■2019年1月 センター試験後追加記事 国公立2次出願、併願私大選びの注意点 2019

2018年1月 センター試験後 追加記事 国公立大2次出願、併願私立大学 選びの注意点

 

2016年1月16日 センター試験の当日、中央線沿線のさる場所※1で、お昼ご飯と等価交換で、首都圏国公立大学1年 Zくんに2015年の受験経験をもとに、話を聞きました(以下、Pは筆者。むろん、再構成版です)。
センター試験後の過ごし方
Z:去年の今頃は、『2度とこの試験は受けたくない』と思いながら問題を解いてましたよ。
P:あと、願書を出して、2次試験に向けて勉強があるわけだけど、まず前期・後期の志望校について。そもそも自己採点が正確でないと、合否判定が狂ってくるわけだよね
Z:実は、3科目で合計+5、-4 くらいの誤差(得点調整分のぞく)があって、単純なプラマイは1ですが、2次のセンター試験の科目配点次第では、けっこう足を引っ張る要因になったかも? と、今になってひやりとします。
P:センター試験で問題をときながらの、メモだから、けっこうきついよね。→自己採点(メモ)に自信がない人は、まず、それを塾・学校に伝えてから相談しましょう。
合否判定システムが使えるようになるまでの数日はどうしたの?
Z:翌日、高校に行って、先生からは、第一志望ほかの過去問を解くようにすすめられたので、まず数学を解いてみたら、なにこれ? 難しい、計算きつい!! と思いましたよ。
P:それが、1か月で合格点がとれるくらいには伸びるんだよね~。不思議なんだけど。志望校の過去問以外に問題集は何かやったの?
Z:先生にあわてて聞いたら、「学校配布の○○で十分。解説をよく読むプラス解答が、記述式の模範解答でもあるから、書き方をまねる=記述式で点の取れる書き方も身に着けるように」ということでした。

★志望校選択プラス電通大・大くくり入試について
P:2015年のことを聞いてもしょうがないので、2016年の首都大、電通大、農工大のデータを見ながら、この3校で迷う、受験生目線で見てもらいたいんだけど。
その前に、大きく変わった電通大の入試方式について。
当ブログで、「類別募集」についても書いたんだけど、さらに、今年の電通大入試は、大くくり(3類合同募集)が、前期のみ370名。あとは、1,2,3類(文字化け防止のためアラビア数字)が、
 1類(情報系)→前期97、後期76
 2類(融合系)→前期114、後期89
 3類(理工系)→前期109、後期85
という内訳。配点も下図(※2)のように、前期で数学重視・理科重視が選べる。
もしZくんなら、どうした?
Z:僕は志望学科まで決めていたので、前期の「3類合同」は逆に受けなかったけど、逆に、ばくぜんと工学系という人は、「3類合同」も考えてよいのでは?
あと、後期は、センターの数学で少し失敗したけれど、記述式(模試)の数学は、物理より良かったというケースだったら、選ぶかも。

配点と出題
P:電通大と、農工大前期は、理科2科目選択だけど、首都大後期は、学科によっては「数学のみ」だから、どれを選ぶか? ここでも迷うかな?
Z:首都大(工学系)、電通大、農工大クラスを受ける人で、数学・物理が不得意というのは考えられないし、問題も、過去問を年代順にとくと、ある年で突然、出題傾向が変わった年があって、そうなると、「もう運だな」と、僕の場合は割り切って、数物の配点はあまり気にせずに、決断しました。逆に、英語も得意という人は、英語の配点が多いか? 気にしても良いかも?
P:数学・物理対策は、過去問に出た分野をメインにしつつ、先生おすすめの問題集の範囲ををひととおりやるという感じかしらん?
Z:やや苦手だった確率とかを、少しまとめてやるとか、どこをどれだけやるか? は最後は自分の判断で、あとはとにかく、2次試験までの約1か月は、「立てこもり?」状態で勉強しましたね。これも、センター試験を受けて、とにかく2度とこの会場には来たくない!! と思ったおかげですね。

