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こちらはイタリア女子バレーの記事。
2024.08.12 8:44 マシュー リロージ
パリオリンピックは、観衆や当初のメディアの予想を裏切り、フランスだけでなく、イタリアにとっても、すばらしい成功となった。魔術師・ベラスコ率いる女子バレーボールの歴史的金メダルで最高潮に達したのだった。
バレーボール選手たちは、アメリカに3-0で勝利し、女子バレーボールで初となる歴史的金メダルを取った。この成功をもって、イタリアは大会合計40のメダルを取った:金12、銀13、銅15。東京2020と同じくらいの記録だが、金が2つ多い。この結果は、イタリアのスポーツ界が、国際レベルで成長し続けていることを浮き彫りにしている。
この成功は、非の打ちどころのない組織として、フランスでも認められた。高い期待と、選手村の食べ物のクオリティや、セーヌ川の水質が基準値を超えるといった問題が少しあり続けたが、大会は問題なく幕を下ろした。
【女子イタリアバレーボールの歴史的成功】
イタリアはこのオリンピックを、女子バレーボールの並外れた勝利により締めくくった。伝説的・フリオ ベラスコ率いるイタリアは、手堅い3-0(25-18、25-20、20-17)でアメリカを圧倒し、この種目初めてのオリンピック金メダルを勝ち取った。
イタリアバレーボール選手の歩調は非の打ち所なく、最初から最後までの支配は頂点に達した。疑いの余地なく、世界で最も強いチームのひとつを打ち破り、印象的な技術とメンタルの優勢を披露した。
この歴史的勝利の立役者はベラスコ。失われる危機にあったタレント軍団のメンタルを変え、再建する才能。
「我々が成したことを、自分たちで理解しなければならない。失ったのはたった1セット。オリンピックレコードだ。我々には常に”炎”と明確さがあった。決勝は最高の試合だったよ。」
オリンピック金メダルを取り、監督はこうコメントした。
「チーム、スタッフに誇りを感じるよ。コニも理想的な環境に我々を置いてくれた。全員の働きに、小さなクラブにも、捧げる勝利だ。
女子バレーボールは、女の子(girls)からすれば、男の子(boys)にとってのサッカーと同じ。この金メダルが(女子バレーボール)を押し上げることを願うよ。バレーボールをしたがっている女の子たちのためのジム(クラブ)は、十分ではないから。」
「私は、アトランタ’96でピースを欠いた。」
ベラスコは、イタリア男子と共に戦い、あと2点で決勝に敗れたのだ。
「私はそれに憑りつかれたことは一度もない。我々は2点で金メダルを失ったケタ違いにすばらしいチームだった。今回は、圧倒的勝利だった。」
「彼は、チームを結束させるのが上手かったわ。それは長年失われていたものよ。」-ナショナルチームの完璧なスター・パオラ エゴヌ。
もうひとつ記事。ベラスコ監督にフューチャーした内容です。
一文訳せませんでした。
【フリオ ベラスコ 果てしない挑戦。哲学、イラン、そしてグアルディオラからの電話】
比類なきキャリア、常に実験中であり、自分自身を試す:独特のカリスマ性を持つ男、恐るべきメンタルコーチであり、技術者。
2024.08.11 パオロ グリッリ
パリ、8月11日-人生は72歳で(再)始動する。人生において、たやすい成功を探求することなく勝者になる、とはよく言われていることだ。フリオ ベラスコは、イタリア女子バレーボールの成功に判を押す。しかし何より、彼は全世界に示している。実験し、挑戦を重ね、自分自身を何度も再定義することが、いかに重要かを。これぞまさに、カリスマが創るもの。おそらく、金メダルを想像すらしなかった人々に、その道を示す力を与えてくれる。
男子代表時代の彼は、それをただ撫でるに過ぎなかった。アトランタ1996の呪われた決勝は、誰もが覚えている。彼はあの逃した栄光には執着しなかった。もしかしたら、見ていた人々は執着したかも知れない。その間、ラプラタ出身の男は、経験を積み、新たな夢を追いかけたのだ。
