気ままな日常を綴っています。 -9ページ目

気ままな日常を綴っています。

いつか静かに消える時まで。。
一人静かに思いのままに生きたい。。

(物語)

クトゥーゾフは鶏の蒸し焼きをやっとかじりながら、嬉しそうに目を細めてヴォリツォーゲンを見ました。

ヴォリツォーゲンは、小馬鹿にしたような薄笑いを口元に浮かべて、クトゥーゾフの前に歩み寄り、軽く手を軍帽のつばに当てました。

ヴォリツォーゲンは、クトゥーゾフに対していくらか勿体ぶったぞんざいな態度を取っていました、その態度は、自分は教養の高い軍人だから、この役にも立たぬ老人を崇拝しているような態度を取っているが、このロシア人の老人が何者かくらいはちゃんと心得ているのだ、と言う事を目的としたものでした。

 

『老旦那(ドイツ人仲間では、クトゥーゾフをこう呼んでいました)、のんびり構えているな』と、腹の中でせせら笑って、ヴォリツォーゲンはじろりとクトゥーゾフの前の皿を睨むと、バルクライに命じられた通りに、そして自分も現実に見て理解した通りに、左翼の状況を老旦那に報告し始めました。

「我が陣地の全ての地点が敵の手に落ち、もはや奪回する術がありません、だってもう軍隊が無いのですから。兵達は潰走し、留める可能性はありません。」と彼は報告しました。

 

クトゥーゾフはむしゃむしゃ噛んでいたのを止めて、怪訝そうにヴォリツォーゲンに目を見張りました。

ヴォリツォーゲンは、老旦那の動揺を見て取り、微笑しながら言いました。

「私は、この目で、見た事を閣下に隠す権利は無いと考えておりますので。。軍は完全に崩壊しました。。」

「貴官は見たのか❓。。」と、クトゥーゾフは顔を険しくしかめ、いきなり立ち上がると、ヴォリツォーゲンに詰め寄りながら叫びました。

「よくも貴官は、、不遜極まる❗️。。」と、震える両手で掴みかからんばかりに脅し、彼は叫び立てました。。

「よくもそんな事を、このわしに言えたな。貴官は何も知らんのだ❗️わしからの言葉としてバルクライ将軍に伝えよ。将軍の報告は間違っておる。現実の戦況は、彼より、総司令官たるわしの方が知っておる、と。」

ヴォリツォーゲンが何かを言い返そうとしましたが、クトゥーゾフは遮りました。

「敵は左翼で撃退され、右翼で粉砕された。貴官は良く見極めていなかったら、知らん事は言わんものだ。バルクライ将軍の元へ帰って、明日敵を攻撃するわしの固い決意を伝えたまえ。」と、クトゥーゾフは厳しく言いました。

 

一同は沈黙していました。

いきり立った老将軍の苦しそうな息づかいだけが聞こえました。

「至る所で撃退しとる、それでわしは神と我が勇敢な将兵に感謝しとるのだ。敵は敗走した、そして明日はロシアの神聖な国土から敵を追い払う事だ。」と、十字を切りながらクトゥーゾフは言いました。

ヴォリツォーゲンは、『老旦那のこの狂的な石頭ぶりに』呆れて、肩をすくめ黙って脇の方へ離れて行きました。

 

「おや、来たな、わしも大好きな英雄」と、その時丘に登って来た、丸々太った髪の長い美男子の将軍に、クトゥーゾフは言いました。

それは、朝からボロジノの戦場の主要な地点を頑張っていたラエフスキイでした。

ラエフスキイは、我が軍はそれぞれの陣地を死守しており、フランス軍にはもう突撃の気力が無い、と報告しました。

それを聞くと、クトゥーゾフはフランス語で言いました。

「では、君は、他の連中のように、我が軍は後退せねばならんなどとは思わんのだな❓」

「それどころか閣下、勝敗の帰趨の分からぬ戦闘で、最後の勝者となるのは、頑張りぬいた方です。」と、ラエフスキイは答えました。「それに、私の意見では。。」

「カイサロフ❗️」と、クトゥーゾフは副官を呼びました、「ここに座って、明日の命令を書きたまえ、それから君は。。」と、彼は別の副官に顔を向けました。

「陣地を回って、明日は攻撃だと伝えて来たまえ」

 

