記事はこちら。

こちらはイタリア女子バレーの記事。

 

2024.08.12 8:44 マシュー リロージ

 

パリオリンピックは、観衆や当初のメディアの予想を裏切り、フランスだけでなく、イタリアにとっても、すばらしい成功となった。魔術師・ベラスコ率いる女子バレーボールの歴史的金メダルで最高潮に達したのだった。

 

バレーボール選手たちは、アメリカに3-0で勝利し、女子バレーボールで初となる歴史的金メダルを取った。この成功をもって、イタリアは大会合計40のメダルを取った:金12、銀13、銅15。東京2020と同じくらいの記録だが、金が2つ多い。この結果は、イタリアのスポーツ界が、国際レベルで成長し続けていることを浮き彫りにしている。

 

この成功は、非の打ちどころのない組織として、フランスでも認められた。高い期待と、選手村の食べ物のクオリティや、セーヌ川の水質が基準値を超えるといった問題が少しあり続けたが、大会は問題なく幕を下ろした。

 

【女子イタリアバレーボールの歴史的成功】

 

イタリアはこのオリンピックを、女子バレーボールの並外れた勝利により締めくくった。伝説的・フリオ ベラスコ率いるイタリアは、手堅い3-0(25-18、25-20、20-17)でアメリカを圧倒し、この種目初めてのオリンピック金メダルを勝ち取った。

 

イタリアバレーボール選手の歩調は非の打ち所なく、最初から最後までの支配は頂点に達した。疑いの余地なく、世界で最も強いチームのひとつを打ち破り、印象的な技術とメンタルの優勢を披露した。

 

この歴史的勝利の立役者はベラスコ。失われる危機にあったタレント軍団のメンタルを変え、再建する才能。

「我々が成したことを、自分たちで理解しなければならない。失ったのはたった1セット。オリンピックレコードだ。我々には常に”炎”と明確さがあった。決勝は最高の試合だったよ。」

オリンピック金メダルを取り、監督はこうコメントした。

 

「チーム、スタッフに誇りを感じるよ。コニも理想的な環境に我々を置いてくれた。全員の働きに、小さなクラブにも、捧げる勝利だ。

女子バレーボールは、女の子(girls)からすれば、男の子(boys)にとってのサッカーと同じ。この金メダルが(女子バレーボール)を押し上げることを願うよ。バレーボールをしたがっている女の子たちのためのジム(クラブ)は、十分ではないから。」

 

「私は、アトランタ’96でピースを欠いた。」

ベラスコは、イタリア男子と共に戦い、あと2点で決勝に敗れたのだ。

「私はそれに憑りつかれたことは一度もない。我々は2点で金メダルを失ったケタ違いにすばらしいチームだった。今回は、圧倒的勝利だった。」

 

「彼は、チームを結束させるのが上手かったわ。それは長年失われていたものよ。」-ナショナルチームの完璧なスター・パオラ エゴヌ

 

 

もうひとつ記事。ベラスコ監督にフューチャーした内容です。

一文訳せませんでした。

 

【フリオ ベラスコ 果てしない挑戦。哲学、イラン、そしてグアルディオラからの電話】

 

比類なきキャリア、常に実験中であり、自分自身を試す:独特のカリスマ性を持つ男、恐るべきメンタルコーチであり、技術者。

 

2024.08.11 パオロ グリッリ

 

パリ、8月11日-人生は72歳で(再)始動する。人生において、たやすい成功を探求することなく勝者になる、とはよく言われていることだ。フリオ ベラスコは、イタリア女子バレーボールの成功に判を押す。しかし何より、彼は全世界に示している。実験し、挑戦を重ね、自分自身を何度も再定義することが、いかに重要かを。これぞまさに、カリスマが創るもの。おそらく、金メダルを想像すらしなかった人々に、その道を示す力を与えてくれる。

 

男子代表時代の彼は、それをただ撫でるに過ぎなかった。アトランタ1996の呪われた決勝は、誰もが覚えている。彼はあの逃した栄光には執着しなかった。もしかしたら、見ていた人々は執着したかも知れない。その間、ラプラタ出身の男は、経験を積み、新たな夢を追いかけたのだ。

 

国際的感覚に常に触れていた。モデナとイタリア女子代表での歓喜(成功)を終え、事実、アルゼンチン監督はいつも、はるか先を見据えていた。

スペインを牽引し、イランの監督だった。その働きは、イランが軌道に乗る手助けとなった。また、アルビセレステ(=アルゼンチン代表)のベンチにも戻り、母国で感謝を集める預言者となった。

その後、2018-2019年モデナに戻る。栄光は少なかった。技術者は、終わりに近づいていると言われ始めた。

 

しかし、知らなかったのだ、彼を。知らなかったのだ。その後イタリアユースチームの監督に就任していた間、彼が、新たな成功のレールを押し上げるための、強く強く堅い基盤を築き始めていたことを。

 

ベラスコがベンチに戻るチャンスを得た時、その時は女子のブスト アルシツィオだったが、彼はそのチャンスを逃さなかった。それからすぐにブルーコール(=代表からの電話)がかかってきた。それは必要不可欠だった。

わずか数ヶ月で監督は、大きなポテンシャルを持ったナショナルチームの、荒れ狂った感情の波を沈めたのだ。

協力者として ― いや、実際はそれ以上、はるかそれ以上の― 誠実な2人、マッシモ バルボリーニとロレンツォ ベルナルディを選出した。戦術に欠かせない柱。光を放つ3本の攻撃柱だ。

 

数週間経つにつれ、ベラスコのイタリアバレーは、意識と強さを得ていった。フリオのオーラに守られた、長き魔法の時間(とき)・マジカル モーメントの始まりである。

 

学生時代 ― 彼は哲学はほぼ修了していたが ― すでにリーダーであり、アイディアと理想のカタリストであった。彼のコンセプトでバレーボール界に革命を起こす前は、様々な仕事にも挑戦した。経験に経験を加えた。ラツィオや海外での監督も含まれる。バレーボールの第一人者としては、明らかにおかしな選択だ。

ある日、新人のグアルディオラからの電話を受けた者がいた。

「ミスター ベラスコ」 ペップは言った。

「あなたのインタビューのひとつが本当に良かった。私に、コーチングのアドバイスをくれないか?」

 

そして8月の猛暑の午後、それは起こった。人々が逃してきた金メダルが舞い降りたのだ。

 

 

 

 

イタリアバレーボール界初のオリンピック金メダル!! 女子が取りましたね! Congratulazioni!!

そして監督は、ベラスコ監督。うーん、すごい。女子の監督に就任したのは知ってたけど、女子バレーは(日本の結果以外)見てなかったので、このニュースで「あーーー!」みたいな。

あれ?眼鏡がないぞ。レーシック?(余計なお世話)

リオのあとでしたっけ。引退発表があって、休暇に入って、それからイタリア男子ユースで復帰して、からの女子(シニア)代表監督へ。女子代表は2回目ですね。

 

ということで、百聞は一見にしかず。NHKの見逃し配信で急きょ、この決勝のフルマッチ見てみた。

 

うーん、おもいろい! やっぱおもしろいね、バレーボールは。男子も女子も。

男子の決勝みたいな、一方的な圧勝!っていうよりは、アメリカも良いんだけど、そこをイタリアが勝ったって感じ。ラリーが続くからかな? こう1本でバシッと決まるのではなく、お互い拾って打って拾って打って、で、最後決めるのがイタリア!みたいな。ブロックが印象的でしたね。女子は特に、男子ほどブロックが目立つイメージはないけど、それでもイタリアのブロックがピシャッと気持ちよくて、おおっ!って。

 

ブロードでしたっけ。センターからサイドに走りながら打つやつ。あれ今ないのかな? 見なかったな。女子全然見てないから、分かんない笑 貧乏知識なもんで。

あれ好きだったんだ。可愛くて。女子っぽくて。

 

女子っぽいといえば、笑顔。最後負けてしまったアメリカも、ネット越しに笑顔でパチパチ拍手していたり、涙を流しながらもハグして笑顔で称えあったり。うん、女性はやっぱ笑顔が1番輝くね。

 

ベラスコ監督がベルナルディコーチにどーんって抱っこしに行ったのも可愛かった笑 下りるタイミングがあれで、ちょっとおっとっとってなってたけど笑

あと表彰式の時ね。最後輪になろうって提案してたのかな?

 

試合中は相変わらずエンドラインのさらに裏の方に位置取り、ポーカーフェイス。タイムアウト中選手に話をする時も冷静。でも良いプレーが出た時は、しっかりイェーイ!とボディランゲージ。

メンタルの改革者とも言われるベラスコ監督。どうやって変えるんだろう? だって口で言っただけじゃあね。…ね?笑  それがカリスマ性というやつですか。

 

で、ここでも出てきたね。ペップ。バルサの名将。現・ユナイテッドシティーかな?

