「だめんず部下攻略レシピ」 -3ページ目

部下の変化を見逃すな!!

遅刻が改善した部下・・・


遅刻がなくなったのは言うまでもありませんが、
実は他にも色々と変化がありました。


これまでは、視点が変えられなかったことで
チームへの関心が低いとか、空気が読めないとか思われていたため
自分が原因となっていることでも知らんぷりしていました。


例えば上司から、
『次の施策期間に成果を上げることはもちろんですが、
メンバーの中に出退勤のルールが守られていない人が一人でもいれば
成果から減点します。』といったような通達があると
チームメンバーは彼女をジロっとみたりにらみつけたりすることがあります。


そんなときに以前の彼女は、「どうしたの?」といった風に
まるで他人事のように聞いていたのです。
わざとそんな態度をとっているのではありません。


そしてそんな反応の部下を見て、上司は更に
「わかってない、空気読めない奴」と決めつけていたようです。


しかし、その反応にも変化がありました。\(^o^)/


今回、同様の通達があった時に、
メンバーの数人が「おまえだよ!」と言わんばかりにジロっと見たそうです。


その視線を感じた瞬間、例の彼女が取った行動が、
首をすくめて、視線を下に落としたのです。


そう、言語にして「あなたのことですよ」伝えなくとも
自分が周囲に迷惑をかけているのかもしれないことを
感じとったのです。



表情や空気を読める人からすれば
「え、それってすごいこと?当たり前でしょ!」と言いそうですが、
今回のように言語表現以外のものを汲み取る力が少ない部下としてはすごい変化なのです。


その変化を上司は見逃していませんでした。


そして、その後部下(彼女)に声をかけました。
「今度は一緒に減点なしで頑張ろうね」


彼女の力が最大に高まり
目標にまっしぐらに取り組めました。
そして、チームメンバーからの信頼も取り戻しつつあります。


彼女は意識して反応を変えたのではなく、
周囲への意識や気づく力が変わったのです。



これは行動変容を強化するだけでは得られないことですし、
部下を育てるには、この変化を見逃さず、
すかさずフィードバックすることが重要です。



指導しっ放し、叱りっぱなしにしていては部下は育ちませんよ

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部下に目を配り変化に気づくこと

そしてそれをフィードバックし次のステップアップに力を添える
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後日彼女に尋ねてみました。



いままで、周囲から視線が集まっていたことには気づいていたそうですが、
上司からの通達事項は、単なる注意事項として受け取るので、
自分の行動と照らし合わせることが無かったそうです。(彼女談)


改めて、自分と違うプロファイルを持つ人の思考や
感じ方の違いを知った瞬間でした。


4月30日(木)ワークショップを行います。
自分と他者の違いや感じ方を深めたい方には
ピッタリなワークショップです。

 

ココロも体も自分の癖と影響を知り
ニュートラルに戻す方法が手に入りますよ。

〇 ワークショップ詳細

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日時:2015430日(木)930~14001300~1400軽食会 中座自由)
会場:JR尼崎駅から徒歩5分(詳細はお申し込みの方にご連絡します) 
参加費:16,200 
(早割特典)4/15()2359までにお申し込みの方は10800円(税込)
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自分の体やココロの状態や癖を客観的に観て知ること、

セルフケアを手に入れることで

老廃物もストレスも溜まりにくい体になります。

 

いずれも簡単に再現できる内容ですので、

学んだことを実践し習慣化するには最適なプログラムです。

さあ、あなたもココロと体のリペア法を手に入れましょう。



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<タイムテーブル>

・受付 9:20 ・ワークショップ開始 9:3010:40 天野愛巳

・「ストレスの原因は目の前の出来事ではない!」

 あなたの捉え方を知って“ストレスレス”を手に入れる

 あの人がわからない!信じられない!がなくなるミラクルカードワーク

10:5012:30  秋元 恵久巳

・あなたの体が〇〇になった原因と影響を知る

緊張とアンバランスを取り除く頭と手のセルフケア

・~13:00 Q&A、お知らせ

・~14:00 軽食会(中座自由)

 *個人的な相談を2人の講師から受けられます。

お問い合わせ、申し込みおまちしております(#^^#)


 

この一言が、変わるきっかけだぁ~~

なぜ「遅刻改善」につながったか?の続き

部下の視点を変える問いかけをする。
「皆が揃っている時間に、まだ来ていないあなたの席をみて、上司はどんな気持ちになるだろう?」

「隣に座っている同僚たちは?」

「全員揃っていないチームに対して、その上の上司はどんな声掛けをするかな?」


ついつい咎めるような言い方をしてしまいがちなのをグッと堪えて、
相手を尊重しながら、考えを促すように静かに問いかける。

いくつかの言葉をポロポロと話しだした。


その後、少し間をおいて、
「周囲にこんなにも迷惑をかけていたのか気づきました。
遅刻は事実だし、叱られて仕方ないし、自分が罰を受けることはわかっていたし、了承していた。
でも、私が遅刻することで周囲(上司やチーム)に迷惑をかけていたとは考えたことはなかった。迷惑をかけていたんですね。チーム全体の評価を下げていたかもしれないと思うと、合わす顔がありません。」



非常に困惑した声、表情で話してくれました。

自分のとった行為、行動を客観視したことで、周囲の人の気持ちを考えたり、影響に気づきがあったようです。
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「自分が罰を受けて、謝れば済むことではないんですね」
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この言葉が、彼女の行動を次々と変えるきっかけとなりました。
この言葉をきっかけに彼女はどんどん変化し始めました。

変化の様子は次回に(#^^#)

「諦めなければ必ず人は育つ!」

部下の『遅刻改善』テクニック公開!

昨日の変化した部下
なぜ「遅刻改善」につながったのか?


お問い合わせをいただいたので
テクニックを公開しちゃいます。
まずは序章です。


それは、...
『行動の指示・改善要求』から
『考え方・あり方』の見直しを図ったからです。

一般的指導は、望ましい行動への命令をしがちです。

 
例えば、
「早く起きなさい!」
「目覚ましを二つかければ?」
「10分早く家を出ればいいでしょ!!」


これって早く起きられない人の理由は汲み取れていませんし、
その人の気分や感情は無視しています。


そもそも、遅刻している部下の気持ちを汲み取る必要があるのか?
という声が聞こえそうですが、


そう思っている以上、あなたはずっと部下に注意し続け、
改善されないことにイライラし続けることになります。

それが良いならそうすればいいと思います。

でも改善して欲しいと本当に思うなら
違う方法を試してみるのをお勧めです。

まずは、遅刻している事実を客観視する。
一緒に、部下の視点で立ち、観る、感じることから始めます。

自分(部下)が10分遅刻していることで何が起きているか?

周囲(チーム、職場、上司、会社全体)と
視点を移しながら想像させ言語化させる。

自分の気持ち
上司の気持ち
周囲の気持ちと
共感するだけです。
判定してはいけません。

決してジャッジメントと感じない言い方や相づちをせずに受け止める
(これが難しいかもしれません)

相手が叱られていると感じた時点で部下のココロは閉ざされます。

 
静かに、穏やかに、寄り添って・・・話を聴く。耳を傾ける。


気付きがあれば、「そう感じるんだね」「そっかぁ」とかの相づちで受け止める。


これは部下だけでなく、子供にも使えますよ。

相手の心の底を一緒に観ることができます。

やってみてくださいね