ラエフスキイとの話や命令の口述が行われているあいさに、ヴォリツォーゲンがバルクライの所から戻って来て、元帥が与えた命令の、文書による確認を求めるというバルクライ・ド・トリーの言葉を伝えました。

クトゥーゾフは、ヴォリツォーゲンには目もくれずにその命令の筆記を命じました。それは、元総司令官が、個人的責任回避の為に、それを求めるのは極めて当然の事だったからでした。

 

そして、軍の士気と呼ばれ、戦争の主要な原動力をなしている同一の気分を、全軍に伝播させる言い難い神秘的な経路を伝って、クトゥーゾフの言葉と、明日の戦闘命令は、分のあらゆる隅々にほとんど同時に流れ渡りました。

決して、そのままの言葉、そのままの命令が、この経路の末端に伝わった訳ではありませんでした。

しかし、彼の言葉の意味は、正確に伝わりました、というのは、クトゥーゾフが言った事は、難しい考慮から流れ出たものではなく、総司令官の心の中にあり、そして1人1人のロシア人の心の中に等しくある、同一の感情から流れ出たものであったからでした。

そして、明日は敵を攻撃する事を知り、疲れ切って気持ちがぐらついていた全軍の兵士達が、苦しさを忘れ、心得を奮い立たせたのでした。

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(解説)

クトゥーゾフが、今回の会戦にちょっと手応えを感じて昼食を摂っていた所へ、前の総司令官バルクライ・ド・トリーの側近ヴォリツォーゲンが、バルクライの『この戦いはもう負けです。』という進言を持って現れます。

この人達は、ドイツ人ですが、ロシア軍に勤務しているのですね。

たぶん、彼らは、バルクライが総司令官の座を追われた事についてちょっと不満を持っていたと思いますね。

ロシア人の将軍や士官達の目から見た戦局とは、全く違う意見を進言するのですね。

クトゥーゾフが、この進言を受けて降伏しようものなら、今回の敗戦の責任はクトゥーゾフが負う事になります。

彼らは、『その結果』が見たいのであって、この戦闘がロシア国にとって重大な意味を持っているという事には全く無関心なのですね。

 

老練なクトゥーゾフは、そんな事はすっかりお見通しです。

それに、今まで報告してきたロシアの副官や将軍の表情などから、彼は、『この戦闘は勝戦になる』と確信しています。

そこへ、朝からボロジノの戦場の主要な地点を頑張っていたラエフスキイが、クトゥーゾフの元にやって来ます。

彼はクトゥーゾフの問いに対して「勝敗の帰趨の分からぬ戦闘で、最後の勝者となるのは、頑張りぬいた方です。」と元気に答えます。

この返答に力を得たクトゥーゾフ は、全軍に『明日は攻撃だ』と伝えます。

 

この命令は、即座にロシア軍の隅々にまで行き渡りました。

ロシア軍の士気は最高潮で、ロシア兵全員が『ロシア国土からフランス軍を追っ払ってやる❗️』という意気込みが漲っているのですね。

それは、総司令官クトゥーゾフの心境と完全に一致するものでした。

 

お早うございます♪  今朝は、令和8年3月14日の日記です♪

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こんばんはー♪  現在18時9分です♪

室温16.1度。湿度40%です。

暖かい様ですが、ストーブの近くに温度計のついた時計があるだけですね。。

今日はお天気は良かったですが、寒かったです。

 

昨夜は20時くらいにはしっかりあの世だったと思います。

薄ら目を開けたのは午前3時くらいかな。。

自分は荷物の整理を心掛けようとか思っているから、意外とあっさりあの世かも知れない。。いや。。そうでもないか。。とかつまんな事を考えていました。

4時6分ですが、これは室温が11度台って言うのを撮影しただけで、実際にガバッと起き上がったのは4時44分でした。

 

