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すべてのG1馬のために

競馬のG1馬に特化した記録を、いろいろな角度からまとめていきます。

1984年12月4日、日本中央競馬会は創立30周年事業の一環として、第1回顕彰馬10頭を選出しました。

 

そこで、1983年末当時の実績馬ランキング(詳しくはこちらで)と顕彰馬の関係を考察したいと思います。

 

なお、当時の選考基準は以下の通りで、顕彰馬選考委員会の協議により決定していました。

  • 競走成績が特に優秀であると認められる馬(原則としてGⅠ競走に格付けされた重賞競走において3勝以上の成績を収めたもの)
  • 競走成績が優秀であって、種牡馬または繁殖牝馬として、その産駒の競走成績が特に優秀であると認められる馬(上記に準ずる成績を収めた馬であって、GⅠ競走において優勝した産駒が種牡馬にあっては5頭以上、繁殖牝馬にあっては2頭以上のもの)
  • その他、中央競馬の発展に特に貢献があったと認められる馬(国際的に活躍し、中央競馬の評価を高めたもの、又は記録性、話題性、大衆性において中央競馬の発展に特に貢献のあったもの)
 
八大競走に含まれていなかった阪神3歳S、朝日杯3歳S、宝塚記念も「GⅠ競走に格付けされた重賞競走」であることを考慮して、10頭の顕彰馬を重複せずに選考基準ごとに分類すると、以下の通りとなります。
  • 成績優秀 セントライト・クリフジ、トキノミノル、ハクチカラ、シンザン、トウショウボーイ
  • 繁殖優秀 クモハタ(牡・GⅠ馬12頭)、トキツカゼ(牝・GⅠ馬2頭)、トサミドリ(牡・GⅠ馬16頭)
  • 発展貢献 ハイセイコー(第一次競馬ブームの立役者)
 
また、1990年に過去の競走馬について再選考され、以下の5頭が選出されています。
  • 成績優秀 メイヂヒカリ、コダマ、スピードシンボリ、テンポイント
  • 繁殖優秀 なし
  • 発展貢献 マルゼンスキー*(繁殖成績*+話題性等)
*最終的には、中山大障害(春)を含め6頭のGⅠ馬を輩出しているが、1990年当時は4頭だった。
 
それでは、1983年末当時の実績馬ランキング(現役馬は除く)を、「成績優秀」にあたる計10頭(とハイセイコー)が入る上位28位までを紹介します。なお、黄色地は第1回の選考委員会で選出された顕彰馬、灰色地は1990年の再選考で選出された顕彰馬、★はGⅠ級を3勝以上勝利した馬です。
 
1位 シンザン(1961生)4887点★
2位 セントライト(1938生)3245点★
3位 クリフジ(1940生)3047点★
4位 スピードシンボリ(1963生)2705点★
5位 ハクチカラ(1957生)2031点★
6位 リユウフオーレル(1959生)1978点★
7位 トウショウボーイ(1973生)1934点★
8位 コダマ(1957生)1925点★
9位 グリーングラス(1973生)1913点★
10位 メイヂヒカリ(1952生)1851点★
11位 テンポイント(1973生)1823点★
12位 タケホープ(1970生)1693点★
13位 ダイナナホウシユウ(1951生)1637点★
14位 キタノオー(1953生)1609点★
15位 キタノカチドキ(1971生)1572点★
16位 アンバーシャダイ(1977生)1486点
17位 ハイセイコー(1970生)1466点
18位 タニノムーティエ(1967生)1465点★
19位 メイズイ(1960生)1440点
20位 トウメイ(1966生)1439点
21位 カツラノハイセイコ(1976生)1424点
22位 サクラショウリ(1975生)1417点
23位 モンテプリンス(1977生)1412点
24位 ボストニアン(1950生)1352点
25位 ハクリヨウ(1950生)1339点
26位 オンスロート(1957生)1332点
27位 リュウズキ(1964生)1309点
28位 トキノミノル(1948生)1307点★
 
特に★があって顕彰馬になっていない7頭は、当時の基準に照らし合わせれば、顕彰馬にふさわしい馬たちであると考えます。歴史から埋もれないように、顕彰馬たちと合わせて紹介します。
 