合否判定システムと、定員
P:まあ、予想得点は、あくまでも、記述模試データがベースだけど、合否判定システムで、A~E判定は出てくるでしょ。Zくんはどの程度参考にした? 2014年10月のZくんの模試データだと、首都大後期の某学科の定員が1桁!! 農工大も後期の化学で11人とか、12人の定員でしょ。これだけ人数が少ないと、ぶれが大きいと思うんだけど。
Z:ぼくもセンター試験後、少なくても前期・後期併せて10パターン以上、調べているので、ぼくより予想点が上の人が、最終的に、本当にここを志望するか? が読めなくて、そこは困りましたね。
P:定員10人の場合、倍率は気にせず(下に何人いるかは関係ない)、最終得点で、Zくんの上にくる人間が9人いるかどうか? の勝負だからね。
あと、電通大とか、前の年のその学科の「合格最低点」データを出しているところは、過去問を見て、自分が前年だったら、その合格最低点をとれたか? 検討してもいいと思うけど?
Z:ただ、その過去問を実質やり始めるのが、1か月前で、その時点での得点はぼろぼろですよ!! 伸びしろは自分では判断できなかったので、 僕は塾と、高校の担任に相談して、第一志望C判定、第二志望B判定のところ(幸い希望の範囲内)にしたんで、まあ常識的な選択に落ち着きました。
あと、後期に関しては、知り合いが受けた会場は、人数がほぼ半分になっていたそうで。確かに前期で合格すると、後期は受験しないし、難関私立合格者で、戦意が落ちている人もいるわけで、後期の志望校選びは、この辺の不確定要素も計算すると、強気にして良いか? これも迷いますね~。

P:【現時点でのまとめ】当ブログは、これから中学~現・高二生むけに「国公立大学工学系をめざす戦略」を書く予定で、「不確定要素を考えながらの決断」というのは、引き続きテーマにしたい。そんな余裕はない、現高3生の「作戦」レベルでの相談は、やはり塾・学校へーーー。

 

 

 

 

 

※1 1年前の春先より、ちょっとふっくらしているZくんの希望で、O定食屋
※2 受験生の利便性を考えて 下記よりhttp://www.uec.ac.jp/admission/ie/exam_select.html

 

 

 


※その2 静岡大・山口大 を追加(2016年12月)
http://ameblo.jp/pernas/entry-12231860512.html

今年度受験生のみなさんは、センター試験が終わるとすぐ、大手予備校の合格評価システム(下記は、河合塾 バンザイシステム)
    http://www.keinet.ne.jp/center/
などを参考に、前期・後期の出願先を決めることになりますね。

 センター試験の結果によっては、「より現実的な選択」をする場合もでてくると思います。

機械・電気・情報・化学などはたいていの国公立工学系学部にありますので、筆者としては、当ブログ記事
工学部Zくん 工学系の6年間は4+2
で書いたように、学部4年間の後、大学院も視野に入れると、とくに後期では、確実に合格をねらう戦術もありかな? と思います。
当ブログでたびたび話題にしているように、工学系では、「留年」のリスクもあるためです。下記 東工大のデータ
  http://www.eduplan.titech.ac.jp/w/pdf/4-17_gakuseisotugyouritu-g(H27).pdf
では、情報学科で約2割が、4年間では卒業できていません。

ただ、航空・宇宙工学については、「航空」や「宇宙」が名前につく大学があまり多くない
http://matome.naver.jp/odai/2141012719882525201(α)
ので、選択に迷う受験生がけっこういるのでは? 