ベラスコ監督を語るに欠かせない人物。ペップが助言を求めて、今回のように電話だったり、出向いて会いに行くこともあったとか。

競技は違えど、コーチングという点で学ぶことが多いんだろうな。うーん、すごい。

 

ベラスコ監督にとっても、初めてのオリンピック金メダルですね。おめでとうございます!

 

余談ですが、このベラスコ監督の記事を読んで、嬉しいことが1コ。

6~7年前に書いたピックアップのベラスコ監督。わたしのプチ考察みたいのも書いたんだけど、それと今回の記事に書かれてることが一致してた!

「基盤を築き始めていた」というとこ。ベラスコ監督は、もちろんメンタルだったり技術だったりをもたらす中で、土台を作ることも同時にしていると、わたしは考察しました(ドヤ)

まあ半分こじつけだけども笑 でも嬉しい! 答え合わせしてるみたいで。

 

このピックアップ、自分が今のところ1番気に入ってるものです。よかったら。

※ニコ動なのはお気になさらずに笑

【ピックアップバレーボール フリオ ベラスコ PartⅠ】

【ピックアップバレーボール フリオ ベラスコ PartⅡ】

 

 

で、見逃しのスタートの映像を見てまたびっくり。コーチ陣に見覚えのある人が…ベルナルディ監督! 6~7年前、わたしが当時応援してたペルージャで、クラブ初のスクデット達成した、あの監督! あの大の字ね、覚えてますよ、もちろん!

代表のコーチになってるのはあれとして、ベラスコ監督のもとにいるって図式がもう…ドラマ? 好きな監督同士のタッグなんて、アツすぎる。それで金メダルなんてもう…漫画?

海外バレーはそんなにたくさん知ってるわけではないし、ましてや選手以外となると…。だから数少ないわたしの知ってる監督さんとかを見かけたら、おおー!ってなってしまう笑 レジェンド×レジェンドみたいな。男子のジャーニ監督×グルビッチ監督みたいな。

 

そしてバルボリーニ監督。こちらも名将。イタリア女子代表監督も務めてましたね。

あ、あれなんだね。ベラスコ監督がモデナ時代に、ここでもアシスタントコーチをやってるんだ。へぇー! じゃあもうベラスコイズムは、フレンチトーストのように染み染みだ!

 

ということで、ひさびさに見たベルナルディ監督の記事もあったので、ちょい時期ズレてるけど、後日訳します。こっちにはあのカーチキライ監督登場! アツすぎる!! 20世紀最高峰プレイヤーの共演なんてもう…映画?

 

あと、2021年かな。の記事で、ベラスコ監督の貴重なインタビュー記事も見つけたので、それも絶対訳す! インタビューが1番知れると思う。事実も気持ちも。

 

貧乏知識だけど、知識貧乏にはなりたくない。性格的に文字だけで知識を得るのがあんまし得意ではないのもあるし、何より試合を、プレーを目で見るのが1番わかるし、おもしろい。

 

といいつつ、間違いや訳せない文もあるけど、海外の記事を訳すのもおもしろい! マイペースに訳していきますので、よかったらまた読んでください。

 

 

 

 

 

Thank you for reading my blog.

記事はこちら。フランスから。

 【金メダル連覇!】 2024/08/10

 

2大会連続でオリンピックタイトルを獲得し、フランス男子チームは、フランススポーツ界のレジェンド入りを果たした。決勝、狂気に包まれたAren Paris Sudで、ブルー(=フランス代表)はポーランドにチャンスを与えず、3-0(25-19、25-20、25-23)で一掃した。

 

規格外、センセーショナル、伝説的! 今週土曜日、フランス男子バレーボールチームによってパリで達成された偉業を説明するのに十分な言葉は、もはや見つからない。東京で、初の歴史的オリンピックタイトルを獲得してから3年、ブルーはAren Paris Sudのホームの観衆の前で、なんとかその冠を守った。男子バレーボール史では現時点で、USSR(1964、1968)とアメリカ(1984、1988)のみが達成している。

 

東京では、ロシアを負かすのに5セット要したが、8月10日今週の土曜日は、決勝でポーランドチームを支配するのには、3セットで十分だった。ただブルーのワンサイドマッチに見えた。アンドレア ジャーニの選手たちが、水曜日準決勝のイタリア戦でもたらしたそれに似ていた(3-0)

1年前、ヨーロッパ選手権で残念な4位に終えたブルーのイタリア人監督には、感謝を捧げなければならない。彼の目から見て、世界でベストである守備とレセプションを持つ選手たちに、ブロックとサーブだけでなく、攻撃も含めて、カギとなる試合でレベルを上げることの重要性を叩きこんだのだから。

 

この決勝は、キャプテン・ベンジャミン トニウッティの仲間たちが評価を得た。プレーを支配し、各セット相手の喉元を掴み続け(25-19、25-20、25-23)、ニコラ グルビッチのチームに2点以上の差を決して譲らなかった。(ポーランド)4に対して(フランス)9ブロック(第2セット中盤、トマス フォルナルに対しクレイジーだったパサー・アントワーヌ ブリザールの3点を含む)、4に対し8エース、恐るべきアタック効果率(56%)、ジャン パトリ(試合最多17得点、アタック14/20)、トレヴォル クレヴノ(11点)、イアルヴァン ヌガペト(8点)。

 

これに加え、エニア グレベンニコフやイアルヴァン ヌガペトのようなXXLのレセプション、世界のベストサーバー・ウィルフレド レオンは試合の最後の最後を除いて、連続サーブを入れられず。

控え選手の脅威の貢献は、3セット終盤で信じられないサーブによって、象徴された。”ブウブウ”ことクエンタン ジョフワが3エース(トータル4)、そこからスコアは18-18から23-18へ。

 

「それが僕の仕事。ここにいる理由さ。」 ミドルブロッカーは試合後、控えめにコメントした。

「白いカルテを持っていることは分かっていたから、プレッシャーは全然なかったよ。※ 特に2-0にリードしてから。第3セットで厳しい局面でさえね。

僕はただ、ボールを高く上げて入れようと思った。そして入って、すべてが上手く行ったんだ。良かったよ。この2回目の金メダルに値するチームを助けることができて、嬉しいよ。」

 

そしてラスト、ウィルフレド レオンは24-19で、連続ビッグサーブを繰り出し、ポーランドに4度のマッチポイントを守ることを許したが、彼の腕はひび割れ、最後のサーブはアウトになり、フランスチームを天国へと導いた。

6月の終わりにバレーボールネイションズリーグを優勝し、ブルーは、オリンポスの頂点で夏を終える。たとえパリが、再びオリンピックの開催地になるのに100年待たなければならないとしても、ベンジャミン トニウッティ一味の功績について語り続けることに、疑いの余地はない。

 

【コメント】

 

フランスチーム監督・アンドレア ジャーニ:

「今は非常に感動的な瞬間だ。なぜかって? 第一に、金メダルを2度取ることは困難なこと。私が思うに、今日(こんにち)でははるかに困難だ。このオリンピックは、バレーボール史で最も困難だった。

私は、金メダルを35年待った。選手としてと監督としては必ずしも同じではないが、信じられないほどの達成感だよ。

第二の理由は、ハイレベルはイタリア、すばらしきポーランド、両チームと対戦して、何とかプレーのレベルを向上させながら、ハイレベルなクオリティをもって勝った。

 

2022年、フランスでの1年目は簡単だった。チームは東京オリンピックを優勝し、すばらしいバレーボールネイションズリーグを戦っていた。それから世界選手権の準備をしたが、プランを完璧に成し遂げられず、準々決勝イタリア戦で敗れて、結果を受け入れたんだ。

 

2023年、我々は10試合負けて、チームはプレーのレベルを失った。今シーズンの初め、私は選手たちに話したんだ。我々のチームは間違いなく、レセプションと守備ではベストだが、重要な試合を勝つためにはアタック、ブロック、サーブを改善する必要があると。だから我々は、それらの分野で向上するために、技術的なプランを立てた。

準決勝と決勝で、技術とゲームシステム両面で、イタリアとポーランドに大きなプレッシャーを与えた。それが、我々が共に打ち建てた結果だ。」

 

 

フランスキャプテン・ベンジャミン トニウッティ:

「フランスのバレーボールをしたんだ。つまり、エースを作り出すこと。145km/hのサーブを打たなきゃならない。相手がビッグサーブを送りこみ、こっちがレセプションを維持して、ポイントにする時、相手はイラつく。相手を疲れさせるんだ。この精神的かつ、ブレないチームプレーが違いを分けたんだ。東京オリンピックのケースと同じようにね。

 

みんなベストを尽くして、過去2年の中でこの3日は間違いなく、2つの世界のベストチームと戦った。観客は、僕らに大きな援護、自信、平静をもたらしてくれた。

大会の初めは、少しストレスがあったけど、少しずつこの雰囲気や熱気を手なずけて、慣れていったんだ。特に準決勝からかな。ドイツ戦で状況をひっくり返した時から。

 