第1回に「成績優秀」で選出
  • シンザン 19戦15勝(重賞8勝、以下同じ) 三冠・宝塚記念・天皇賞(秋)・有馬記念
  • セントライト 12戦9勝(4勝) 三冠
  • クリフジ 11戦11勝(4勝) 東京優駿・優駿牝馬・京都農商4歳
  • ハクチカラ 49戦21勝(10勝) 東京優駿・天皇賞(秋)・有馬記念、米重賞1勝
  • トウショウボーイ 15戦10勝(6勝) 皐月賞・有馬記念・宝塚記念
  • トキノミノル 10戦10勝(3勝) 朝日盃・皐月賞・東京優駿
1990年に「成績優秀」で選出
  • スピードシンボリ 43戦17勝(12勝) 天皇賞(春)・有馬記念2勝・宝塚記念
  • コダマ 17戦12勝(7勝) 阪神3歳・皐月賞・東京優駿・宝塚記念 
  • メイヂヒカリ 21戦16勝(5勝) 朝日盃・菊花賞・天皇賞(春)・中山グランプリ
  • テンポイント 18戦11勝(8勝) 阪神3歳・天皇賞(春)・有馬記念
「成績優秀」なのに選出漏れ
  • リユウフオーレル 37戦15勝(7勝) 宝塚記念・天皇賞(秋)・有馬記念
  • グリーングラス 26戦8勝(5勝) 菊花賞・天皇賞(春)・有馬記念
  • タケホープ 19戦7勝(4勝) 東京優駿・菊花賞・天皇賞(春)
  • ダイナナホウシユウ 29戦23勝(6勝) 皐月賞・菊花賞・天皇賞(秋)
  • キタノオー 29戦16勝(7勝) 朝日盃・菊花賞・天皇賞(春)
  • キタノカチドキ 15戦11勝(9勝) 阪神3歳・皐月賞・菊花賞
  • タニノムーティエ 18戦12勝(7勝) 阪神3歳・皐月賞・東京優駿
 
本日はここまでです。

前回の続きで、今回は2016年〜2020年の【私的JRA賞】です。

※ 下線は、実際の受賞馬と異なる馬

【2020年】

  • 年度代表馬 コントレイル 1720点
  • 2歳牡馬 ダノンザキッド 240点
  • 2歳牝馬 ソダシ 280点
  • 3歳牡馬 コントレイル 1720点
  • 3歳牝馬 デアリングタクト 1150点
  • 古馬牡馬 ダノンスマッシュ 700点
  • 古馬牝馬 アーモンドアイ 1480点
  • 短距離馬 グランアレグリア 1280点
  • ダート馬 チュウワウィザード 650点
  • 障害馬 メイショウダッサイ 280点
  • 特別賞 クロノジェネシス 1270点
※ 実際の受賞馬は、年度代表馬がアーモンドアイ、古馬牡馬部門がフィエールマン(630点)でした。

【2019年】

  • 年度代表馬 リスグラシュー 1750点
  • 2歳牡馬 サリオス 240点
  • 2歳牝馬 レシステンシア 240点
  • 3歳牡馬 アドマイヤマーズ 800点
  • 3歳牝馬 ラヴズオンリーユー 450点
  • 古馬牡馬 ウインブライト 1180点
  • 古馬牝馬 リスグラシュー 1750点
  • 短距離馬 インディチャンプ 840点
  • ダート馬 クリソベリル 580点
  • 障害馬 シングンマイケル 280点
  • 特別賞 アーモンドアイ 1150点
※ 実際の受賞馬は、2歳牡馬部門がコントレイル(Rtの差)、3歳牡馬部門がサートゥルナーリア(620点)、3歳牝馬部門がグランアレグリア(440点)でした。

【2018年】

  • 年度代表馬 アーモンドアイ 1740点
  • 2歳牡馬 アドマイヤマーズ 240点
  • 2歳牝馬 ダノンファンタジー 240点
  • 3歳牡馬 ルヴァンスレーヴ 740点
  • 3歳牝馬 アーモンドアイ 1740点
  • 古馬牡馬 ファインニードル 880点
  • 古馬牝馬 リスグラシュー 500点
  • 短距離馬 ファインニードル 880点
  • ダート馬 ルヴァンスレーヴ 740点
  • 障害馬 ニホンピロバロン 225点
※ 実際の受賞馬は、3歳牡馬部門がブラストワンピース(640点)、古馬牡馬部門がレイデオロ(540点)、障害馬部門がオジュウチョウサン(200点)でした。

