。
 
 そう考えると、借りたスキンそのままでブログをしているのは、実にもったいないと言えます。もちろん、「このままで使いたい」と思わせる完成されたデザインもありますが、写真を別のものにしたい、色やサイズを変えたいと思う場合もしばしば。

 なので、ブログはやっぱりHTMLとCSSの両方が編集できるサービスがいいなぁと、改めて思います。FC2ブログやLivedoor、忍者ブログなどはその条件を満たしています。
 
 でも、どうしても広告は入ってしまいますよね。無料ですから仕方ない。だから、少しでも目立たない広告のサービスを求める訳ですが、まったく別の発想で探すこともできます。
 
 Wordpress、XOOPS、MovableTypeなどのCMSを使って、海外の広告なし無料サーバにブログを作るという手があります。一定のリスクもあるし、必要とされる知識レベルも高めになりますが、いったん身に着けると他のサービスでもそのまま使える技術なので、費用対効果は高いといえます。
 どういう条件の時に該当して、どういう時にそうでないのか、いまいち不明なのですが、FC2ブログやライブドアブロなどにあるユーザータグという機能ですが、どうもSEO的には使わない方がいいようです。
 
 普通、ブログでは記事をカテゴリーという括りで分類し、そのグループ内の記事だけを順に見ることの出来る機能があります。この軸を縦方向のまとめとすると、タグはそれを横断する形にまとめるものでしょうか。
 
 カテゴリーが記事ごとに一つか二つしか付けられないのに比べ、タグは10個ぐらいまで付けられるので、記事そのものが少なくてもページがたくさん出来ます。
 
 ブログのボリュームが増えるのはいいことですが、事実上は重複コンテンツだらけになるので、これをそっくりGoogleがインデックスすると、中身が薄いのにボリュームを水増ししているサイトだとして、マイナス評価してしまうようなのです。
 
 なので、ユーザータグそのものを使わないか、検索エンジンにタグページをインデックスさせないのがよさそう。
 
 例えばFC2だと、HTMLの<head>と</head>の間に、以下のHTMLタグ(どちらもタグで、ややこしいですが ^^;;)を入れておくと、インデックスされずに済みます。(<と>は、本来は半角)
 
<!--tag_area-->
<meta name="robots" content="NOINDEX,FOLLOW" />
<!--/tag_area-->

 Livedoorの場合、タグページはカテゴリーページのテンプレートが兼用されるため、そちらだけインデックスさせないという指定ができないので、ユーザータグ自体を使わないしか、防ぐ方法がないかもですね。