ケルベロスサーガの主軸となる、押井守×藤原カムイの漫画「犬狼伝説」(完結編含む)ですが。
形式を変えて、何度か出版されているようので、調べてまとめてみました。
「犬狼伝説」
最初に出た犬狼伝説、巻末に設定解説と高取英、友成純一の感想を収録
「犬狼伝説」(普及版)
1993年11月初版発行。A5判サイズ
1990年のB5判と一緒、ただし巻末は押井守の後書き
「犬狼伝説」 (藤原カムイコレクション 1)
1999年7月初版発行。B6判サイズ
巻末、犬と立食い押井守
「犬狼伝説 完結篇」 (藤原カムイコレクション 4)
2000年2月初版発行。B6判サイズ
巻末、首都警組織と装備銃の解説
「犬狼伝説 全」
2000年9月初版発行。B5判サイズ CD付き、幻のラジオドラマ「紅い眼鏡を待ちつつ」
「犬狼伝説」と「犬狼伝説 完結篇」が1冊にまとまった物
「犬狼伝説01~04」 ワンフェス版2007~2008
ワンダーフェステバルで、2007年~2008年にかけて4冊に分かれた犬狼伝説01~04が販売された。
B5判サイズ 01:2007年冬,02:2007年夏,03:2008年冬,04:2008年夏 の会場で販売
各巻、巻末に押井守の原作シナリオとか設定資料が集録されている。
「犬狼伝説 20周年エディションBOX」
2010年2月初版発行。限定予約生産「リボルテック『犬狼伝説』版プロテクトギア」と特別編集ブックレットが同梱。
藤原カムイによる全ページのデジタル・リファインと、加筆修正がされている。
「犬狼伝説 上」
2010年2月初版発行。学習研究社。B5判サイズ↑20周年エディションに入っていたのと同じもの
巻末、ケルベロスサーガ概論、首都警警察機構、設定資料画
「犬狼伝説 下」
2010年2月初版発行。学習研究社。B5判サイズ
↑20周年エディションに入っていたのと同じもの
巻末、特別寄稿、資料、あとがき
(ケルベロス東京市街戦首都警特機隊全記録の最後に載っていた「前夜」も集録されている)
自分が最初に手にしたのは、「犬狼伝説」1999年B6と2000年B6「犬狼伝説完結版」のセットでした。
名前が無印と完結版となっていますが、基本的に話は繋がっていて(とは言っても短編集のような書き方)実質的な1巻と2巻です。20周年エディション以降は上下巻と区切られています。
B6サイズだと、解説の文字が小さくて読み辛いです。
1990年のB5と1993年のA5判の内容は、B6判で言うところの無印犬狼伝説、20周年エディション以降版で言うところの上巻の内容で、A5とB6では、後半の完結編や下巻の内容は発行されていないようです。
連載したり発行した出版社が変わっているのが原因かと思われます。
2010年の「犬狼伝説 20周年エディションBOX」は、プレミア価格で相当高くなっています。
特別編集ブックレットに内容は分かりませんが、「リボルテック犬狼伝説版プロテクトギア」は別売しているるし、同じ内容の2010年B5判の上下巻を買えば良いと思います。
コンテンツ的には、2000年の「犬狼伝説 全」がラジオドラマ「紅い眼鏡を待ちつつ」のCD付きでなのですが、サンドトラックCD、「紅い眼鏡 Complete Revival」のデスク2にも「紅い眼鏡を待ちつつ」が収録されています。
犬狼伝説 下には(ケルベロス東京市街戦首都警特機隊全記録に載っていた「前夜」も集録されてるし、焼き増し販売が非常に多いですね。
で、自分は、
漫画犬狼伝説を、2000年の「犬狼伝説全」と2010年の「20周年エディション」、「ワンフェス版01~04」 以外は持ってます。
バージョンが違うとか何とかで、なんやかんや集めてしまいました。
一個だけ気が付いたのは、サブタイトルの書き方が違うここだけです。
結論を言うと、少なくとも買い直すほどの違いは無いので、買うならどれか一個で良いです。
それでは~
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