【2017年】

  • 年度代表馬 キタサンブラック 2050点
  • 2歳牡馬 ダノンプレミアム 240点
  • 2歳牝馬 ラッキーライラック 200点
  • 3歳牡馬 レイデオロ 720点
  • 3歳牝馬 ソウルスターリング 490点
  • 古馬牡馬 キタサンブラック 2050点
  • 古馬牝馬 ヴィブロス 600点
  • 短距離馬 レッドファルクス 540点
  • ダート馬 ゴールドドリーム 800点
  • 障害馬 オジュウチョウサン 480点

【2016年】

  • 年度代表馬 モーリス 1780点
  • 2歳牡馬 サトノアレス 200点
  • 2歳牝馬 ソウルスターリング 200点
  • 3歳牡馬 サトノダイヤモンド 1310点
  • 3歳牝馬 シンハライト 560点
  • 古馬牡馬 モーリス 1780点
  • 古馬牝馬 マリアライト 500点
  • 短距離馬 モーリス 780点★
  • ダート馬 コパノリッキー 600点
  • 障害馬 オジュウチョウサン 480点
  • 特別賞 キタサンブラック 1270点
※ 実際の受賞馬は、年度代表馬および古馬牡馬部門がキタサンブラック、短距離馬部門がミッキーアイル(600点)、ダート馬部門がサウンドトゥルー(540点)、特別賞がモーリスでした。
★ モーリスの短距離馬部門での点数は、1600m以下のレースにおける点数です。
 
本日はここまでです。

こちらの記事で紹介した実績ptをもとに各年度の年間ポイントを算出し、【私的JRA賞】を決めていきたいと思います。

 

ここで、レースごとの実績ptをポイント順に整理します。なお、 RRtは年間レースレーティングの略です。

 

  • 600点 東京優駿・ジャパンC・有馬記念、海外国際GⅠ(RRt120以上)
  • 500点 皐月賞・菊花賞・天皇賞(春・秋)・宝塚記念、海外国際GⅠ( RRt120未満)
  • 400点 桜花賞・優駿牝馬、上記以外の古馬牡牝混合GⅠ
  • 300点 上記以外の3歳GⅠ、牝馬GⅠ、東京大賞典
  • 200点 2歳GⅠ、障害GⅠ、地方の古馬牡牝混合JpnⅠ
  • 100点 上記以外の地方JpnⅠ
  • 40点 GⅠ以外の重賞
  • 1点 重賞以外
 
勝利で300点以上のGⅠでの2着は80点、3着は50点、それ以外のGⅠ級での2着は40点、3着は25点です。
また、年間ポイント算出の際は、三冠ボーナス(クラシックの点を2倍する)を採用しません。
 
以上の集計から5単位で切り捨た点を【年間ポイント】とし、該当年度で最高得点の馬を年度代表馬各。部門でのポイント最上位を部門賞として選出します。同点の場合は、IFHAのレーティング(Rt)の高い方を選出します。レーティングも同じ場合は、重賞を除くオープンクラスの勝利数の多い方を選出します。
 
さらに、部門賞から漏れた馬の中で、実績ptが900点以上の馬を特別賞とします。
 
それでは、2021年〜2025年の【私的JRA賞】を発表します。
※ 下線は、実際の受賞馬と異なる馬

【2025年】

  • 年度代表馬 フォーエバーヤング 1290点
  • 2歳牡馬 カヴァレリッツォ 200点
  • 2歳牝馬 スターアニス 200点
  • 3歳牡馬 ミュージアムマイル 1220点
  • 3歳牝馬 エンブロイダリー 740点
  • 古馬牡馬 フォーエバーヤング 1290点
  • 古馬牝馬 ダブルハートボンド 440点
  • スプリンター サトノレーヴ 560点
  • マイラー ジャンタルマンタル 800点
  • ダート馬 フォーエバーヤング 1290点
  • 障害馬 エコロデュエル 400点
※ 古馬牝馬部門の実際の受賞馬はレガレイラ(340点)でした。その他、カランダガン(600点)が特別賞を受賞しています。

