M・A展「ルイ16世戴冠式 王の誓い 1775年6月11日」 | - ライフメソッドアドバイザー 山下純子 Times -

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潜在意識の活性化で健康・人間関係・仕事・経済が大きく拓けます。

 

六本木森美術館

2016年10月25日~2017年2月26日迄。

 

マリー・アントワネット展 (M・A展)

http://www.ntv.co.jp/marie/

 

「ルイ16世戴冠式 王の誓い 1775年6月11日」

 

1776年

ペン 灰色のインク

褐色の淡彩のハイライト

黒チョーク クリーム色の紙

37.3×49.7㎝

 

image

 

これはルイ16世の戴冠式の様子です。

 

実際の絵は

とても素敵な素敵な額の中におさまっているんですよ。

皆さんにおみせしたいくらいです。

特別展に足を運ばれる方は

額縁もご覧下さいね。

 

さて、1774年の事

ルイ15世は天然痘に罹患し、

あっと言う間に崩御してしまいます。

(罹患=りかん:病気にかかること)

文献によりますと、約2週間ほどで亡くなったと書かれているものもあります。

 

時にフランスは大国です。

オーギュストは20歳にも満たずに国王となり

あまりの重圧に戴冠式で震えたとも。

彼が国王となり最初に発した言葉は

「神よ守り給え、国を治めるには我々は若すぎるのだから!」

 

フランス伝統の戴冠式では

女性は1階には居られないのです。

ですから

アントワネット妃は2階席から彼を観ていた事でしょう。

夫の立派な姿に涙したとも言われています。

 

 

この絵は紙に描かれています。

242年前の物です。

 

紙とは凄いと私はいつも思います。

エジプトのものなど

紙に描かれたもので

数千年前のものがしっかり残っていますものね。

 

平安時代は

ご存じ「鳴くよウグイス平安京」

と皆様が覚えた通り794年から始まり390年続きました。

現在から1313年前です。

紙に書かれた美しい文字の平安時代の手紙が

現在も数多く残り美術館などで観る事ができます。

屏風や扇子などもそうですね。

紙って本当に凄いです。

しっかり残っていますもの。

これがDVDなどのディスクだったら

1000年後も存在しているかと考えると

私にはとてもそうは思えません。

 

この戴冠式の紙に描かれた絵も

これから先、何百年も残って欲しいと私は心から思います。

 

まるで

昨日に描かれた如く美しい絵です。

機会がございます方は

是非実物をしっかりご覧下さいね。

 

 

それでは、又、

明日のマリー・アントワネット展ブログでお目に掛かりましょう。

 

私の解説付きで特別展をご覧になられたい方は

お早めに御申し込み下さいね。

2月26日迄です。

 

 

ライフメソッドアドバイザー 山下純子

 

旗 「マリー・アントワネット展」鑑賞付き個人セッション  

  (2016年10月25日~2017年2月26日迄)

  *お二人様コースあります。