昨日の茶碗蒸しが暖かくて美味しかったので、今朝もいの一番台所で大根と人参と油揚の煮付けと、茶碗蒸しを作っていました。

大根の煮付けは油揚を焦がしてしまいましたが、ま、あの類のものはそんなに失敗はありませんね。

 

6時39分は、もうほぼ明るいですね。。

まだ曇っていたので、後ろの電気はつけていますけれどね。

やっぱり熱々の茶碗蒸しは美味しいですね💞

もう1個は夕食の時に湯煎にしていただきます♪

 

今日は土曜日ですので、7時半から新天町に遊び(=英語の通読)に行きました。

少し歩いた方が良いので舞鶴公園を通ってね。

可愛いスズランみたいなお花がたくさん咲いています。

グーグル先生に聞いたら『ジャノメエリカ』だそうです。

恐らく、今が見頃だと思います。

 

久しぶりの桜の小道です。

桜はまだまだですが、上の方でウグイスが夏の囀りをしています。

結構上手に囀っています。

小鳥たちは季節をちゃんと感じ取っているのですね💞

 

いつも桜の花咲く時期に咲くレースみたいな下草のお花。

グーグル先生に聞いたら『シャク』っていうお花みたいです♪♪

 

マクド様は9時半までお世話になりました〜✨

やっぱりこのMサイズコーヒーは『神』ですね❣️

 

帰りにサニー赤坂門店で久しぶりに『カンパチのアラ』を見つけて嬉々としてゲットして帰宅しました♪♪

カンパチのアラは、明日の朝塩焼きにしてお昼ご飯から頂く事にしました♪♪♪

 

帰宅後は英字新聞のノルマまでを仕上げて、お昼ご飯に冷凍庫の牛ミンチ20gの小分けを2個解凍してミニハンバーグを2個作りました。

朝方作った大根と人参と油揚の煮付けとほうれん草のおかか和えもいただきました(^。^)

これは美味しかったです♪

 

15時までは英文を調べて和訳したりノートに書き写したりしていました。

15時から窓拭きと水回り(トイレ・洗面所・風呂場)のお掃除をしました。

お天気は本当に良いですね*・゜゚・*:.。..。.:*・'

 

薔薇たちも順調に新芽を出しています💞

 

机の上のパンジーさんとビオラちゃんも生け替えました✨

可愛いです💞

 

晩御飯は、朝の残りの茶碗蒸しを湯煎にかけて温めたもの。

ケチャップ味の野菜だけのパスタにミニハンバーグとシャウエッセンをトッピングしたものです。

お子ちゃまメニューですが、美味しかったです💞

 

電気ストーブをつければ熱い、消せば寒い。。みたいな季節ですね。。

早く暖かくなって欲しいです💦

明日(=今日の事)は朝から実家の庭掃除と介護施設に母親のお見舞いに行きます。

母親は、尿がとても濁っていて抗生物質とかウブレチドとか飲んでいる様ですが、う〜ん。。痛みは無いと本人は言っています。

痛みとか熱とかを感じる事も出来ないのでは無いのかな。。❓という気もしています。

感染自体、もう免疫力も相当低下しているのだろうな。。と思います。

直ぐにどうこうは無いとは思いますが、痛み無く穏やかに過ごして欲しいと思います。

 

それでは今日も、良い一日をお過ごし下さいね💞

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(余談)

Japan is seen selecting gas-fired power generation, synthetic diamonds and ports as the first round of 550-billion-dollar investments and loans it agreed to make in the United States, it was learned Saturday.

日米関税交渉で合意した5500億ドル(約86兆円)の対米投融資を巡り、政府が第1弾として、ガス火力発電、人工ダイヤモンド、港湾の3案件を選定する方向で調整していることが2月7日(土曜日)分かった。

  generation:世代、生成・発生(上記は不加算)

  gas-fired power generation:ガス火力発電

  synthetic:合成の、人工の(形容詞)

  synthetic diamonds:合成ダイヤモンド

  port:港

  loans it agreed to make in the United States:米国で融資することに合意した

  loan:(お金)貸し付け、融資(名詞)➡︎この場合の用法

 

The Japanese and U.S. governments will soon hold a meeting of a bilateral committee of minister-class officials to work out details.

