映画レビュー 君と100回目の恋 神童 | ガレージ ペスカ

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理想は所さんの世田谷ベース!

・君と100回目の恋

 

 

幼馴染のリクとアオイは、同じ大学でバンドを組んでいた、リクは何をするにも嫌味なくらい完璧なキャラ、そんなリクをアオイは密かに想っていた。

アオイは留学する事を決めていて、最後の学園祭ライブに出る事になっていたが、バンド内の恋路にもつれから親友のリナともめてしまい、ライブは大失敗に終わる、落ち込んで歩いている時アオイは交通事故にあってしまうが、その瞬間ライブの一週間前に戻りまた同じ日々を経験する。

リクはアオイが、スプリンクラーの動作を事前に察知して避けたのを見て、何故今避けれたのかと聞く、アオイがライブの日から過去に戻り繰り返している事をリクに伝えると、リクはライブの日事故に遭う事を指摘し、特殊なレコードを使って実は時間を戻していた事をアオイに伝える。

二人で、レコードの針を戻しまたライブの1週間前に戻る、そしてこれまでリオはアオイに良い恰好をする為何度も時間を戻していた事を告白する。

お互い両想いだった事を確認して、1年前の夏から二人で恋人としてやり直す事にしたアオイとリオ、楽しい1年を過しライブの日、今度はバンド内の色恋も問題なく進みライブは大成功に終わる、しかしその後アオイは交通事故に遭って死んでしまう。

まだ、ライブ1週間前に戻り曲を作る二人、アオイは伝える前の歌詞をリオが歌った事から、リオがアオイに黙ってまた戻っていた事を知る。

量子力学や相対性理論ばかりを独学で勉強していたリク、リクのノートを見たアオイはリクがアオイの死を避ける為何度も時間を戻していた事を、そして自らが犠牲になってまで自分を助けようと試みた事を知る。

そしてリクはレコードの持ち主のカフェのマスターから、死ぬ運命は変えられない事を教えられる。

その事実を知ったアオイは、二人でまた時間を戻ろうと言うリクだったが、アオイはリクと過ごした最高の時間をもうやり直したくない、そしてリクの時間をこれ以上奪いたく無いと言う気持ちから、タイムループするレコードを割ってしまう。

レコードを修復してまたやり直そうとするリオだが、アオイは運命を受けいれる。リクもカフェマスターに諭され、最後の時を最高の物にする事を決め、バントの仲間に頭を下げライブに臨む。

これまですべてにおいてアオイを優先してきたリクも自分で歌を歌いライブは終わる。

アオイの亡き後マスターが掛けたレコードにはアオイのメッセージと歌が込められていた。

 

 

最初はバンドの話かと思ったら、かなり気持ちの悪い恋愛物になり、そしてタイムループ物になり、バンドで終わった感じです。

カッコつけてる主人公は気持ち悪かったですが、歌はそれなりに良くてテーマもはっきりしていました、自分を犠牲にして愛する人を守ろうとしても、結局その人に寂しい思いをさせるだけだと言う事。そして、人生はどうあろうと前を向いて進んで行くしかないと言う事。

エンディングの歌は感動物でした。

 

 

 

 

 ・神童

 

 

 

ピアノが大好きで音楽大学合格を目指す浪人生の和音は、近隣からの苦情にもめげず、家でピアノを弾いていた。

ひょんなことから和音と知り合った13才のうたは、類まれなピアノの才能を持っており、母から英才教育を受けさせられていたが、練習はさぼりがちで、ピアノはあまり好きでは無かった。

和音の部屋に度々訪れるようになったうた、うたは和音に惹かれていくが、和音から見たら妹のような存在で、但しその演奏には尊敬の想いが有った

和音の演奏は、うたにへたくそと言われるレベルだったが、大学受験の日、試験直前に会場に現れたうたにかじかんでいた指を暖められた事により、自身の能力以上の力を発揮し、試験を首席で合格する。

音大生になった和音、試験の演奏を発揮する事が出来ず、エリート担当では無い御木教授の受け持ちになり、声楽科の香音の伴奏をやる事になり和音と香音は付き合う。

耳に違和感を覚えるようになったうたは、和音の大学に訪れ階段下に放置されていたピアノを弾き注目を浴びる。

そしてうたの父と友人だった御木教授から、難聴デ悩んでいた父の死の様子を教えられる。

そんな中、ドイツの世界的有名なピアノ演奏者リヒテンシュタインが来日公演を開くにあたりうたのピアノの先生である長崎にに調律とピアノの選定が依頼される、厄介な調律の注文に長崎はうたの手を借りリヒテンシュタインの演奏するピアノを用意する。

うたと会ったリヒテンシュタインはすぐさまうたの才能を理解するが、演奏会当日体調不良を起こしてしまい、代奏にうたを指名する。

リヒテンシュタインの期待に応え、見事演奏しきったうただったが終了後ステージで倒れる。

その後耳が聞こえ無くなってしまったうた、昔父親と行ったピアノの墓場で、父のピアノを探す、そのピアノを弾こうか躊躇っていた所、和音が現れ協奏しようと声をかける。

 

 

ピアノが好きだけど才能の無い和音、才能は有るが好きでは無いうた、という2人の話し、

劇中の演奏は、素人の自分が聞いても上手いへたが分かるくらいで、和音の試験の時の演奏やうたの演奏には一寸感動する。これが芸術なのでしょうか?

実際に役者が演奏しているわけは無いのですが、一部合成なのか画角のつなぎが非常に上手く、本当に弾いているようにしか見えません。

ラストについて調べてみましたが、おそらくうたの耳は父親とは違い、ストレス性による難聴(直る病気)になっていたと思われます。

元々慢性的にピアノが好きか分からないのに、母親から練習を強要されると言うストレスを抱えていたのに、リヒテンシュタインの代奏と言う極度の緊張を受け、完全に音が聞こえなくなってしまった様子。

父のピアノを見つけた事で少し心が安らぎ、「和音のへたくそな演奏を聴くと安心する」と言っていたので、和音と協奏する事で、難聴が治ったものと思われます。