感情の安定のメトロノームは、イアルヴァン。あいつが不機嫌なら、チームも不機嫌。あいつがハッピーなら、チームはハッピー。チームを安定させる1人だ。

ドイツ戦2-0の時、あいつはチームと密に関わり続けて、東京と同じようにオリンピックで決め手となった。でも、僕らみんな個人個人もすばらしいよ。トレヴォル(クレヴノ)は、僕からしたら”オリンピックプレイヤー”。

 

今起きていることを理解するのは、きっとむずかしいよ! 1996年、僕はイタリアのキャンプ場にいて(僕は6歳だった)、”ジャンジョ”(アンドレア ジャーニ)のオランダとの決勝を見ていたんだ(イタリアは3-2で負けた) それが、いつか僕もオリンピックに行くと僕自身い誓った試合だったんだよ。

その後、リオでの敗退は本当に辛かった(2016年、準々決勝で敗退) そこで僕は自分に言ったよ。オリンピックに出場するのは良いことだけど、僕の望んでいるのはメダルを取ることだろって。

 

東京でそれができたのは、インクレディブルだった。初めてのそれは、当たり前に特別であり続けるけど、やっぱり、メダルを取る2回目の可能性、今度は自分の国だと自分に言い聞かせたんだ。

リオで優勝した時、ブラジルチームの感情を覚えているよ。本当に強かったね。

 

今日を生きているという事実が、すべての感情を起こさせるよ。僕らより前の世代は、ホームでオリンピックをプレーするチャンスがなかったけど、僕らのあとの世代もそう。僕らはこの機会を掴み取り、この金メダルに届いたんだ。」

 

 

フランスチームレシーバー/アタッカー・イアルヴァン ヌガペト:

「準決勝同様、ビッグマッチだったよ。イタリアやポーランドに勝つには、完璧な試合をしなきゃいけない。つまり僕らが成し遂げたことさ。すばらしい観客に支えられて。

 

チームを固めてすぐ、僕らが試合のスタートでやったように、プッシュされると、相手にとっては複雑になる。この2つ目の金メダルは当たり前に、より味わい深い。スタンドに家族や友だちみんないて、より一層すばらしい感情。説明なんてむずかしいよ。ネットで応援していた人たちもいて、僕らは愛されているなって分かった。それが、大きな勇気になったんだ。

僕らはまだ理解していないけど、偉大なことを成し遂げたのは分かるよ。

 

僕らは毎日戦いながら、このために準備した。チームを心から誇りに思うよ。僕らは、本当にスペシャルなものを持っている。何でもできる。最悪も最高も。

僕らは一緒に過ごすのが好きなんだ。一緒に苦しむのが好きなんだ。たとえ地球の裏側にいても、一緒にプレーするのが好きなんだ。

今日の合言葉はそれ。技術とかテクニックとかのプランは、もはや要らなかった。僕らは、フランスのバレーボールをすることを楽しみたかったんだ。そういう時は、知っての通り、(そういう相手に対して)戦うのはすごく難しいよね。

 

2回連続でオリンピックを優勝するのはほぼ不可能だって、何度も何度も言われてきて、頭の底にこびりついていたけど、この熱狂を目にして、僕らに大きな力を与えてくれたんだ。自分たち自身に言ったよ。メンタルもフィジカルも、全身全霊をかけるだけだとね。

 

さてと、しっかり楽しんで、ちゃんとお祝いしようかな! オリンピックチャンピオンに2回連続でなれる人なんて、そうそういない。僕らの多くは、3度目のそれに意欲的だよ。僕らがタイトルを取っていない世界選手権も来年の夏にある。そこへのモチベーションもあるよ。

 

このチームは本当に上手く行っているから、お互い離れるのは忍びないし、(このチームで)また新しい冒険に行きたいね。」

 

※ジョフワ選手のコメントの「白いカルテを持っている」というのは、自由に決められる・全任せにする・すべてを自由に管理するという意味みたいです。白紙のカルテ。こういうことわざ?言い回し?みたいの好きなので、そのまんま訳しました。

 

 

ここからポーランドの記事。

3つの記事で内容がかぶってることは抜かしてあります。あと試合のレポートも。主に選手のコメント部分です。

ほかの選手もインタビューあったんですが、キャプテン・クレク選手と、今季日本でプレーするシリフカ選手をピックアップ。

 

 【ポーランド-フランス 0:3 ホワイト&レッド、オリンピク準優勝!】

 

ポーランドは、パリ2024のオリンピック決勝で、フランスに0:3(19:25、20:25、23:25)で敗れた。ポーランド代表は、パリの大会の準決勝で、アメリカを3:2で打ち破った。

ポーランドチームの最後のオリンピック金メダルは、モントリオールの48年前だった。今年、長き沈黙を破り、銀メダルとオリンピック準チャンピオンというタイトルを勝ち取り、ポーランドバレーボール史に新たな歴史を刻んだ。

 

ポーランドチームは、4セットでスロベニアに勝利し、幸せの中、厳しき相手-アメリカと顔を合わせるオリンピック準決勝にフォーカスを当てた。準決勝の戦いは全力のファイト、ポイント、憤り、またポイント。それは、パヴェウ ザトルスキマルチン ヤヌシュの怪我という代償を払った。しかし、ポーランド監督が再三繰り返す言葉を確認した。

「私は完全なるチームを持っている。代わりのきく者は誰一人いないんだ。」

これこそまさに、ポーランドが裏付けたこと。水曜日の午後、Paris Sud 1でアメリカを手中に収め、オリンピックの決勝進出を奪い取ったのだ。

 

「心からチームを誇るよ。僕らは共に偉大なことを成し遂げた。決勝を戦うことは、僕らにとって大きな大きな達成だ。長い間ずっと待っていた…ここパリでメダルを取ったことは、本当に嬉しいけど、僕は金(メダル)が欲しいな。そして、僕らはそこに手が届くようになると、僕は思うよ。」

ポーランドチームレシーバー・ウィルフレド レオンはそう言った。

 

続いて、ポーランドチームリベロ・パヴェウ ザトルスキはこう加える。

「48年ぶりにオリンピックファイナルをプレーするポーランドの可能性は、すばらしいもの。だから、準決勝が終わった時、僕らは涙したんだ。でも、国のために、すべての金メダルを取りたい。

僕らにはまだやることがある。みんなに保証するよ。できるベストを尽くして、その準備に入ると。」

 

1976年、7月30日、ヒュベルト イェジ ワグネルに率いられたポーランドバレーボール代表は、オリンピック決勝で、USSRを3:2で打ち負かした。

2024年8月10日土曜日、オリンピック金メダルの味をよく知るフランスが、ネットの向こう側に立ちはだかった。彼らは3年前、東京でそこに到達していた。トリコロールカラーのこの時のチーム構成には、東京で金メダルを取った選手が、なんと10人も含まれていた。フランスは準決勝3:0で完勝し、イタリアを上回ることを証明した。

 

「ファンはいつだって、すばらしい応援をしてくれる。何点か失った時も、サポートを感じていた。モチベーションを与えてくれるよ。彼らのために戦いたい。

ホームでオリンピックを戦うのは、僕らの夢だった。決勝はきっと、すばらしいものになるといいね。」

プラスリーガのコートでプレーしていることでも周知の、フランス代表プレイメーカー・ベンジャミン トニウッティは胸の内を明かしてくれた。※

 

48年ぶりに、ポーランド男子チームが再びオリンピックメダルを獲得! ポーランド代表が、表彰台の2段目に上がったぞ!