国際的感覚に常に触れていた。モデナとイタリア女子代表での歓喜(成功)を終え、事実、アルゼンチン監督はいつも、はるか先を見据えていた。
スペインを牽引し、イランの監督だった。その働きは、イランが軌道に乗る手助けとなった。また、アルビセレステ(=アルゼンチン代表)のベンチにも戻り、母国で感謝を集める預言者となった。
その後、2018-2019年モデナに戻る。栄光は少なかった。技術者は、終わりに近づいていると言われ始めた。
しかし、知らなかったのだ、彼を。知らなかったのだ。その後イタリアユースチームの監督に就任していた間、彼が、新たな成功のレールを押し上げるための、強く強く堅い基盤を築き始めていたことを。
ベラスコがベンチに戻るチャンスを得た時、その時は女子のブスト アルシツィオだったが、彼はそのチャンスを逃さなかった。それからすぐにブルーコール(=代表からの電話)がかかってきた。それは必要不可欠だった。
わずか数ヶ月で監督は、大きなポテンシャルを持ったナショナルチームの、荒れ狂った感情の波を沈めたのだ。
協力者として ― いや、実際はそれ以上、はるかそれ以上の― 誠実な2人、マッシモ バルボリーニとロレンツォ ベルナルディを選出した。戦術に欠かせない柱。光を放つ3本の攻撃柱だ。
数週間経つにつれ、ベラスコのイタリアバレーは、意識と強さを得ていった。フリオのオーラに守られた、長き魔法の時間・マジカル モーメントの始まりである。
学生時代 ― 彼は哲学はほぼ修了していたが ― すでにリーダーであり、アイディアと理想のカタリストであった。彼のコンセプトでバレーボール界に革命を起こす前は、様々な仕事にも挑戦した。経験に経験を加えた。ラツィオや海外での監督も含まれる。バレーボールの第一人者としては、明らかにおかしな選択だ。
ある日、新人のグアルディオラからの電話を受けた者がいた。
「ミスター ベラスコ」 ペップは言った。
「あなたのインタビューのひとつが本当に良かった。私に、コーチングのアドバイスをくれないか?」
そして8月の猛暑の午後、それは起こった。人々が逃してきた金メダルが舞い降りたのだ。
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イタリアバレーボール界初のオリンピック金メダル!! 女子が取りましたね! Congratulazioni!!
そして監督は、ベラスコ監督。うーん、すごい。女子の監督に就任したのは知ってたけど、女子バレーは(日本の結果以外)見てなかったので、このニュースで「あーーー!」みたいな。
あれ?眼鏡がないぞ。レーシック?(余計なお世話)
リオのあとでしたっけ。引退発表があって、休暇に入って、それからイタリア男子ユースで復帰して、からの女子(シニア)代表監督へ。女子代表は2回目ですね。
ということで、百聞は一見にしかず。NHKの見逃し配信で急きょ、この決勝のフルマッチ見てみた。
うーん、おもいろい! やっぱおもしろいね、バレーボールは。男子も女子も。
男子の決勝みたいな、一方的な圧勝!っていうよりは、アメリカも良いんだけど、そこをイタリアが勝ったって感じ。ラリーが続くからかな? こう1本でバシッと決まるのではなく、お互い拾って打って拾って打って、で、最後決めるのがイタリア!みたいな。ブロックが印象的でしたね。女子は特に、男子ほどブロックが目立つイメージはないけど、それでもイタリアのブロックがピシャッと気持ちよくて、おおっ!って。
ブロードでしたっけ。センターからサイドに走りながら打つやつ。あれ今ないのかな? 見なかったな。女子全然見てないから、分かんない笑 貧乏知識なもんで。
あれ好きだったんだ。可愛くて。女子っぽくて。
女子っぽいといえば、笑顔。最後負けてしまったアメリカも、ネット越しに笑顔でパチパチ拍手していたり、涙を流しながらもハグして笑顔で称えあったり。うん、女性はやっぱ笑顔が1番輝くね。
ベラスコ監督がベルナルディコーチにどーんって抱っこしに行ったのも可愛かった笑 下りるタイミングがあれで、ちょっとおっとっとってなってたけど笑
あと表彰式の時ね。最後輪になろうって提案してたのかな?
