「Firefox」上で生じていた問題

ブラウザ Firefoxは、Chrome/Edgeが AD配信側にすりよる傾向を強めている中で、ユーザーライクな姿勢を守ろうとしている様に見えますが、今後どうなるのか?

 

さて、Firefoxの仕様変更が関係している様に思われますが、今回の「基幹ツールの起動確認」の導入を通じて、多くのツールで以下の問題が生じている事が判りました。

 

 

「input要素」のスピナー 

「input要素」は色々な種類化があるのですが、数値を指定する「number型」には、通常は値を変更するスピナー「   」が表示されます。

 

 

 

このサイズか位置に変更があったと思われ、このサンプルのツールでは、マスキングの「px」の文字から、スピナーの端がはみ出しています。

 

 

 

「input要素」の表示ずれ問題は、多くの種類のツールで生じています。

 

 

全角空白が関係する改行 

これは、かなり致命的なデザイン崩れを生じます。 私のコーディングの甘さかも知れませんが、要素とテキストが混在するパネル表示などで、位置調節に「全角空白」を使った箇所があります。 テキストは span、p、div等の要素でラップして、それらの「margin」で配置を調整するのが理想でしょう。 しかし、コードをコンパクトにしたいので、「空白文字」で配置を調節する事があるわけです。

 

ところが、「空白文字」は html内で扱いが不安定な場合があり、今回はその例ではと思われます。

 

下の例は Chromeの表示で、問題がない正常な状態(表題部)です。

 

 

 

下は Firefoxでの表示で、謎の行折れが生じていました。

 

 

 

この表題部は「SVG画像」と「 いいねされた記事」を並べ、全角空白文字の「 」で、画像とテキストの間隔を調節しています。 しかし、テキスト部の表示幅に制限はないのに、「事」の文字が改行されています。 下は検証のために文字数を増した状態ですが、やはり1文字だけ改行で送られています。

 

 

 

テキストが収まる幅が「全角空白」を除いて計算され、そこに「全角空白を足したテキスト」を収めた結果、行溢れをした様に思えます。

 

この「SVG画像」+「テキスト」のラップ要素に「white-space: nowrap」を指定して、これは改善できます。「全角空白」を使った似た状態で問題が生じない箇所もあり、「Tampermonkey」か「Firefox」か、どちらに原因があるのか不明です。

 

 

 

Firefox対応の修正をしたツールの一覧 

以下のツールは、Chrome / Edge では問題がありませんでしたが、Firefox上で上記のデザイン上の問題があり、Firefox対応修復の更新を行いました。

 

◎「」デザイン崩れが大きく更新が必須のツール

◎「▩」デザイン崩れが大きなツール

◎ デザイン崩れが軽微なツール(マークなし)は、未修正でも使用ができます。

 

〔この表の更新は 2023.01.08 です〕

 

ツール名 / 更新コードのリンク 更新済ver   纏めPage
Bad Iine Mute  3.8 (4)
Blog Table ⭐  3.0   (2)
BQuote Sign ⭐  0.8 (2)
       
Comment Beautify  0.8 (4)
Comment C-O  1.5 (4)
Comment C-O With CSS  1.6 (4)
CoverImg Checker  0.9 (7)
       
Draw The Line ⭐  0.7   (2)
       
Elements Palette ⭐  4.3   (2)
Every Page Map 💢  3.4 (7)
Every Page Opener 💢  2.9 (7)
Every Page Snap 💢  2.9 (7)
       
Fixed Format Palette ⭐  6.2   (2)
Follow Feed Checker  1.9 (5)
       
SVG Repair ⭐  0.5 (3)