ポーランドバレーボール史では、これは、このレベルの大会で獲得した2つ目のメダルだった。最初のメダルは1976年、モントリオールでヒュベルト イェジ ワグネル率いるチームが、そして2024年8月10日、ニコラ グルビッチ率いるチームが(2つ目の)銀メダルを取ったのだ。

※記事では”ポーランド代表”となっていたので、訳では”フランス代表”に。

 

 

 「本当に、この決勝を勝ちたかったけど、残念ながら、できなかった。この銀メダルに感謝を。

僕らはたぶん、自分たちが成し遂げたことを理解するのに、時間がかかると思うよ。」

決勝後、バルトシュ クレクが話した。

 

彼はこう加える。

「今は、この大会全体を通して、僕らは結果にそんなに満足していないけど、気持ちが落ち着いたら、何を達成したかが分かると思う。チーム全体を誇りに思うよ。」

 

ポーランド代表キャプテンは、決勝を終えて、こうも聞かれた。アメリカとの極めて激闘を戦ったあとで、チームは疲れを感じていたか、また、土曜日の試合で、さらなる精神的負担が生まれたか。

 

「準決勝が今日の試合に影響したことは、絶対にない。試合に臨むのはもちろん、常にいくらかの負担はあるけど、そのことは考えなかった。試合に集中していたよ。」

アタッカーは強調した。

 

アタッカーのこの先の代表のキャリアについての質問も飛んだ。パリオリンピックは、ナショナルチームのユニフォームをまとう最後の場所なのか。

「それは未来が知っているよ。」

現・オリンピック準チャンピオンは、こう締めくくった。

 

 

 

 「このメダルは僕らにとって、たくさんの意味をもたらすよ。大会が終わって、日を追うごとに、ありがたさをどんどん感じていくと思うよ。ポーランドに帰って、本当に全部終わった時、心から誇りに思うんだろうな。」

試合後、ポーランドのレシーバー・アレクサンデル シリフカは話した。

 

この大会での逆境やトラブル、何年も、特にこの3年、やってきた数えきれないワーク、すべては、この大会でできるベストを尽くすため。そしてチームはすばらしいプレーをした。僕らはオリンピックファイナルに届いて、そこでは単純に相手が僕らより良かったってこと。心からおめでとうを言うよ。」

現・オリンピック準チャンピオン、シリフカはそう結んだ。

 

 

 

 

 

 

パリオリンピック2024 男子バレーボール

 

【最終順位】

ゴールドメダル フランス フランス

シルバーメダル ポーランド ポーランド

ブロンズメダル アメリカ アメリカ

4.イタリア ITALIA

5.スロベニア スロベニア

6.ドイツ ドイツ

7.日本 日本

8.ブラジル ブラジル

9.セルビア セルビア

10.カナダ カナダ

11.アルゼンチン アルゼンチン共和国

12.エジプト エジプト・アラブ共和国

 

【ドリームチーム】

MVP:イアルヴァン ヌガペトフランス

セッター:アントワーヌ ブリザールフランス

アウトサイドヒッター:イアルヴァン ヌガペトフランス、トエヴォル クレヴノフランス

ミドルブロッカー:ヤコブ コハノフスキポーランド、テイラー アヴリルアメリカ

オポジット:ジャン パトリフランス

リベロ:エニア グレベンニコフフランス

 

 

【ベストプレイヤー】

 

■ベストスコアラー(得点)

1.ウィルフレド レオンポーランド 103

2.ユーリ ロマーノITALIA 100

3.イアルヴァン ヌガペトフランス 92

4.アーロン ラッセルアメリカ 90

5.アレッサンドロ ミキエレットITALIA、マット アンダーソンアメリカ 89

 

■ベストスパイカー(効果率%)

1.ユーリ ロマーノITALIA 46.75

2.アーロン ラッセルアメリカ 45.14

3.トレヴォル クレヴノフランス 43.80

4.マット アンダーソンアメリカ 37.97

5.アレッサンドロ ミキエレットITALIA 36.09 

 

■ベストブロッカー(アベレージ)

1.ジャンルカ ガラッシITALIA 0.68

2.テイラー アヴリルアメリカ 0.67

3.ロベルト ルッソITALIA 0.64

4.バルテミー シネニエズフランス 0.54

5.ダニエル ラヴィアITALIA 0.50

 

■ベストサーバー(アベレージ)

1.ウィルフレド レオンポーランド 0.63

2.アントノン ブリザールフランス 0.46

3.ユーリ ロマーノITALIA 0.41

4.マックスウェル ホルトアメリカ、ノベルト ヒュベールポーランド 0.33

 

■ベストディガー(アベレージ)

1.ファビオ バラーゾITALIA 2.64

2.エニア グレベンニコフフランス、エリック ショウジアメリカ 2.04

4.ユーリ ロマーノITALIA 1.55

5.パヴェウ ザトルスキポーランド 1.50

 

■ベストセッター(アベレージ)

1.マイカ クリステンソンアメリカ 8.75

2.アントノン ブリザールフランス 7.13

3.マルチン ヤヌシュポーランド 6.25

4.シモーネ ジャネッリITALIA 6.05

5.ベンジャミン トニウッティフランス 1.13

 

■ベストレシーバー(成功率%)

1.エニア グレベンニコフフランス 57.80

2.イアルヴァン ヌガペトフランス 55.40

3.パヴェウ ザトルスキポーランド 55.33

4.アーロン ラッセルアメリカ 55.26

5.トレヴォル クレヴノフランス 53.70

 

 

感想は文字数オーバーのため、別でこちらのページに。

本当強かった、フランス!

 

 

Thank you for reading my blog.

パリオリンピック2024、バレーボール史上初のオリンピック金メダル連覇、フランスチャンピオンで幕を閉じました。

今回、予選からすべてのほぼすべての試合を見ることができて。配信も問題なく、スムーズに見れた。2試合くらいミスしたかな。起きられなくて笑

 

うーん、フランス強すぎ! もう圧勝というか完勝というか文句なしというか。ポーランドも強かったけど、こう、僅差っていうより圧倒的でしたね。チャンピオンにふさわしき。さらにいえば、2大会連続チャンピオンに。おめでとう、フランス!

 

ポーランドは、準決勝のアメリカ戦がピークだったような気も。というかポーランド対アメリカ戦、ほんとすごかった!! 最後の1点までどっちが勝つかわからないゲーム、こういうのが見てて1番興奮するよね。

ザトルスキ選手のケガのシーンとかね、ひやひや。肩ね。あの直後のレセプションの時めっちゃ顔ゆがめててめっちゃ痛そうだった。

 

アメリカ金メダル見たかったな。いや、ポーランドも見たかった。いや何より日本が見たかった。

 

ほかのチームも振り返り。

わたしが1番好きなチーム、ブラジル。うーん、苦しいね。レゼンデ監督が帰ってきて、もちろんまだ間もないからあれだけど、なかなか苦境から抜け出せない感じ。何でだろう?

ウァレス選手が抜けたのも大きいかな。決定打がない感じ。大黒柱がいないような。そしてブルーノ選手の引退代表。

これから復活するのか…。復活といっても、むかしのブラジルのバレーボールが見たいのもあるけど、なんか新しいバレーボールのスタイルを生み出してほしいみたいな気持ちもある。

今は多くがヨーロッパのバレーボールが主流になってるから、南米の強さが融合したようなバレーボール。

あとは若い選手。今回のブラジル、平均年齢が高いので、新しい才能の台頭も楽しみ。

 

年齢といえば、若手がずらっと出ていたのがイタリア。

まだまだ経験不足感が否めなくて、ジャネッリ選手が孤軍奮闘な場面もちらほらあったけど、日本戦の逆転勝ちは、さすがの地力なのかな? 4年後こわいな。

そうそう、イタリアといえば(なんか連想ゲームみたいなってる)、今大会は女子ですよね。男子女子あわせて、イタリア初のオリンピック金メダル! 女子を率いていたのは、はい、ベラスコ監督!! すげえ! ベラスコ監督の記事も早く訳したい!

 

あとは、あー、ドイツか。

ここ数年で1番悔しい試合でした。あの初戦。

グロゼル選手よ。世界の舞台のプレーをリアルタイムで見れたのは嬉しいけど、グロゼル選手もかっこよかったけど、ううーん悔しい。

スポーツあるあるというか、醍醐味というか。もちろん日本が1番に勝ってほしいけど、相手のチームも好きだから、プレーを見れるのは良い…いやでも、あの試合は悔しい! まだ悔しい!

日本にはなかった鬼気迫るものがあったな、ドイツは。

 

トップチームはわりとリオや東京のメンバーが多かったかな。ロサンゼルスでは、全体的に若手も増えそうな予感。

アメリカは相変わらず世代交代が巧い。ベテラン、中堅、若手のバランスが崩れない。アンダーソン選手がフォローに入ってたり。

 

日本もバランスは良かったね。このオリンピックで、海外の記事で石川選手や髙橋藍選手、西田選手はもちろん、大塚選手や小川選手の名前も見かけましたね。

オリンピックデビューで堂々たる甲斐選手。初めてのオリンピックであんなにこにこできるものなの。頼もしい。ロサンゼルスでは主力としてスタメンに名を連ねるのが楽しみ。

 

日本のハイライトは、んー、やっぱ最後イタリア戦かな? 

アメリカ戦もよかったか。1セット取ったの。ちょっとムードが落ち込んでるところからの1セット奪取だったからなおさら。心臓がもうひりひり。

で、進んだベスト8。うん、やっぱイタリア戦かな。何より石川選手の復活というか本来の姿というか、すごかったね(すごいしか言ってない) キャプテーン!って感じ。チームメイトにもいっぱい声かけたり。でも次は、キャプテンとか肩書きなしにもう自由にプレーしてるとこも見てみたい気もする。

 

なかなかここを突破するのは、高い壁になってますね。何が必要なんだろう?

