ー最後はあなたの決断ー | とある働き人の聖書のお話

とある働き人の聖書のお話

東京で牧師をしておりました。
7年前子供が小学生に上がるまで離れていましたがぴったりの時に新しい働き(子ども関係)に招かれ、伝道させていただいています。

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」

「主はアブラムに仰せられた。『あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。』アブラムは主がお告げになったとおりに出かけた。ロトも彼といっしょに出かけた。アブラムがハランを出たときは、七十五歳であった。」

創世記121-4

 

神様はご自身の祝福を私たちに注ぎたい。だって、私たちは神様に大切に造られた存在だから。でも最後は私たちがそれをのぞむか否かなんです。

 

さて、↑のことばは、アブラム・のちにアブラハムと呼ばれるのですが、その人に神様が告げられた言葉でした。彼を通してイスラエルの一族・国が出てきます。と言っても、正確には私たちはみなアダムとエヴァの血筋ですから極端な話が私たちみんなイスラエルの血を引いているんですけどね(^^ゞ

 

神様は彼を選ばれ、↑のような物凄い祝福を突然約束されたのでした。大いなる国民とする、祝福となる、あなたを祝福する者を神様は祝福し、あなたを呪う者は神様が呪う、と。凄い話ですね。でも、彼がじゃあ特別聖くて素晴らしい人だったからそういう祝福を約束されたのか?と言われたら実はそうではない。

 

彼は当時、神様が忌み嫌う偶像・月の神の像を造っていた、そういう仕事をしていた?そうです。しかし彼も彼なりにその月を造られた神様がいるはず、と考え求めていたふしが、この地に来るまでの行動に見えるのですが。しかしそんな彼に、神様が語りかけたのです。私はこう祝福したい、あなたを愛している。あなたはこれを欲するか?と。

 

そう、神様は「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば」と条件を付けた、ということは、それはあなた次第、ということなのです。確かに彼はイスラエルの一族の創始者的な位置の夫婦として選ばれましたが、これは何か彼が特別優れていたからではない、神様の愛は全ての人に向けられている、でもその祝福を応答、願った、従った故に彼はこの「アブラ(ハ)ム」に「神様が」用意していた計画が彼の内に現された、神様の愛が、祝福が彼の内に溢れたのです。

 

最初にも申し待上げましたが、神様にとっては私たち一人ひとりはとても大切な存在です。ある聖書の箇所には、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」と、これまた受けるに値しない人に向かって語られた箇所があります。神様の目にはあなたは高価で尊い存在。だから、神様はあなたの内に、「あなたのためにご計画された神様の御心、ご計画」をなしたいのです。↑の祝福はアブラハムへの約束。あなたにはあなたへの神様のご計画があるのです。

 

しかし残念ながら、私たちはアブラハムのように神様の祝福を欲せず離れ、別な神を求め、神様に従うのではなく、自分に神様を従わせる自分が神となろうとした。いや、私たちは弱い者で、気づかないうちにいつもそのような罠に陥る、罪に陥る。月の神ではなくても別な神を神としたり。私たちは自分の手に胸をあてれば、神様の愛を受け取るに値するものなどいないとわかるでしょう。私もそうです。こんな事を書きながら私自身こんな事を書いて胸が痛い。

 

でも神様は、そんな受けるに値しない者にその愛を注ぎたい。だから、神様は私たちが神様から受けるべき祝福、神様のいのち、永遠のいのち、祝福を注ぐべく、失われた関係を回復するため、断絶された関係に橋を架けるべく、神の御子たるイエス様にその罪の代価、裁き、死を背負わせることにし、十字架に架かられ、身代わりに罰せられ、死なれた。そうして神様はあなたをその罪の地から、滅びの御力引き出され、導かれ、ご自身の元に引き寄せられたのです。

 

この御子イエス様の十字架によって神様に買い戻された今、もしあなたがこの罪から離れ、神様のいのちの元に帰りたい、と願うなら、自分の罪を悔い改めイエス様を自分の罪のための救い主として信じ受け入れるなら、あなたはもう罪の奴隷でもなんでもない。あなたは神様の子とされる。その御子イエス様にあって、その回復された関係のゆえに、「あなたのために神様がご計画されている」御心、祝福をあなたの内に現してくださるのです。いや、それだけではない、↑のアブラ(ハ)ムへの祝福の約束もあなたの上に実現しますよ?あなたは神様の子として大いなる者となり、あなたを祝福する物を祝福し、あなたを呪う者を神様は退けてくださるのです。従うあなたを通して神様の栄光が現されるのです。

 

時に神様が導かれる事、状況は自分にはわからない話かもしれない。アブラ(ハ)ムもそうだった。でも彼は全く知らない土地に75歳(奥さんは65歳)で出発した。普通に考えたら無理な話。しかし、その旅路には、神様がおられる。神様がその道を保証されている。私たちの旅路も、あなたのために御子イエス様を十字架に身代りにかけて死なせるほどに愛されている方が、あなたの旅路を保証されるのです。

 

最後はあなたの決断。あなたがイエス様を救い主としてあなたの内にお迎えする決断、罪の中から離れるなら、神様があなたを引き寄せて下さり、神様の子として迎え入れて下さる。そのご自身の祝福の基に引き寄せて下さる。あなたが今日という日にイエス様を主として従うなら、そのあなたの決断の中に神様の御心が現される。今日、主の元に行こう。神様はあなたの応答を「いつでも」待っておられる。終わりの日まで。