日米両政府は、詳細を詰めるため、近く閣僚級の二国間委員会の会合を開催する予定です。

  bilateral:2国間の、双方の、両側の(形容詞)

  a bilateral committee of minister-class officials:閣僚級職員による二国間委員会

  work out details:詳細を詰める、細部にわたって作成する

 

 In the area of gas-fired power generation, power plants are expected to be built for data centers that support the development of artificial intelligence technology.

ガス火力発電の領域については、人工知能(AI)技術の発展を支えるデータセンター向けに、ガス火力発電所が建設される見込みです。

  power plant:発電所

  development of artificial intelligence technology:人工知能技術の開発

 

There is an idea that Japanese digital investor SoftBank Group Corp. will design the power plants while other Japanese companies will provide power transmission and distribution facilities. U.S. gas turbine maker GE Vernova Inc. is also expected to participate.

日本企業による米国への大規模な投資計画の一環として、デジタル投資家であるソフトバンクグループが発電所の設計をする一方で、他の日本企業が送配電設備の提供を検討しています。米国ガスタービンメーカーのGE Vernova社もこの計画への参加が期待されています。

  digital investor:デジタル技術への投資家

  power transmission and distribution facilities:送配電設備

  participate:〔…に〕参加する,あずかる,関係する 〔with〕 〔in〕(自動詞)➡︎自動使用法しかない❣️

※participateとtake part inは参加・joinは加入・attendは出席という意味

 

 For artificial diamonds used in semiconductor and precision part production, a scheme is being examined that Japanese companies will buy diamonds to be produced at a plant that the world's largest diamond maker De Beers will build in the United States.(下線部はa plantを修飾)

半導体や精密部品の製造に使われる人工ダイヤは、ダイヤ世界最大手デビアスが米国内に建設する工場で生産されたものを日本企業が買い取る計画が検討されています。

  precision(プレシジョン):正確、精密、精確(不加算)

  precision part :精密部品

  production:何かを作り出す過程やその成果を指し、「生産」「製造」「制作」といった意味を持つ。

  scheme:特定の目的を達成するために注意深く練られた計画、枠組み、または仕組みを指す。

  

(物語)

クトゥーゾフは、朝ピエールが見たあの同じ場所に、敷物を敷いたベンチの上に重い身体を沈めるようにどっかり座り込んで白髪の頭を垂れていました。

彼は1つの命令も下さずに、ただ進言される事に頭を縦に振ったり、横に振ったりしていただけでした。

「よし、よし、それをやりたまえ。」と、彼は様々な進言に対して答えるのでした、「そうだな、よし、君、ひとつ馬を飛ばして、見て来てくれんか。」と、側に居る誰彼に言葉を掛ける、そうかと思うと、「いや、それには及ばぬ、待った方が良くは無いか❓」と、言ったりしていました。

 

彼は齎される報告を聞き、何らかの指示を求められればそれを与えました。

しかし彼は、報告に対してその語られる言葉の意味にはほとんど関心を示さないで、報告者の顔の表情や言葉の調子に現れている何か別なものに注意しているようでした。

彼が長年の戦争経験で知り、老人の知恵で理解していたことは、死と闘っている何十万人という人々を指導するという事が、一人の人間に出来る訳が無いという事と、会戦の運命を決定するものは、総司令官の命令でも無いし、軍の位置している場所でも無いし、砲や死者の数でも無く、それは軍の士気と称される目に見えぬ力だと、と言う事でした、だから、彼は自分の立場でできる限り、この力の方向を追い、それを指導していたのでした。

 

午前11時に、フランス軍に占領された突角堡を、また奪回したが、バグラチオン公爵が負傷したと言う報告が、クトゥーゾフの元に齎されました。

クトゥーゾフは、おおっ、と思わず口に出して頭を振りました。

「すぐにピョートル・イワーノヴィチ公爵(=バグラチオン公爵)の所へ行って、どんな様子か詳しく見て来てくれんか❓」と、彼は副官の一人に言い、続いて背後に立っていたヴィルテンベルヒ公をかえりみました。