【2024年】

  • 年度代表馬 ドウデュース 1100点
  • 2歳牡馬 クロワデュノール 240点
  • 2歳牝馬 アルマヴェローチェ 200点
  • 3歳牡馬 ダノンデサイル 690点
  • 3歳牝馬 チェルヴィニア 700点
  • 古馬牡馬 ドウデュース 1100点
  • 古馬牝馬 スタニングローズ・テンハッピーローズ 300点
  • スプリンター ルガル 440点
  • マイラー ソウルラッシュ 570点
  • ダート馬 レモンポップ 800点
  • 障害馬 ニシノデイジー 225点
※ その他、フォーエバーヤング(580点)が特別賞を受賞しています。

【2023年】

  • 年度代表馬 イクイノックス 2200点
  • 2歳牡馬 ジャンタルマンタル 240点
  • 2歳牝馬 アスコリピチェーノ 240点
  • 3歳牡馬 タスティエーラ 800点
  • 3歳牝馬 リバティアイランド 1180点
  • 古馬牡馬 イクイノックス 2200点
  • 古馬牝馬 ソングライン 700点
  • スプリンター ママコチャ 400点
  • マイラー ソングライン 700点
  • ダート馬 ウシュバテソーロ 1040点
  • 障害馬 マイネルグロン 240点
  • 特別賞 レモンポップ 1040点
※ 実際の受賞馬は、ダート馬部門がレモンポップ(Rtの差)、特別賞がウシュバテソーロでした。

【2022年】

  • 年度代表馬 イクイノックス 1260点
  • 2歳牡馬 ドルチェモア 240点
  • 2歳牝馬 リバティアイランド 200点
  • 3歳牡馬 イクイノックス 1260点
  • 3歳牝馬 スターズオンアース 850点
  • 古馬牡馬 タイトルホルダー 1000点
  • 古馬牝馬 ウインマリリン 580点
  • 短距離馬 ナランフレグ 450点
  • ダート馬 カフェファラオ 600点
  • 障害馬 オジュウチョウサン・ニシノデイジー 200点
※ 実際の受賞馬は、古馬牝馬部門がジェラルディーナ(390点)、短距離馬部門がセリフォス(440点)でした。

【2021年】

  • 年度代表馬 エフフォーリア 1720点
  • 2歳牡馬 ドウデュース 200点
  • 2歳牝馬 サークルオブライフ 240点
  • 3歳牡馬 エフフォーリア 1720点
  • 3歳牝馬 ソダシ 440点
  • 古馬牡馬 コントレイル 730点
  • 古馬牝馬 ラヴズオンリーユー 1650点
  • 短距離馬 グランアレグリア 780点★
  • ダート馬 テーオーケインズ 640点
  • 障害馬 メイショウダッサイ 240点
※ 障害馬部門の実際の受賞馬はオジュウチョウサン(200点)でした。
★ グランアレグリアの年間ポイントは、天皇賞(秋)の3着を加えると830点。
 
本日はここまでです。

本日は、牝馬で三冠を達成した8頭(変則三冠も含む)の実績ptを紹介します。3歳牝馬GⅠをすべて勝利したときは1900点となるので、それ以外のレースでどれだけ積み上げたかで順位が決まります。なお、実績ptにつきましては、こちらの記事をご覧ください。

 

では、牝馬で三冠を達成した8頭の実績ptを見ていきましょう。なお順位は、2026年9月現在です。

 

4位 アーモンドアイ(2015生)5171点

6位 ジェンティルドンナ(2009生)4571点

18位 クリフジ(1940生)3047点

32位 アパパネ(2007生)2502点

39位 リバティアイランド(2020生)2311点

47位 メジロラモーヌ(1983生)2062点

48位 デアリングタクト(1980生)2052点

52位 スティルインラブ(2000生)1982点 

 

4位のアーモンドアイと6位のジェンティルドンナについては、こちらをご覧ください。

 

18位のクリフジは、今で言う東京優駿、優駿牝馬、菊花賞を勝利した変則三冠馬です。デビューが今で言う桜花賞、皐月賞よりも後の5月でしたがそこで勝利。その2週間後の一般戦を大差勝ちし、連闘で臨んだ東京優駿も6馬身差で圧勝しました。その後も優駿牝馬(当時は秋開催)、菊花賞を圧勝しました。デビューして半年経らず三冠達成という記録は、破られることはないでしょう。