試合中は相変わらずエンドラインのさらに裏の方に位置取り、ポーカーフェイス。タイムアウト中選手に話をする時も冷静。でも良いプレーが出た時は、しっかりイェーイ!とボディランゲージ。
メンタルの改革者とも言われるベラスコ監督。どうやって変えるんだろう? だって口で言っただけじゃあね。…ね?笑 それがカリスマ性というやつですか。
で、ここでも出てきたね。ペップ。バルサの名将。現・ユナイテッドシティーかな?
ベラスコ監督を語るに欠かせない人物。ペップが助言を求めて、今回のように電話だったり、出向いて会いに行くこともあったとか。
競技は違えど、コーチングという点で学ぶことが多いんだろうな。うーん、すごい。
ベラスコ監督にとっても、初めてのオリンピック金メダルですね。おめでとうございます!
余談ですが、このベラスコ監督の記事を読んで、嬉しいことが1コ。
6~7年前に書いたピックアップのベラスコ監督。わたしのプチ考察みたいのも書いたんだけど、それと今回の記事に書かれてることが一致してた!
「基盤を築き始めていた」というとこ。ベラスコ監督は、もちろんメンタルだったり技術だったりをもたらす中で、土台を作ることも同時にしていると、わたしは考察しました(ドヤ)
まあ半分こじつけだけども笑 でも嬉しい! 答え合わせしてるみたいで。
このピックアップ、自分が今のところ1番気に入ってるものです。よかったら。
※ニコ動なのはお気になさらずに笑
⇒【ピックアップバレーボール フリオ ベラスコ PartⅠ】
⇒【ピックアップバレーボール フリオ ベラスコ PartⅡ】
で、見逃しのスタートの映像を見てまたびっくり。コーチ陣に見覚えのある人が…ベルナルディ監督! 6~7年前、わたしが当時応援してたペルージャで、クラブ初のスクデット達成した、あの監督! あの大の字ね、覚えてますよ、もちろん!
代表のコーチになってるのはあれとして、ベラスコ監督のもとにいるって図式がもう…ドラマ? 好きな監督同士のタッグなんて、アツすぎる。それで金メダルなんてもう…漫画?
海外バレーはそんなにたくさん知ってるわけではないし、ましてや選手以外となると…。だから数少ないわたしの知ってる監督さんとかを見かけたら、おおー!ってなってしまう笑 レジェンド×レジェンドみたいな。男子のジャーニ監督×グルビッチ監督みたいな。
そしてバルボリーニ監督。こちらも名将。イタリア女子代表監督も務めてましたね。
あ、あれなんだね。ベラスコ監督がモデナ時代に、ここでもアシスタントコーチをやってるんだ。へぇー! じゃあもうベラスコイズムは、フレンチトーストのように染み染みだ!
ということで、ひさびさに見たベルナルディ監督の記事もあったので、ちょい時期ズレてるけど、後日訳します。こっちにはあのカーチキライ監督登場! アツすぎる!! 20世紀最高峰プレイヤーの共演なんてもう…映画?
あと、2021年かな。の記事で、ベラスコ監督の貴重なインタビュー記事も見つけたので、それも絶対訳す! インタビューが1番知れると思う。事実も気持ちも。
貧乏知識だけど、知識貧乏にはなりたくない。性格的に文字だけで知識を得るのがあんまし得意ではないのもあるし、何より試合を、プレーを目で見るのが1番わかるし、おもしろい。
といいつつ、間違いや訳せない文もあるけど、海外の記事を訳すのもおもしろい! マイペースに訳していきますので、よかったらまた読んでください。
Thank you for reading my blog.