しかし、、「航空」や「宇宙」が学科名にはなくても、関連分野を学べる国立大学は意外とありました。
国立大学54工学部系学部ホームページ」※1 の「学校検索」で
  キーワード 航空→14学部
  キーワード 宇宙→20学部
  キーワード 衛星→11学部
などです。
 農工大ですと、このあたりの学科ですね。大学院になりますが、JAXAの研究員(現在は4人)が、客員教授として講座をもたれています。
 さらに、秋田大学理工学部システムデザイン工学科創造生産工学コース
のように、名前だけでは? ですが、その実体は、コースのホームページに、ロケット、宇宙工学、缶サットなどの言葉が舞い踊る、「隠れ宇宙工学コース」もあります。※2 
ただし、このコースは、25人の少人数教育なのは良いのですが、募集は前期12名、後期7名(しかも面接あり)なので、入試情報などよく確認して、ご検討ください。
ほかの大学についても、検索して表示された大学のリンクをみると、たとえば愛媛大
  http://www.mirai-kougaku.jp/search/school.php?schid=44
で、「理工学研究科の粟木久光教授,黄木景二教授,杉田聡司氏らが参加するASTRO-H搭載用軟X線望遠鏡の開発チームがNASAゴダード研究所の「Group Achievement Award」を受賞」などのニュースが見られたりしますので、まずは地元の大学で関連分野が学べないか? とくに首都圏以外の受験生の方は、出願までの限られた時間の中ではありますが、探してみてください。※3

※1 「東京大学、京都大学など旧帝国大学と東京工業大学及び筑波大学を除く、都道府県を代表する国立大学工学系学部(54学部)」の、情報が得られます。
公立大学は含まれていませんが、上記αのページで、首都大や高知工科大学が紹介されています。
※2 コース紹介から引用:「秋田県はロケット打上発祥の地であり,宇宙関連施設や全国的な宇宙教育イベントの継続開催実績等を踏まえ,観測用小型ハイブリッドロケットや超小型人工衛星の開発研究等,宇宙工学関連の教育研究を積極的に行っていることも大きな特色です。」
※3 ちなみに、本記事に関連して、「銀河連邦」ネタもみつけたので、いずれJAXAがらみの別記事で紹介予定(2016年12月 公約? を実行 ↓)
http://ameblo.jp/pernas/entry-12233021098.html


2016

●RAY
2015年大晦日の紅白、ピンポイントで、BUMP OF CHIKENの「RAY」ライブ映像を観ました。
※以下、歌詞引用については注1
『理想で作った道を 現実が塗り替えてゆくよ』 (2014)
この歌と、昨年とある結婚式で聞いたチューリップの「青春の影」の
『君の元へ続く長い一本道は いつも僕を勇気づける』(1974)
には、40年の隔たりがありまして、その途中に、スピッツの「チェリー」
『曲がりくねった道を行く きっと想像した以上に騒がしい未来が 僕を待ってる』(1996)
をはさむと、
  一本道→曲がりくねった道→道そのものが変わる
と、進路・仕事や恋愛・結婚など人生の既定路線が、だんだんと揺らいできた感じが、歌詞によく反映されていますね。

●IBMのカレンダー
 2016年カレンダーは、IBMがクライアントに配った千住博作品カレンダーを、当ブログ常連Yさんからもらいました。
 1月は「Waterfall 2007(瀧:たき)」(↓ 参考ページ)
  http://www.senju-museum.jp/
この「瀧」自体が、絵画として切り取られた「理想の姿」を、現実の瀑布が、刻々と塗り替えている存在です。注2
 さらに言えば、IBMは、1911年創業。1980年代までは、コンピュータ業界(ハードウェア)の巨人(IBMと7人の小人)といわれましたが、1990年代半ばから、事業をコンピュータソフト・サービスにシフトしました。そして、2000年以降、「コグニティブ・コンピュータ」ワトソンの開発をすすめ、今後、いろいろな形で、日本の製品・サービスに関わってくる見込みです。
  http://www-06.ibm.com/jp/press/2015/02/1002.html
ワトソンは、IBMの説明
 http://www-06.ibm.com/jp/press/2015/02/1002.html
によると、これまでのノイマン型コンピュータとは異なり、人間の脳(シナプス結合等)を模倣し、経験を通して自ら学習する(これがコグニティブ)、次世代型のコンピュータだと言います。注3
 データの流れの処理自体でにより、自らの姿を刻々変えていくあたりが、「瀧」と通ずるように、筆者は思います。