この圧倒的文句なし、穴がない、すべてを持っているかのように見えるフランスでさえ、ブロックやサーブ、アタックでの改善が必要なんだから、果てしないね。

 

今年、オリンピックとともに話題になったSNSでの意見投稿。バレーボールに限らず。判定がむずかしかったのも然り。

何で直接選手に言うんだろ? 本人の目の前に立って、身分証提示して、おんなじことが言えるのかっていったら、言えないんだろうね。

 

ただこのクレーム的なのと、真のファンの厳しい意見はちがう。絶対ちがう。

オリンピックは良くも悪くも、普段スポーツを見てない人が多く見る機会でもあって。わたしも見たことない競技を見て、え、日本…?って思っても、解説を聞いたり読んだりして、あーなるほど!って思ったり。

 

てなると、やっぱり思い出されるアルゼンチン戦。勝ったけど、後味がよろしくなかった。

コンテ選手のあの”みんな”っていうのは、審判だけじゃなく日本も含まれてたのかな? だとしたらちょっと悲しい…。

感情任せの投稿を擁護するつもりはないけど、人生賭けてやってることを、自分の問題以外で違う方向にミスリードされるんだから、そりゃ納得できないよね。逆だったら、わたしも確実にTwitterに、ワンタッチあるでしょー!! こらー!!って投稿してただろうな。

 

判定に対してならともかく、相手選手に対してはいただけない。直後アルゼンチンの一部メディアが日本の選手を名指しで、お前はそれでいいのか?みたいなこと書いてたけど、その言葉はそれでいいのか?っていう。

まあでも次の日には落ち着いた記事も上がってたし、日本が予選ラウンド突破したっていう記事もあったし。

 

こういう試合の何が1番いやって、勝敗がすっきりしないのはもちろん、そっちに話題を取られるのがいや。せっかく良いプレーしてるのにもったいなさすぎる。もっと試合の内容に注目してって思っちゃう。

って書いてるこれもSNSの一部だからね笑 わたしも気をつけよう。好きだから熱が入るけど、好きだからすべてが許されることはない。誠意を忘れず応援したい。

 

普段見ない人が見るから、オリンピックの実況では細かくルールも説明が出てましたね。いいね。

解説はずっと福澤選手でした。あ、選手じゃない。福澤さん。慣れない笑

んー、個人的にはもうちょっと細かい説明があると、なお試合がわかりやすかったかな。サイドアウトを取るとか、サーブで攻めるのはわかるので、そのためにこういうプレーするみたいなとこのもう1歩入った解説。

イタリア戦後の男泣きは…つられちゃいますよ笑

 

そして監督。ブラン監督、コーチ時代から日本のバレーボールも大きく変えていって、本当に退任なのが信じられないくらい。ようやくスタートって感じなのに。本当、日本て監督変わりすぎだよ。

後任はぜひベラスコ監督を。笑 まあ合う合わないがあるから、日本に合うとは限らないけど、正直、イランの足跡は辿ってほしくないな。日本には。日本人監督だろうと、海外の監督だろうと。

ブランコーチ、ブラン監督の築いたものを守りながら、さらにレベルを引き上げるような、そんな監督さんがいいな。

 

あっという間だろうな、ロサンゼルスまで。だって東京から今年まで、3年だったとはいえ、あっという間すぎて。びっくりしちゃう。本当に1年、1シーズン、1試合、1秒も無駄にできないね。

大きなアクシデントがなくてひとまず良かったです。疲労はたくさんあっただろうけど、その場で戦線離脱で手術ですみたいな、大きなケガがなく何より。

あ、7月開催予定なんだ、ロサンゼルスは。1か月ずれるんだ。今回食事や選手村の環境に苦労したという言葉がちらほら。ロサンゼルスはどうかな。

 

すでに多くの選手がクラブシーズンを始めてますね。クラブも楽しみ。パリオリンピックで知った選手もたくさんいるし、そういう選手たちが今度は敵として戦ったリ、敵だった選手がチームメイトになったり、そういう楽しみもわくわく。

 

だいぶ間が空いちゃいましたけど、日本チームお疲れさまでした! このチームを応援しててよかったと、心から誇りに思います。たぶんダントツ過去いち!

また新しいバレーボールをたくさん見れて、たくさん知れて、たくさんうわー!(歓喜)ってなって、たくさんうわー…(落胆)ってなって、上がって、下がって、また上がって、楽しくて、悔しくて、喜んで。

本当にありがとう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2024/5/20

 

アリアンツでは引き続き日本語が話されている。アリアンツ ミラノの会長兼スポーツディレクター・ファビオ リーニが、2000年生まれ、195㎝、ライジングサンの国出身のスパイカー・大塚達宣を獲得したからだ。

彼は、パナソニック パンサーズのカラーを守った日本リーグからやって来て、パリでの試合を待ちながら、VNLで日本代表として多忙な日々を送っている。現在、石川祐希と髙橋藍という2人のスターのチームメイトとして、フィリップ ブランの指揮のもと、ブラジルにいる。

 

アリアンツ ミラノの選手としての彼の最初の言葉だ。

 

「懸命に英語とイタリア語を勉強している。次のインタビューではもっと話せるかと。」 スパイカーは笑いながらこう話す。

 

- 君自身やキャリアについて話してくれるかい? ゲーム(試合)に関して、自分自身をどう定義する?

「この3シーズン、日本トップリーグでパナソニック パンサーズでプレーして、ナショナルチームは5年になる。僕のゲームのタイプとしては、攻撃面と守備面両方で、毎日とてもハードに動いていると言えるよ。ロベルト ピアッツァのような偉大な監督のもと、ミラノへの移籍は、正しい方向へ進んでいる。」

 

- イタリアスーパーリーグは当然知っているね。たとえ遠くからでも、アリアンツ ミラノを追うことはできていた?

「スーパーリーグは、個人的に世界最高峰のリーグだと思う。ミラノ? ハイレベルなスタッフ陣のもと、すごく強い選手たちがいる。僕がアリアンツの選手になると知る前、ミラノの試合を見ていた時から、彼らはリアルファイターで、みんなに大きなパッションを送っている。」

 

- 石川祐希はアリアンツ ミラノについて何か言っていた?

「すばらしいクラブ、すばらしいチームを見つけたねって。それから、たくさんのことを学べるだろうって言っていたよ。」

 

- 新しいファンへメッセージを?

「すごくシンプルなことを言いたい:チャオ! 大塚達宣です。アリアンツ ミラノのためにすべてを出します。」

 

 

 

 

 

 

前の記事ですが、移籍はのタイミング的に。ネイションズリーグのブラジル週の時かな。

 

大塚選手は大学の頃から名前を聞いたり、プレーを見たりしてる選手だけど、何かこう、掴みどころのない選手。個人的に。

オールラウンダーはイメージが1番あって、そういう選手ってどちらかというと、攻撃には主としては参加しなくて、攻撃が際立つというよりは、すべてのタッチに参加してるみたいなイメージがあって。

でも大塚選手の場合、そこもありつつ、良いところでスパイク決まった!って思ったら、そこからノッて止められないくらい攻撃型になったり。オポジットに入ったり、アウトサイドヒッターに入ったり。不思議な選手。良い意味で。

 

あとは笑顔が印象的ですよね。

パリオリンピックのアメリカ戦の国際映像の実況の女性もね、大塚選手が決めたら「Tatsunori~ Smile~」って言ってましたね。

そうそう、アメリカ戦もすごかったね。あの状況下で。

 

言葉もだし、競技問わず、海外で活躍してる日本選手がよく言ってるのは、自己主張をしないと生き残れないと。あと自己分析。

 

記事とはちょっと話逸れますが、SVリーグも今年はやや動きが大きいような。

記事にも出てきた藍選手がサンバーズ、パナソニックといえば深津(英)選手が名古屋に行ったり、ジェイテクトは相変わらず名前が豪華ですね。宮浦選手、髙橋(健)選手、小川選手、ルカレッリ選手、デファルコ選手。ルカレッリとデファルコのプレーはぜひ生で観たい。

 

と、もうひとつ個人的に注目なのは東レ。阿部ちゃん新監督!! サンバーズな阿部ちゃんもよかったけど、やっぱ東レの青のイメージですよ♪

東レは誰がいるのかな? あ、アラン選手もウェルカムですか。

国内リーグも楽しみですね、もちろん!

 

ミラノということで、何かと石川選手の名前が出てきたり、比較されたりするかもだけど、大塚選手の足跡を残してほしいと思います。Forza!