 

32位のアパパネと39位のリバティアイランドは、阪神ジュベナイルフィリーズから秋華賞までの世代限定牝馬GⅠをすべて勝利しています。アパパネはその他にヴィクトリアマイルも制し五冠を達成。一方リバティアイランドは、牡馬相手の大レースで善戦を続けますが、5歳でのクイーンエリザベス2世C(香港)で予後不良となってしまいました。

 

47位のメジロラモーヌは初めて牝馬三冠を達成した馬ですが、唯一、すべてのトライアルにも勝利しています。さらに、当時の三冠目は2400mのエリザベス女王杯だったので、最もタフな三冠馬とも言えるでしょう。

 

48位のデアリングタクトは史上はじめて、無敗での牝馬三冠を達成しました。その直後、アーモンドアイを含む3頭による三冠馬対決となったジャパンCで3着と初黒星を喫し、それ以降は勝利を飾る事ができませんでした。また、52位のスティルインラブは、三冠競走をすべて2番人気で勝利しています。続くエリザベス女王杯では、GⅠでは初めての1番人気となりますが2着に敗れ、それ以降は連対することすらできませんでした。

 

本日はここまでです。

前回の記事の続きとして、2026年9月現在の上位15頭のうち、クラシック三冠馬を除く7頭を詳しく見ていきたいと思います。なお、実績ptにつきましては、こちらの記事をご覧ください。

 

4位 アーモンドアイ(2015生)5171点

6位 ジェンティルドンナ(2009生)4571点

7位 テイエムオペラオー(1996生)4322点

10位 キタサンブラック(2012生)4002点

12位 イクイノックス(2019生)3501点

13位 ゴールドシップ(2009生)3402点 

14位 ウオッカ(2004生)3352点 

 

牝馬の三冠馬は現時点で7頭いますが、そのうち古馬になってから王道路線で牡馬に挑み続けた2頭が4位と6位に入っています。4位のアーモンドアイは歴代最多の芝GⅠ9勝馬ですが、そのうち6勝が東京コースでした。引退レースとなったジャパンCでは、2世代下の無敗の三冠馬2頭を破り、2度目の年度代表馬に輝いています。一方6位のジェンティルドンナは、引退レースとなった有馬記念を勝利で飾り、これにより主要4場を制した史上初の牝馬(牡馬と合わせると3頭目)となるとともに、こちらも同じく2度目の年度代表馬に輝きました。

 

9位と11位は、その主要4場を制した5頭のうちの2頭が並んでいます。9位のテイエムオペラオーは、20世紀最後の年である2000年に当時の王道路線の完全制覇を含む8戦8勝の成績を残し、「世紀末の覇王」と呼ばれました。また11位のキタサンブラックは、現役時代の活躍や人気もさる事ながら、引退後も数々の活躍馬を輩出しており、大種牡馬として永く名を残すことになるでしょう。両馬ともクラシックは1勝ずつでしたが、古馬になっての王道路線での活躍が光った存在でした。

 

12位は、そのキタサンブラックの子で、2023年のワールドベストレースホースランキングで世界1位となったイクイノックスが入りました。クラシックこそ勝てませんでしたが、3歳で天皇賞(秋)を制して以降は、引退レースとなった4歳のジャパンCまでGⅠを6連勝し、その最後レースで、日本調教馬として最高となるレーティング135を獲得しました。また13位のゴールドシップは、上位15頭のうち、唯一顕彰馬に選ばれていない馬です。3歳時には皐月賞、菊花賞、有馬記念の3つのGⅠを制覇。6歳時には天皇賞(春)を3度目の正直で制覇する一方、3連覇を目指した宝塚記念では世紀のやらかしで大敗するなど、長年にわたって話題を振りまいていた人気馬でした。

 

最後に、14位のウオッカは牝馬としては史上3頭目、64年ぶりに東京優駿を勝利した馬です。その他、東京コース古馬GⅠ完全制覇や、牝馬として初の2年連続年度代表馬選出など、破天荒な快挙を成し遂げました。

 

本日はここまでです。