●新宝島を目指す戦略
 現在、当ブログでは、中高生が大学の工学部をめざす上での「戦略」を、主な話題にしていますが、実はこれは、今後、AI(に類する技術)を仕事上の競争相手にするか? 相棒にするか? という、自分自身への問いかけとも深い関わりがあります。
 トリは、サカナクションの「新宝島」
『それでも君を連れて行くよ 揺れたり震えたりした線で』(2015)
で、2016年 あけましておめでとうございます。

注1:歌詞の常識的な引用については、2013年11月から、アメーバブログでは問題なかったんですね
注2:筆者のイメージでは 瀑布(ナイアガラとかですね)>高さのある瀧>滝(Cascade?)
注3:年末の30日 読売新聞に「AI芸術の著作権」に関する記事が出ていて、はこだて未来大松原仁教授らのAI小説も紹介されていました。その松原先生の、
  http://wired.jp/2015/12/29/ai-novel/
は、「2016年、ヒトに勝つ人工知能を生み出したいなら読むべきSF小説8冊(選:松原仁)」。当ブログは、真逆の「人工知能にできないことができる人材づくり(大学教育)」についてを、2016年のテーマにしていますので、さて、松原先生おすすめのSFを読むべきか、読まざるべきか?
ちなみに、はこだて未来大と、東工大は、またいずれ、次々世代コンピュータの話題で、取り上げざるをえないでしょうね。
 
(イラスト提供)
http://nenga.post-code.jp/sozai/?c=00046&y=2016
(参考ページ)


、「クリスマスまでは夜の本気ダンスで」※1 という記事を書いたら、なんかあっという間に、クリスマスが通り過ぎていきました。
イブの日は「starrrrrrr feat. GEROCK / [Champagne] 」で、あとお正月までは、AIさんの歌の「ハピネス」か、吉井和哉(元イエモン)の「さらばシベリア鉄道」を聴いて過ごそうと思ってます。

「さらばシベリア鉄道」の方は、涙さえも氷りつく、休日出勤日用ですね・・・

当ブログ常連の、工学部Zくんも、短い冬休み中に、レポート3つ(いずれも教養科目)と、数学・物理のプリント(宿題)を抱えているそうです。
ただし、教養科目ですと、「○○学」に関係する事柄に関して、テーマを決めて自由に書け という出題が多いので、これをどうやって、最大限にZくんのサブカル世界観に引き寄せたテーマにするかで、悩んでいるそうです。

筆者も以前、当ブログの「すぐに役立つことは すぐに役立たなくなる」で、Sさんから、経済学は岩井克人先生の「経済学の宇宙」と、経営学は野中郁次郎先生ほかの共著「失敗の本質―日本軍の組織論的研究 」の読破を宿題? にされていましたが、年度末(2016年3月)までに、岩井先生の本さえ読了できるか ??????  な状態ですので、ひとまず、野中先生ご自身による御まとめ記事の紹介
  http://president.jp/articles/-/16050
および、経営学については「失敗の本質ー鋼の錬金術師におけるアメストリス国軍・中央司令部の組織論的考察」をレポートネタとして提供※2  してSさんには勘弁してもらいまして、ハピネスなお正月を迎えたいと思っています。

ちなみに、2016年の当ブログのテーマは、大きく言えば「AI(人工知能)にできないこと」(1、例2)にする予定です。

※フリー写真提供 https://www.pakutaso.com/20151223359post-6511.html
※1 夜の本気ダンス出演イベントのLIVE映像が、2016年1月28日まで、GYAOで観られます。
イベントについては、ジャパネク(JAPAN’S NEXT)のHP
※2 このテーマでレポートを提出する学生には度胸が、採点する先生には度量の広さがいりますけどね