 

 

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2人のオリンピアンが、シルの来たるシーズンへの準備に入った。

2024.08.24 12:23

 

パリオリンピック2024で代表チームの義務を終えた数日後、シル スーザ ヴィム ペルージャのニュースターに加わった石川祐希アグスティン ロセルは、新クラブに到着し、9月21日のスーペルコッパイタリアーナの準決勝へ向けたチームの準備に合流した。

2人は、昨シーズン4大大会を優勝したクラブの一員であることに興奮していると話した。そして、トロフィーを狙っていることも。

 

イタリア スーペルリーガ クレデム バンカ銅メダルと、ヨーロッパで最も権威のあるクラブ大陸大会であるCEV チャンピオンズリーグへの初めてのチケット。昨年歴史的成功へとクラブを導いた28歳の日本のアウトサイドヒッターと、26歳のアルゼンチンのミドルブロッカーの2人は、アリアンツ ミラノからシルへ移籍した。

夏の間、両者は代表チームで、バレーボールネイションズリーグとパリオリンピック2024をプレーした。石川は、歴史的VNL銀メダルのために日本に力を与え、またも大会のドリームチームに選ばれた。

 

「ユーキと僕は、この2シーズン一緒にプレーしたんだ。」 ロセルは、sirsafetyperugia.itにこう話す。

「コート上でもコート外でも、すばらしい繋がりがあったから、また彼と一緒にプレーできるのが、本当に嬉しいよ。シルと契約する前、僕ら話をしたし、また一緒にプレーしたかったんだ。それに、ペルージャは2人とも気に入っている場所だった…ルチアーノ デセッコがペルージャでプレーしている当時、僕はペルージャの試合をたくさん見ていて、ここでプレーしたいって思ったんだ。

夢であり、目標になって、そして今は現実。本当に本当に嬉しいよ。」

 

昨シーズンは、ペルージャにとって見事な成功だった。ペルージャのクラブは、FIVBバレーボール男子クラブ世界選手権と、3つの国内大会-イタリアチャンピオンシップ、イタリアカップ、イタリアスーパーカップを優勝した。新シーズンの最初の試合では、9月21日、スーペルコッパイタリアーナ準決勝で、ガス サレス ブルエネルジ ピアチェンツァと対戦する。スーパーリーガのレギュラーシーズンは1週間後、シルは、1stレグの自身の開幕戦をパラ バルトンで、ラナ ヴェローナを迎える。

今シーズン、クラブは昨年逃したチャンピオンズリーグにも戻って来るだろう。シル シコマ モニーニ ペルージャの名のもと、11月中旬、チェコのイホストロイ チェスケ ブデヨヴィツェとのホームゲームで、大陸大会をスタートする予定だ。

 

「イタリアでのトロフィーが恋しくて、獲るためにここに来たんだ!」 ロセルはこう始めた。

「ここでさらにもっと成長することを願うよ。そして優勝するために、僕の持っているすべてをチームに与える! ベストになるためではなく、プレーするすべての目標を叶えるようチームを助けるために、もっともっとやれるといいな。

ついにここにいられて、本当にハッピーだ! もうみんなともちょっと話したし。すばらしい時間だったから嬉しいよ。街も美しいし、ペルージャのファンたちももう気に入ってるよ。」

 

「多くの優勝を経験しているから、ペルージャは自分にとってパーフェクトなチームだと思ったんだ。とても強い選手たちがいて、もっともっと成長できる。」  石川はこう言った。

「イタリアリーグを優勝したことないから、優勝したい。最初の目標はそれ。チャンピオンズリーグもプレーしたことないから、今年は(イタリアリーグと)同じくらいそっちも楽しみなんだ。これも僕の目標。今年は優勝したい。だから頑張ろう!」

 

 

ついに来ましたね、ペルージャ。

相変わらず海外のクラブは名前が多い(長い)。

 

そうそう、デセッコ選手がいた頃ね、ちょうど自分が海外バレーを見始めた頃。ロセル選手も見ていたのね。わたしも見ていたよ(知らんがな)

夜中というか明け方というか朝というか、アラームセットして見てたな。当時はまだ8点と16点でテクニカルタイムアウトがあったり、2セット目終わって15分だっけ?休憩があったりで、あれが魔の時間。10秒だけ目をつむったつもりが、目を開けたら3セット目終わりとか笑

パリオリンピックもそうだったけど、そういうのもひっくるめて楽しいんだよね。

 

で、石川選手の新たな挑戦。

ペルージャかー。オリンピックでのイタリア戦のあの覚醒も手伝って、ますます楽しみですね。欧州チャンピオンズリーグ見たいね!

 

ところでオリンピックの記事も訳したい。クラブシーズンに移行してるけど、やっぱ選手のインタビューが1番知れる。

 

すべての選手に向けてでもあるけど、ケガだけはないように、欧州チャンピオンズリーグまでとなると長い長い戦いだから、シーズン戦い抜いてほしい。Forza!


 

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記事はこちら。記事というか動画。

 

byイジー ポペルカ 2024.5.20

 

上手なバレーボールをしたいかい? プロフェッショナルプレイヤーのようにプレーしたいかい? それなら卓越した技術、すばらしいコンディショニング、戦術的な準備、その他たくさんのことが必要だ。そしてこのすべてのために、数字、比率、得点するチャンスを知るべきなんだ。

 

イタリアセリエA1のプレイヤーたちのアタック、ブロック、サーブ、レシーブの例をとって、すべてを紹介しよう。また、ミラノですばらしきシーズンを過ごした日本のスーパースター・石川祐希と比較もしていくよ。

 

私がプロフェッショナルなプレーをしていた頃、監督たちは毎日試合の前にどうプレーするか、戦術的なアドバイスをくれたけど、私やほとんどの選手は、何より試合後のスタッツの方に関心があったよ。

どんな攻撃をしたか、サーブはどうだったか、レセプションについてはどうかに関心があったし、今の選手たちはスタッツに執着している。試合が終わった5秒後には、試合の自分の数字を見るために速攻スタッフのもとに走っているね。

君はどうだ? プロフェッショナルなバレーボールをしなかったらどうなる? 

 

パフォーマンス、君が期待すること、行きたい場所をどう考えるか、役に立つアドバイスやヒントがいくつかあるよ。

たとえばテニスでは、平均的な選手は1点を取るのに4つのミスをする。プロフェッショナルプレイヤーは、2:1の比率だ。

バレーボールも似ているね。平均的な選手は、プロフェッショナルたちより多くのミスをする。そして私は信じている。君が平均的な選手になりたいとは思っていないと。プロフェッショナルプレイヤーのようにプレーすることを望んでいると。

 

まず、実際に1セットで何回ボールに触れるのかを見てみよう。

良い動きやポイント獲得に、どれくらい多くのチャンスがある? 

最もタッチの多い選手がセッターなのは明らかだが、私は彼らのスタッツや数字は分からない。だから、イタリア人監督・アンドレア アナスタージにコンタクトを取ったんだ。彼は、こう明らかにしてくれたよ。レセプション後のトスの平均は16回、長いラリー中は8~10回。だから、トスは1セット合計25~30回、それに加えて数本のサーブだ。これが、セッターがチームの頭脳である理由なんだ。

 

アウトサイドヒッターもたくさんのボールに触れる。

たとえば、アレッサンドロ ミキエレットは今シーズン、平均して1セット17回ボールにタッチしている。

試合のスタッツから読み取れないタッチがあることを、私は指摘すべきだな。ディフェンス、トス、ブロックでのタッチは含まれない。

石川祐希とミキエレットを比較するなら、ユーキは1セット13回だ。

対照的に、たとえばブロッカーはもっとずっと少ない。アグスティン ロセルは絶好調だったな。彼のタッチの平均は、1セットたった7回だった。

 

なぜ私が、一般的な数字を伝えているのか? このあと紹介する次のセクションで重要だからだよ。ポイントや各スキルの良いアクションを取るべき機会とは何か?

 

バレーボールの最も重要な要素に進もう。アタックだ。

我々はアタックで数10点作り出す。もちろんアタックがより良いほど、試合に勝つチャンスもより良いものとなる。

でも、上手なアタックとは何を意味するのだろうね? アタックは単純にポイントを取るものではない。もちろん、アウトサイドヒッターもしくはオポジットとしては、1枚ブロックに対して良いトスをもらったら、最低50%は決めるべきだ。つまり、良い試合をするために、2回目のアタックは全部決めるべきということなんだ。

だけど、そんな単純でない。しばしば、2枚か3枚ブロックに対して、攻撃をしなければならない。点を取れるトスをもらえない時もあるね。それに、たくさんのミスも許されない。相手にやすやすとブロックさせたくないだろ。奴らには、自分のアタックで頭を抱えてほしいよな。

 

じゃあ、ベストプレイヤーたちはどんなアタックをしているのか?

比較対象として、トレンティーノでチャンピオンズリーグを優勝したカミル リクリスキーを私は選んだよ。彼は、イタリアセリエA1で70セットをプレーして、合計308得点、セット平均44点をマークした。このシーズン、彼のアタック本数は492本だった。うち、アタックミス28本、被ブロック35回、(アタックの)合計260得点。その時のアタック成功率54.3%、ミス率5%、被ブロック率7%。

 

(これを見て)収穫は何かな?

プロフェッショナルプレイヤーのようにプレーするためには、アタックでのミスは20本に1本、そして、10本に1本以上ブロックされるべきではないよ。

では、石川祐希のアタックはどうか?