「殿下、第1軍の指揮をとってもらえまいかな❓」

公が発つと間も無く、まだセミョーノフスコエ村に行き着くはずが無いのに、公の副官が引き返して来て、援軍を送って欲しいという、公の要求をクトゥーゾフ に伝えました。

 

クトゥーゾフ は渋い顔をしました、そしてドーフトゥロフに第1軍の指揮をとるよう命令を送ると、このような時機に側に居て貰わなくては自分の動きが取れぬから、公に戻って貰うように、と副官に言いました。

ミュラーを捕虜にしたと言う報告が齎されて、幕僚達が祝いの言葉を述べると、クトゥーゾフ はにっこりと笑いました。

「待ちたまえ、諸君。」と、彼は言いました。「勝戦だ、ミュラーを捕虜にしたとて別に珍しい事では無い。喜ぶのはもう少し待った方が良さそうだ。」

それでも彼は、この知らせを全軍に伝えるように副官に命じました。

 

左翼からシチェルビーニンが、突角堡とセミョーノフスコエ村がフランス軍に奪取されたと言う報告を持って駆けつけた時、クトゥーゾフ は、戦場の物音とシチェルビーニンの顔色から、良くない知らせである事を察して、立ち上がりました、そして、シチェルビーニンの腕を取って、脇の方へ連れて行きました。

「君、一走り行って来い」と、彼はエルモーロフ に言葉を掛けました。

「何か打つ手は無いか、見て来てくれ。」

 

クトゥーゾフ は、ロシア軍陣地の中央に当たるゴールキ村に居ました。

ナポレオンによって向けられた我が左翼の突撃は、何度か撃退されました。

中央部では、フランス軍はボロジノ村から先へは進みませんでした。

ウワーロフの騎兵隊が、左翼からフランス軍を敗走させました。

2時過ぎに、フランス軍の突撃が止みました。

戦場から駆けつける全ての顔と、自分の周りに立っている人々の顔に、クトゥーゾフ は、はち切れんばかりの緊張の表情を読み取りました。

クトゥーゾフは、予期以上の今日の成功に満足を感じました。

しかし体力が老人を見捨てました、彼の頭は垂れ落ちるように、何度か低く下がり、うつらうつらし出しました。

昼食が運ばれました。

 

侍従武官ヴォリツォーゲンが、昼食を摂っているクトゥーゾフの所へ馬を走らせて来ました。

昨夕、アンドレイ公爵の宿舎の側を通りながら、戦争は広い地域に移さねばならぬ、と言った男で、バグラチオン公爵が仇敵視している男でした。

理性的なバルクライ・ド・トリーは、潰走する負傷兵の群れや、軍の後部の混乱を見て、全般の戦況をはかり、我が方の敗戦と断じたのでした。

そして、それを、総司令官に報告する為に、お気に入りのヴォリツォーゲンを派遣したのでした。。

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(解説)

今度は場面変わって、ロシア軍の大本営のクトゥーゾフの様子ですね。

クトゥーゾフは、熟練の司令官であり、戦争経験と勘も優れており、今、この会戦において、我が軍に『何が一番大切か❓』それは兵士達の士気である、と考えています。

だから、現場の部隊が積極的にこうだ、と思った事については、その部隊の判断に任せ、自分は背後からその意見を尊重する、と言うやり方を取り、各部隊の士気の維持に努めようとしています。

 

この会戦において、クトゥーゾフは、今までの対フランス戦とは異なる手応えを感じています。

ミュラー将軍を捕虜にした、と言う知らせを受けた時、彼は「油断するな」とは言いますが、その知らせを各部隊に伝えます、その情報は各部隊の士気を明らかに高めるものでした。

 

それでもお昼頃になると、クトゥーゾフは老齢と疲れのため、うつらうつらするのでした。

そんな時、昼食が運ばれ、クトゥーゾフが昼食を摂っていると、あのバルクライ・ド・トリーの手下のドイツ人の侍従武官ヴォリツォーゲンが、ゆゆしき知らせを持ってクトゥーゾフの前に馬で駆けつけたのでした。。