前の記事(工学系の6年間)で、触れたように東工大※1 は、これまで、学部(学士課程)が3学部・23学科、大学院が6研究科・45専攻あったのを、2016年4月からは、6学院・19系へ再編すると発表しました。http://www.titech.ac.jp/education/reform/point/system.html

類は友を呼ぶ?
今回の再編で、新名称(学院・系)になったり、逆に「類」という名前は変わらなかったりでわかりにくいので、文章末に、「付録:東工大新語の基礎知識」を付けました。表記についても書いています。
本記事では、来春(2016年)の受験生を対象に、学部(学士課程)の、3学部・23学科から19系への再編と、2016年度入試の「類別募集」への影響について、見て行きます。※2、※3 

受験生目線で「行き先」はわかりやすいか?
結論を先に言えば、「大学入試への影響は、当ブログで言う”戦略レベル”、つまり、すでに、受けたい旧学科が決まっている人には、あまり影響はない---というか、ないように配慮されている」。※2

大まかに言うと、A類→A学科 のA学科が、B系へ移った場合、A類からB系へも進めるようになっています。
末尾の図※4 を見るとわかりますが、3学部のうち理学部(旧1類)と、生命理工学部(旧7類)は、大体スライド。
情報科学科が”情報理工学院”に移って「数理・計算科学系」に名前が変わりましたが、これも1類から進系できます。
工学部は、工学院、物質理工学院、情報理工学院、環境社会理工学院へ分かれましたが、旧学科の志望者が、どの類を志望すればよいか? という観点でみると、  
 新2類⇒材料系  
 新3類⇒応用化学系  
 新5類⇒システム制御、電気電子、情報通信、情報工学系  
 新6類⇒建築学系、土木環境工学系、融合理工学系(※後述)
は、旧学科名と同じような名前の「系」に行けますので、あまり迷わないと思います。  
 新4類⇒旧4類の機械宇宙学科の「宇宙」の名称が、コース名にもないので、不安になりますが、   http://www.titech.ac.jp/education/reform/point/pdf/engineering/engineering_m_01_01_02.pdf
によれば、修士の「機械コース」の中に「宇宙」「流体力学」などが入っていますので、航空宇宙関連および”鳥人間”予備軍? は、4類志望でとくに問題はないでしょう。
「航空宇宙工学」については、今後、別に記事にする予定です。 
国際開発工学科は、環境・社会工学院の「融合理工学系」(後述)の修士に、「地球環境共創コース」があって、国際開発関連の科目も学べます。
新4類、6類から、この「融合理工学系」に進めます。 
また、工学院「経営工学系」は新3類、4類から、進系できます。

環境・社会理工学院の「融合理工学系」  
 http://admissions.titech.ac.jp/school/group/group6.html
によれば、「融合理工学系では、地球・都市の異常気象、国際開発や環境の政策・計画、天然・再生資源を活用した環境浄化やリサイクル、国際ロジスティクス、プロジェクト・マネジメント、デザインとエンジニアリングの融合、コミュニケ-ション技術やその言語学・社会学の側面、原子力利用と社会等を対象に問題解決志向の研究」をするそうです。
当ブログでご紹介した「イカスミ・太陽電池のコラボ」もそうですが、増殖する新ジャンルを系として、大きくひとつにまとめた感じです。
はじめから、この系を目当てに入学というよりは、1年次の学修で、興味がわいたら進む(4・6類から進系できます)感じでしょうか?  
上記ページ内の写真をみると、武蔵野美大との合同ワークショップもあるようですね。