彼の数字は、アタック本数447本、ミス30本、被ブロック42回で合計200得点をマークした。成功率は45%、ミス率は7%以下、被ブロック率9%だった。

 

次にサーブに進もう。

確実に、サーブはチーム全体として1ゲームで40点を期待できる。相変わらず、サーブは大きな武器であり、その多くの恩恵を受けるのは、プロフェッショナルプレイヤーのだけではない。

 

トッププレイヤーは、どんなサーブを打つのか? 

カミル セメニウクはサーブで輝いていて、このテーマにはぴったりなんだ。カミルはサーブ本数333本、サービスエース33点、サーブミス57本。セット平均0.41本のエースを取った。エース成功率10%、そして70%がミスに終わった。

これがどういうことか分かるかい? 非常に良いサーブをしている時、毎回10本目のサーブがエースになっているということだ。5本に1本より多くミスをしてはいけないんだよ。

3セットマッチの試合でエースを1本取ったなら、君は良い試合をしているよ。

 

石川祐希は、サーブ面でどうプレーしていただろうか?

ユーキのサーブ本数254本、エース27本、サーブミス65本、(エースの)セット平均0.36本。彼の(エース)成功率10.6%、earn rate25%。

 

次のスキル、ブロックに注目しよう。

改めて、ブロックで自分自身を助けることはたくさんある。相手にたくさんのプレッシャーを与えられるが、アタックで取れるポイントほど多くは取れないだろう。

たとえば、アルゼンチンのアグスティン ロセルはイタリアセリエA1で、86セットでブロック68本、セット平均0.79本を叩き出して、ベストブロッカーだった。だから、プロフェッショナルプレイヤーのようにプレーしたいのなら、1セット0.5本前後を望もう。

 

石川祐希はどうだ?

ユーキはもちろんブロックのスペシャリストじゃない。205㎝あるわけじゃないが、75セットでブロック14本、セット平均0.19本のスコアを集めた。

 

レセプションの番だ。

レセプションが、チームの攻撃のクオリティに直接影響するのは、知っての通りだね。では、レセプションにおいて望むべき数字や比率の種類は何か?

真っ先に出るのは、アレッサンドロ ミキエレット。彼が受けたサーブは合計385本。うち、ミス37本。つまりダイレクトに相手のエースになったものだ。失敗のパスが145本、完璧なパスは122本。385本中31.3%が完璧なパス、10%がミス、38%が失敗のパスだ。

これが意味するのは、毎回3本目のサーブを完璧に返し、レセプションで10本中ミスは1本以下であり、10本中4本以上を失敗しなければ、レセプションは非常に良く機能しているんだ。プロフェッショナルプレイヤーのようにね、もちろん。

 

成功パターンのレセプションに注目すると、常にもっと高い。つまり、ネットから少し離れてさえいるレセプションであり、ポーランドのプラスリーガの統計では、それら(の数字)を追跡している。ミキエレットの数字はもっと高くなるはずだが、残念ながら、リーガバレー(イタリアリーグ)の統計はその数字を提供していない。

 

ここでも石川祐希と比較しよう。彼はレセプションでミキエレットより上手かったか?

ユーキは、306本のサーブを受け、ミス28本、失敗したパス124本。全体で完璧なパスは25%、ミス9%、そしてパスに失敗したのは40%。

 

前に言ったように、セッターがどのくらい上手にトスしているかを、イタリアセリエA1の利用可能なスタッツから調べるのは不可能だ。事実、トスの時、たとえば、良いレセプションからのバックトスが60%かどうかなんて、誰ひとり追跡していない。なぜなら、多くのタイプのトスを追跡する必要があるし、すべての選手はわずかに異なるトスを必要としているからだ。

ペルージャでイタリアリーグを制したイタリアのスーパースター・シモーネ ジャネッリに注目してみてくれ。ジャネッリは、76セットプレーし77得点、ブロックはセット平均0.37本、305本のサーブを打ち、うちエース11本、サーブミス33本だった。そして攻撃では36得点、ほぼダンプ(セッターがやるツーアタック)だった。

このことからジャネッリは、ブロックが非常に良く、サービスエース率は4%、サーブのミス率は10%ということが分かるね。

 

この動画から何を収穫すべきか?

▶ アタックでは、2本目のアタックはすべて得点に変えること

▶ アタックでのミスは、最大20本中1本のみ

▶ ブロックされるのは、10本に1本まで

▶ 10回目のすべてのサーブがエースなら、サーブは絶好調である

▶ これをやるためには、ミスは5本に1本まで

▶ ブロックは1セット0.5本前後

▶ すべての3本目のサーブを完璧にネットに返すことを目指せ

▶ レセプションのミスは、10回に1回まで

▶ サーブ10本中4本以上のレセプションでのミスはだめ

▶ セッターの場合、ブロックも上手くあれ。1セット0.5本に近づけろ

▶ ついさっき私が言及したように、チームの攻撃陣のアタック効果率を最も高く上げることにトライしろ

 

この動画が、上手なトップバレーボールをするためにインスピレーションを与え、アイディアを強固なものにすることを願うよ。間違いなく君は、トッププレイヤーたちとすぐに顔を合わせることができるだろう。でもきっと毎日ブロックされ、毎日戦いを挑むだろう。そしていつの日か、彼らのようにプレーすると、私は信じているよ。

次の動画で会おう。

 

石川選手がサムネにドンと出ていたので、お?何だ何だ?って勢いで訳してみましたが、うーん、やっぱ数字の話は経験者じゃないわたしにとってはむずかしい。

てことで、補足説明を。

 

話の中で「stats」「number」という2つの言い方があって。

スタッツはスタッツ・統計、ナンバーは数字と訳してあります。違いはわかるけど、話し言葉にするとどっちも”数字”になったりする気がするので、スタッツはそのままスタッツで。

 

あと、レセプションの部分。

「receive perfectly」「receive negatively」「error」が出てきます。

errorはポペルカさんの説明通り、取れなかったもの=相手のエースになったもの。

perfectlyはAパス?

問題はnegatively。Aパス以外とか、BパスCパスとか訳そうかと思ったんですが、BパスとかCパスとかDパスとかも、試合を見てる分にはわかるんですが、文字にしようと思うと、何かちがうなー…と。見てる分にはわかると言っても、あ!今のBパスだ!とかが分かるわけでもないし笑

 

ネットで検索すると、定義としては、

Aパス=セッターが1歩も動かないでセットできる

Bパス=セッターが1~3歩動くが、問題なくセットできる

Cパス=セッターが大きく動いて、セットに問題が起こる

Dパス=セットができない。相手コートにダイレクトに返ったり。

 

これでいうと、negativelyはC、Dとかになるのかな? うーん、分からない笑

対世界での解説を聞いてると、たいてい「アタックライン上くらいに返せばOK」って言ってますよね。そうすると、perfectlyもAパスだけじゃなく、Bパスも入る?

 

ということで不確定だったので、バレーボール詳しい方とかやってる方からしたら違和感あるかもですが、「完璧なパス」「失敗したパス」と訳しました。変に知識ぶってもね、あれだし。

 

プロフェッショナルプレイヤーもそのまんま訳しました。ベストプレイヤーとかトッププレイヤーとかいろいろ言い方あるけど、また新しい言い方ですね。

あれですよね。NHKのプロフェッショナル仕事の流儀って番組とおんなじ意味の”プロフェッショナル”ですよね。

 

石川選手、サンプルとして挙げられるとはすごいですね。サンプルになったり、ハリーポッターになったり。

 

え?セッターって数字ないの?  そのことすら知らなかったよ。真ん中だから?

まあでも選手個人の数字はあるんでしょうね、きっと。焦るとネットに近くなるとか、セッターによってありますもんね。あとはアタッカーの数字とも関わってくるのかな?

そしたら、大会であるベストセッターっていうのの選出基準はなんだろう? ていうか、大会ごとのベストプレイヤーってどうやって選んでるんだろ?

 

まだまだ知らないだらけ。もっといろいろ知りたい!

