アメリカのアトランタであった事件:犯人を変えたもの | 子育て休職中牧師の聖書のおはなし

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東京で牧師をしておりましたが、子育てのため一時的に北海道に移住しました。
「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」と語られた神様からのラブレター・聖書から少しずつ分かち合わせていただきますね(*^_^*)

以前、アメリカアトランタである一つの大きな事件が起こりました。

 

それは強姦と殺人の罪で収監されていたブライアン・ニコラスという容疑者が、裁判に出廷するために収監されていた刑務所から裁判所に移送され、囚人服から一般服に着替えていた時、彼を看守していた刑務官から拳銃を奪い、そこにいた二人の看守を射殺しただけでなく、法廷の中に入っていき裁判官と書記官を殺害して逃走したのです。 

 

そしてあるアパートの駐車場で、アリュリー・スミスという当時26歳の女性を人質にとって彼女の部屋に立てこもったのです。アシュリーは両手両足をテープで縛られ浴槽の中に閉じ込められました。彼女は自分も殺されるかもしれないという恐怖の中でも、なぜか平安がありました。自分がこのように人質になったのも何か神の目的があるのかもしれないと思ったからです。そして、なんと、彼女はニコラスに向けて、自分が以前麻薬中毒にありながらもイエスによって救われたことを証したのです。 殺人犯ですよ?今にも殺そうとしている相手に、臆することなく。

 

すると彼の心が不思議に穏やかになりました。そのとき、ちょうど子どもをお迎えに行きたいんだけどいいかしら?と聞くと、すなり許してくれました。そして、彼女が警察に通報して事件は終息したわけですが、警察が部屋の中に突入したときに、彼は全く抵抗しなかったそうです。彼女の証によって、彼にも人生には目的があるということを悟ったようです。  

 

それにしても、いったい彼女のどこからそんな勇気が湧いてきたのでしょう。アシュリーは神様を見上げました。私たちの人生には目的があるということを神様の視点から見ていたのです。彼女はその恐ろしい瞬間にも神を見上げ、神様は最善を成される方てあると信じたのでした。

 

※私たちは様々な過去があり、痛みがあり、そうした中を通ってきました。ただ、犯人の前に証したアシュリーのように、神様はそこにおられなかったでしょうか。彼女がただ勇敢だったのか?そこに神様がいたからではありませんか。神様は信じる者の内に驚くべきことをなして下さり、そこには神様の栄光・すばらしさが現わされるのです。あなたへの最大の神様の証はイエス様の十字架にある、命がけであなたを救われたその愛。まだ罪人の中にあった時でさえ、神様は見捨てず、イエス様の命をもってあなたを救うことを選ばれました。今日、私たちはこのイエス様の最大の愛を受け止め、このイエス様に信頼し歩みたいものです。そこまでされたイエス様の御心が私のうちにも現わされることを祈り。