長く長くふたりの時間を共有し、激烈な愛情と同じほどの憎悪とを感じながらも、相手の人柄や身体の隅々やこの世に存在する背景など、様々なものを愛したが、ある日突然別れてしまうことが人生にはあるだろう。
そんな経験も無く日々を生き貫いている人も多いかも知れないが、それはそれで何ら人格形成にも日常生活にも問題は無い。
我が子がこの世に存在している精神的巨大な負荷を感じる必要も無く生きていけることと同様に、恋愛なんてもので神経を擦り減らし、心を彷徨わせる必要なんて、無くても人生に何の支障も無いだろう。
だがそれらを経験し、抱え続けながら生きていくことは、年月の経過を経て振り返ってみると、何だか懐かしくて何とも言えない気持ちになったりする。
今日は朝からちょっと嬉しいことがあった。
仏陀はその教えの中で「自分が自分のものでないのに、どうして我が子を自分のものと言えようか」と説いている。
仏陀は、あらゆるものへの執着を解き放てと説いているが、我が子への執着をも持つなと言っている。
実際、子を持つ親としては非常に難しいことだとは思うが、そうならないといけないのだろう。
今日は次男のことで少しホッとするようなことが分かったから、これから嬉し飲み(笑)