 

 

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プロバレーボルがどんなものか、そこで得た私の旅を今まで話して来たけど、実際の契約獲得について話す時だと思うの!(プロバレーボルのことを話している私のブログを見逃していたら、ホームページからチェックしてね)

 

知ることはたくさんあって、1番最初の契約締結は少しトリッキーかも知れないけど、それをシンプルにする手助けとなるヒントを紹介するわね。

 

 

1)CVをまとめる、あなたのベストマッチを2つ集める、ハイライト動画を作る

 

何はなくともまずやることは、あなたのプレー動画を集めて、経験、経歴、受賞のリストを作り、CVにまとめること。

※CV=履歴書のようなもの。履歴書+経歴、受賞歴、奨学金、研究プロジェクト、修得したカリキュラム、出版物などを細かく描いた書類

 

ネット上にはCVのサンプルがたくさんあるけど、メインの項目は、あなたがプレーして来た内容を書くところね; 何を受賞したか。例えばAll-Conference、MVP、最高決定率など; それから身長と連絡先。忘れないで。契約を取るためにあなたは自分を売り込んでいるのよ。恥ずかしがっちゃだめ。

次に、自分のベストだと思う試合のフルマッチ動画を最低2つ、忘れずに用意すること。監督は、あなたがどんな動きをして、プレースタイルはどのようなものか、自分のチームにどうフィットするかを知りたがるわ。

前シーズンでの能力や強調したい長所が紹介されているハイライト動画を作るのも重要よ。映画の予告編みたいなものと考えてみて。相手にとって、それがあなたの第一印象となるのよ。長すぎたり、面白い必要はないわ; 私の動画はたいてい5~10分、iMovieでまとめているの。動画ができたら、YouTubeかVimeoにアップして、送る準備をするのよ。

 

私がCV用に使っているエージェントのサイトを貼っておくわ。

それからスイスのハイライト動画も。

※どちらも記事内にリンクあり。

 

2)エージェントを見つける

 

エージェントがいなくてもバレーボール契約を得ることはできるけど、私の経験上、エージェントがいる方がはるかに簡単ね。なぜなら彼らは、アクティブにあなたに合ったところを探してくれるし、すべての法律や契約上のことに関して助けになってくれるから。私には、eLTeeVolleyのヨオスト コイストラがいるの。

エージェントを見つけるベストな方法は、周りに聞いて、すでにプロとして活躍している選手から推薦してもらうこと。多くのエージェントたちについて、良いことだけじゃなく、困難なこともたくさん聞いたから、選手に直接話を聞くのが1番よ。すばらしい資源として、Facebookの#Volleyball Goalsのグループに入るのもひとつアリね。喜んで助けになってくれるプロバレーボール選手たちの大きなコミュニティで質問できるわよ。

可能性のありそうなエージェントを見つけたら、あなたのCVと動画を添付してメールを送る。

プロのヒント; もし誰かと繋がりがある場合は、その名前を出すと役に立つわ。もしこの方法でエージェントが見つからなければ、(例えば)海外のキャンプでプレーして、そこにあなたを見ている他国の監督がいる、とか組み合わせることで契約を取り付ける方法もあるしね。

 

3)エージェントと絶えずコミュニケーションを取る

 

昔の私の大学のコーチが言ったの。エージェントは怠け者だって。もちろん冗談だし、脚色よ。でもエージェントにはちょっと押しが必要な時もある。彼らは基本的に多くの選手を抱えているから、進み具合はどうか、どこの国で探しているのか、どんな手がかりを掴んでいるか、それらをちゃんと把握し続けているかについて、エージェントとコミュニケーションを取って確認しなければいけないわ。あなたの目標と、どこでプレーしたいかをクリアにするのよ。必然的にトップ(クラス)の選択をすることはないでしょう。特に1年目はね。でもエージェントと共通認識を持つのは良いことよ。

彼or彼女がオファーを取りつけたら、もう一度周りに聞いてみること。そのチーム/クラブ/国の評判を知って、良いオファーかを見極めるためにね。1年目は、よりレベルの低いリーグからスタートして、徐々にステップアップしていかなければならないかも知れない。なぜなら、countries often don’t know the level of the U.S. if you’re coming from a university here.

できるだけ、4月始まってすぐか、9月末ぎりぎりにチームにヒアリングを始めた方がいいかもね。シーズの折り返しの1月に契約を見つけることもできるわ。この待ちの期間は、自分ががっつりコントロールするものじゃないから、確実に難しい期間よ。だけど、それって遅い時期にやって来るものだから、しばらく契約のオファーが得られなくても、必要以上に慌てないでね。

 

4)契約にサイン!

 

エージェントからお気に召すオファーを受け取って、周りに聞いたクラブの評判が良くて、監督やクラブの人たちと話して、自分の決断に"GOOD"を感じたら、さあ契約よ!

と、その前に-契約は英語よ!! そんなの当たり前に見えるけど、ヨーロッパのクラブはそんなに当たり前じゃないの。自分の契約において、絶対にすべてを理解すること。それから、おかしな箇所がないかを確認するために複数の人に見てもらうこと。そうして”準備OK” ”いい感じ”と感じたら、サインして提出するの。

私の最も重要なヒントはこれよ。クラブがあなたに契約にない何かを約束したとしても、それは絶対に果たされないわ。だから必ず書いてあることすべてを確認し、複数の人に隅々まで見てもらって。もし引っかかることがある時は、サインすべきではないわ! 疑問に思うあらゆることとか、知りたいことに関しては、エージェントを通してクラブとコミュニケーションを取った方がいいのよ。

忘れないで。最終的にこれはビジネスの契約。そしてあなたは、自分のキャリアの管理者になるの!

私の(経験してきたたくさんの学びの中で)最も大きなアドバイスは、理解できないことがあったり、心の底から心地良いと感じなかったら、サインしちゃだめよ。

 

これが役に立つことを願うわ! 信じて。プロバレーボール選手のコミュニティには、喜んであなたに手を差し伸べてくれる人たちがたーーーっくさんいるの。だからエージェントやチーム、その他すべてのことに疑問を持ったら、プロ選手を見つけるためにリサーチをして、繋がりを持って! 彼らは、あなたの疑問に答えることが何よりの喜びなの。

世の中簡単にたくさんの(プロ契約の)情報は入手できないから、このブログが役に立って、ほかに聞きたいことがあるなら、いつでも遠慮なく私に連絡してほしいわ! 詳しくはインスタをフォローしてね!

 

 

はい。プロ契約のお話。2024年1月の記事ですね。

 

この記事をシェアしてくれているサラ選手とはどなたか? 同ブログ内にプロフがあったので、簡単に。

 

サラ シュミット スペッグマン 

女子プロバレーボール選手。コロラド州 デンバー出身。 いろいろなスポーツをしてきた中で(あまりに多くのスポーツをやっていたので、あだ名は”スポーティ”だった)、1番深い愛と情熱を持てるのがバレーボールだと気づく。バレーボールは練習に行くのを待ちきれなかったり、家のガレージで何時間も練習していた。修士号と小学校の教員免許を修得後、やっぱりバレーボールへの道へ行きたいと思い、動画を作って、エージェントを見つけ、スウェーデンで最初のプロ契約を結ぶ。スイスやフランスでプレーしている

 

 

 

ふむふむ。

 

バレーボール界でもだいぶスタンダードの域に入ってきた海外のクラブとの契約。そういうニュースが飛び込んでくると、おおーすごい!って思うと同時に、いつも思ってたのが「契約ってどうやってするんだろ」と。選手でもないのに笑

 

学校やクラブに所属してるなら、やっぱり内部の人に聞くのが1番ですよね。横やら縦やらの繋がりがあるから。なんかそういう専門機関みたいのあるのかな?日本のバレーボールにも。協会の中のいち部門とかじゃなくて、会社みたいな。

 

ハイライト動画は、youtubeでもいろいろ上がってますよね。選手自身が作ったものじゃなくても、かっこよく編集されてたり。

映画の予告編とか楽しいよね。MADとか。本編の3割増しくらいでかっこよく見える。

 

監督とか顧問に聞けばいいじゃんって簡単にいっても、できない人もいますよね。動かなきゃ始まらないだろ!って分かってても、なかなか踏み出せなかったり、それはもう人それぞれ。何の実績もないし、賞もないし、代表でもないし…って。でもそれでせっかく芽生えた挑戦の芽を枯らしてしまうのはもったいなさすぎる!

物怖じしてしまうのは全然普通だし、不安になるのも普通だし。でもそれが、こういう情報を目にする機会がちょっとでも増えて、少しでも透明化できたら、挑戦しやすくなるんじゃないかな。シーズン中の生活に密着!みたいなテレビや動画でもなんとなく知れるけど、細かい部分、例えば何月にどういう話をして、契約金はどうやって決まってとか、そういうのってなかなか知れないもんね。

 

海外に行くのがベストかどうかも人それぞれ。クビアクが言ってましたね。日本のリーグは弱いと言われるけど、パンサーズ(現:大阪ブルテオン)にいて僕は世界チャンピオンになったよと。ブルテオン言い慣れない笑

 

トラブルもありますよね。クラブじゃなくても、エージェントだったり、マネージャーだったり。いろいろな競技でいろいろな話を目にしますよね。サラ選手が強調しているように、そういう面もあるんだね。

 

だけどどっかで勇気は必要。決断しなきゃならない。やるっていう決断もやめるっていう決断もおんなじ”決断”。

最近は各種SNSで発信している選手も多いし、海外のクラブを経験している選手も増えてるし、むかしよりは話を聞けるチャンスは多そう。

 

日本でも海外でも、プロでも社会人でも学生でも、すべてのバレーボール選手が自分の望む舞台に立てるわけではないけど、頑張ってるすべての選手を応援したい。

 

 

Thank you for reading.