過剰な期待・・・ | 美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

美容皮膚科医の日常ーペルラクリニック神宮前院長 本田淳

一美容皮膚科医の想い

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ペルラクリニック神宮前院長
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よくあるご質問ですが、「たるみ治療器(ウルセラやサーマクール)で、ほうれい線やマリオネットラインは消えますか?」と毎日のように問われます。

 

これに関しましては、端的に否とご回答することが多いですね。

 

確かに、「医学的」というか「形態的」には改善が見られることが多いのですが、それが、お受けになる方の「期待」や「理想」というフィルターを通したときに、有意に感じられるかというと、多くの場合、否定せざるをえません。

 

お顔全体をなんとなく引き上げる・引き締めるという効果はありますが、若返りを企図するというより、アンチエイジング・予防的です(DNAレベルで云々というのは、お受けになる方にとって、いかほどの実効的意味を持つのか)。

 

たるみ治療器の意義をお感じになれるか否かは、無責任に聞こえるかもしれませんが、お受けになってみて、体感される以外にありません。

 

もちろん、事前に上記のようなお話を綿密にさせていただいた上で施術をさせていただきますが・・・

 

これだけお話ししていても、施術が終わると、すっかり忘れていらっしゃる場合も時にあります。人間というのはそういうものなのでしょうが、決して安価な治療ではないと思いますので、何卒、よくご検討ください。