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プロバレーボルがどんなものか、そこで得た私の旅を今まで話して来たけど、実際の契約獲得について話す時だと思うの!(プロバレーボルのことを話している私のブログを見逃していたら、ホームページからチェックしてね)

 

知ることはたくさんあって、1番最初の契約締結は少しトリッキーかも知れないけど、それをシンプルにする手助けとなるヒントを紹介するわね。

 

 

1)CVをまとめる、あなたのベストマッチを2つ集める、ハイライト動画を作る

 

何はなくともまずやることは、あなたのプレー動画を集めて、経験、経歴、受賞のリストを作り、CVにまとめること。

※CV=履歴書のようなもの。履歴書+経歴、受賞歴、奨学金、研究プロジェクト、修得したカリキュラム、出版物などを細かく描いた書類

 

ネット上にはCVのサンプルがたくさんあるけど、メインの項目は、あなたがプレーして来た内容を書くところね; 何を受賞したか。例えばAll-Conference、MVP、最高決定率など; それから身長と連絡先。忘れないで。契約を取るためにあなたは自分を売り込んでいるのよ。恥ずかしがっちゃだめ。

次に、自分のベストだと思う試合のフルマッチ動画を最低2つ、忘れずに用意すること。監督は、あなたがどんな動きをして、プレースタイルはどのようなものか、自分のチームにどうフィットするかを知りたがるわ。

前シーズンでの能力や強調したい長所が紹介されているハイライト動画を作るのも重要よ。映画の予告編みたいなものと考えてみて。相手にとって、それがあなたの第一印象となるのよ。長すぎたり、面白い必要はないわ; 私の動画はたいてい5~10分、iMovieでまとめているの。動画ができたら、YouTubeかVimeoにアップして、送る準備をするのよ。

 

私がCV用に使っているエージェントのサイトを貼っておくわ。

それからスイスのハイライト動画も。

※どちらも記事内にリンクあり。

 

2)エージェントを見つける

 

エージェントがいなくてもバレーボール契約を得ることはできるけど、私の経験上、エージェントがいる方がはるかに簡単ね。なぜなら彼らは、アクティブにあなたに合ったところを探してくれるし、すべての法律や契約上のことに関して助けになってくれるから。私には、eLTeeVolleyのヨオスト コイストラがいるの。

エージェントを見つけるベストな方法は、周りに聞いて、すでにプロとして活躍している選手から推薦してもらうこと。多くのエージェントたちについて、良いことだけじゃなく、困難なこともたくさん聞いたから、選手に直接話を聞くのが1番よ。すばらしい資源として、Facebookの#Volleyball Goalsのグループに入るのもひとつアリね。喜んで助けになってくれるプロバレーボール選手たちの大きなコミュニティで質問できるわよ。

可能性のありそうなエージェントを見つけたら、あなたのCVと動画を添付してメールを送る。

プロのヒント; もし誰かと繋がりがある場合は、その名前を出すと役に立つわ。もしこの方法でエージェントが見つからなければ、(例えば)海外のキャンプでプレーして、そこにあなたを見ている他国の監督がいる、とか組み合わせることで契約を取り付ける方法もあるしね。

 

3)エージェントと絶えずコミュニケーションを取る

 

昔の私の大学のコーチが言ったの。エージェントは怠け者だって。もちろん冗談だし、脚色よ。でもエージェントにはちょっと押しが必要な時もある。彼らは基本的に多くの選手を抱えているから、進み具合はどうか、どこの国で探しているのか、どんな手がかりを掴んでいるか、それらをちゃんと把握し続けているかについて、エージェントとコミュニケーションを取って確認しなければいけないわ。あなたの目標と、どこでプレーしたいかをクリアにするのよ。必然的にトップ(クラス)の選択をすることはないでしょう。特に1年目はね。でもエージェントと共通認識を持つのは良いことよ。

彼or彼女がオファーを取りつけたら、もう一度周りに聞いてみること。そのチーム/クラブ/国の評判を知って、良いオファーかを見極めるためにね。1年目は、よりレベルの低いリーグからスタートして、徐々にステップアップしていかなければならないかも知れない。なぜなら、countries often don’t know the level of the U.S. if you’re coming from a university here.

できるだけ、4月始まってすぐか、9月末ぎりぎりにチームにヒアリングを始めた方がいいかもね。シーズの折り返しの1月に契約を見つけることもできるわ。この待ちの期間は、自分ががっつりコントロールするものじゃないから、確実に難しい期間よ。だけど、それって遅い時期にやって来るものだから、しばらく契約のオファーが得られなくても、必要以上に慌てないでね。

 

4)契約にサイン!

 

エージェントからお気に召すオファーを受け取って、周りに聞いたクラブの評判が良くて、監督やクラブの人たちと話して、自分の決断に"GOOD"を感じたら、さあ契約よ!