学内競争は避けられない
東工大の新類から系に進むのは、2年次です。
旧類でも、成績順に希望する学科に振り分けられましたが、新類については、下記PDF(一般選抜学生募集要項)  http://admissions.titech.ac.jp/admission/college/pdf/h28_guidelines_1678450.pdf
のページ番号2に、系ごとの、受け入れ可能予定人数(これが最大値)を書いています。
たとえばシステム制御系では4類28人、5類20人(これも最大値)など、類別に決められています。
そして、進系については、2015年までとは、表現が若干違いますが「系の受け入れ可能予定人数を勘案し、学生の志望及び、1年目の学業成績により決定」とありました。 
たとえば、新1類に入った185人のうち、仮に、「地球惑星科学系」の志望者が40名の場合、受け入れ可能人数は「最大32名」なので、結局は1年次の成績上位から最大32名が希望どおり進系できて、残りの学生は受け入れに余裕がある、別系に行かざるをえません。
当ブログの別記事「類別募集は選べるけれど選ばれる」にも書いたように、学科等よりもくくりが広い「類」で入学者を募集すると、受験時には何を勉強したいか漠然としていた学生でも、1、2年勉強してから「系」(他大学だと別の呼び方)を選べるメリットはありますが、反面で、いざ「○○に行きたい」と思っても、成績によっては、希望どおりに進めません。
このようなリスクについては、ちょうど、当ブログ記事の「オンファロスへと向かうゼウスの黒い鷲プロジェクト」の続編として、ドローンやAquilaもまじえて、「航空宇宙工学の学べる国公立大」について書く予定です(たぶん、お正月すぎですが)。

あと隠れ文系としての東工大 については、1年ごしで記事にしました(2016/11)。
隠れ理系としての一橋大学など、書きたいテーマはまだありますが….

●付録:東工大「新用語」の基礎知識
・類(るい)→当ブログの他の記事で紹介した、東大や電通大の募集単位としての「類」とは、くくり方が異なります。本記事では、2015年以前の東京工業大学・類と、2016年の「類」のくくり方の相違を検討しています。
・学院(がくいん)→学部と大学院を統一した名称だそうです。ただし、前の記事(工学系の6年間)で、触れたように、学士課程(4年)と修士課程(2年)の間には、院試(大学院入学試験)があります。その際、系の変更等もできるので、大学院の45専攻の再編については、今回ふれていません。
・系(けい)→学科に代わるあらたなくくり。
・ナンバリング→前の記事(工学系の6年間)で触れています。本家・東工大の用語解説ページによれば、「授業科目に適切な番号を付し分類することで、学修の段階や順序等を表し、教育課程の体系制を明示する仕組み」だそうです。この、本家のページには、チューニングとか、他の用語も並んでいますが、当ブログご意見番Sさんによれば、「大学教育関係者向け(玄人向け)」とのことですので、一般の方向けとして、この付録を付けたわけです。
・表記について→本記事で「~学部」「~学科」と書いているのは、「2015年入試までの学部・学科」を指します。「系」は2016年以降のくくりということで、区別できますが、名前が同じでまぎらわしいときは、新・旧を付けました。また、「年次」は、他の大学でも一般的な、大学1年、2年を使っています。


※1 東工大のシンボルマークは”つばめ”。
今回のつばめのヒナのイラストは、東工大教授目線での、学部4年生くらいですか。 大学受験生のみなさんは、そもそもどの巣(類)に卵を入れてもらえるか? という状況でしょうか? かくいう筆者も、上司から見ると、十"羽"ひとからげのこんな感じだと思います。
フリーイラスト提供:http://www.wanpug.com/illust262.html
※2 当ブログでは、一貫して「戦略」レベルでの、工学系大学/学部/学科選択の「考え方」について書いてきました。偏差値など、受験の「作戦」レベルに関しては、高校や塾・予備校にご相談ください。
※3 本記事中の「類」は、下記、「類は友を呼ぶ」ページ記載の「東工大2016年4月~の類」を指します)              http://admissions.titech.ac.jp/school/
※4 受験生の利便性を考えて、
  http://www.titech.ac.jp/education/reform/point/system.html
から、図の一部を転載しています。