と、その前に-契約は英語よ!! そんなの当たり前に見えるけど、ヨーロッパのクラブはそんなに当たり前じゃないの。自分の契約において、絶対にすべてを理解すること。それから、おかしな箇所がないかを確認するために複数の人に見てもらうこと。そうして”準備OK” ”いい感じ”と感じたら、サインして提出するの。

私の最も重要なヒントはこれよ。クラブがあなたに契約にない何かを約束したとしても、それは絶対に果たされないわ。だから必ず書いてあることすべてを確認し、複数の人に隅々まで見てもらって。もし引っかかることがある時は、サインすべきではないわ! 疑問に思うあらゆることとか、知りたいことに関しては、エージェントを通してクラブとコミュニケーションを取った方がいいのよ。

忘れないで。最終的にこれはビジネスの契約。そしてあなたは、自分のキャリアの管理者になるの!

私の(経験してきたたくさんの学びの中で)最も大きなアドバイスは、理解できないことがあったり、心の底から心地良いと感じなかったら、サインしちゃだめよ。

 

これが役に立つことを願うわ! 信じて。プロバレーボール選手のコミュニティには、喜んであなたに手を差し伸べてくれる人たちがたーーーっくさんいるの。だからエージェントやチーム、その他すべてのことに疑問を持ったら、プロ選手を見つけるためにリサーチをして、繋がりを持って! 彼らは、あなたの疑問に答えることが何よりの喜びなの。

世の中簡単にたくさんの(プロ契約の)情報は入手できないから、このブログが役に立って、ほかに聞きたいことがあるなら、いつでも遠慮なく私に連絡してほしいわ! 詳しくはインスタをフォローしてね!

 

 

はい。プロ契約のお話。2024年1月の記事ですね。

 

この記事をシェアしてくれているサラ選手とはどなたか? 同ブログ内にプロフがあったので、簡単に。

 

サラ シュミット スペッグマン 

女子プロバレーボール選手。コロラド州 デンバー出身。 いろいろなスポーツをしてきた中で(あまりに多くのスポーツをやっていたので、あだ名は”スポーティ”だった)、1番深い愛と情熱を持てるのがバレーボールだと気づく。バレーボールは練習に行くのを待ちきれなかったり、家のガレージで何時間も練習していた。修士号と小学校の教員免許を修得後、やっぱりバレーボールへの道へ行きたいと思い、動画を作って、エージェントを見つけ、スウェーデンで最初のプロ契約を結ぶ。スイスやフランスでプレーしている

 

 

 

ふむふむ。

 

バレーボール界でもだいぶスタンダードの域に入ってきた海外のクラブとの契約。そういうニュースが飛び込んでくると、おおーすごい!って思うと同時に、いつも思ってたのが「契約ってどうやってするんだろ」と。選手でもないのに笑

 

学校やクラブに所属してるなら、やっぱり内部の人に聞くのが1番ですよね。横やら縦やらの繋がりがあるから。なんかそういう専門機関みたいのあるのかな?日本のバレーボールにも。協会の中のいち部門とかじゃなくて、会社みたいな。

 

ハイライト動画は、youtubeでもいろいろ上がってますよね。選手自身が作ったものじゃなくても、かっこよく編集されてたり。

映画の予告編とか楽しいよね。MADとか。本編の3割増しくらいでかっこよく見える。

 

監督とか顧問に聞けばいいじゃんって簡単にいっても、できない人もいますよね。動かなきゃ始まらないだろ!って分かってても、なかなか踏み出せなかったり、それはもう人それぞれ。何の実績もないし、賞もないし、代表でもないし…って。でもそれでせっかく芽生えた挑戦の芽を枯らしてしまうのはもったいなさすぎる!

物怖じしてしまうのは全然普通だし、不安になるのも普通だし。でもそれが、こういう情報を目にする機会がちょっとでも増えて、少しでも透明化できたら、挑戦しやすくなるんじゃないかな。シーズン中の生活に密着!みたいなテレビや動画でもなんとなく知れるけど、細かい部分、例えば何月にどういう話をして、契約金はどうやって決まってとか、そういうのってなかなか知れないもんね。

 

海外に行くのがベストかどうかも人それぞれ。クビアクが言ってましたね。日本のリーグは弱いと言われるけど、パンサーズ(現:大阪ブルテオン)にいて僕は世界チャンピオンになったよと。ブルテオン言い慣れない笑

 

トラブルもありますよね。クラブじゃなくても、エージェントだったり、マネージャーだったり。いろいろな競技でいろいろな話を目にしますよね。サラ選手が強調しているように、そういう面もあるんだね。

 

だけどどっかで勇気は必要。決断しなきゃならない。やるっていう決断もやめるっていう決断もおんなじ”決断”。

最近は各種SNSで発信している選手も多いし、海外のクラブを経験している選手も増えてるし、むかしよりは話を聞けるチャンスは多そう。

 

日本でも海外でも、プロでも社会人でも学生でも、すべてのバレーボール選手が自分の望む舞台に立てるわけではないけど、頑張ってるすべての選手を応援したい。

 

 

Thank you for reading.