2005年生まれ(2008年クラシック世代) | すべてのG1馬のために

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競馬のG1馬に特化した記録を、いろいろな角度からまとめていきます。

本日は2005年生まれです。

 

G1馬頭数 18頭(牡馬14頭 牝馬4頭)

G1勝利数 35勝(牡馬30勝 牝馬5勝)


G1勝利数35は標準ですが、その半分以上の18が地方交流のG1級競走での勝利です。それだけダートで活躍した馬が多かったと言える反面、中央G1での活躍馬が少なく、古馬中長距離G1の勝利数はすべての世代で最少タイの1勝のみです。

 

それではランキングです。いつも通り、G1馬のみのランキングです。

 

(1)  G1勝利数ランキング

 1位 エスポワールシチー 9勝(中央2勝 地方7勝)

 2位 スマートファルコン 6勝(地方6勝)

 3位 サクセスブロッケン 3勝(中央1勝 地方2勝)

 

(2)  重賞勝利数ランキング

 1位 スマートファルコン 19勝

 2位 エスポワールシチー 12勝

 3位 アーネストリー   5勝

 

(3)  勝利数ランキング([地]を除く)

 1位 スマートファルコン 23勝

 2位 エスポワールシチー 17勝

 3位 サマーウインド   14勝

 

(4)  総賞金ランキング

 1位 エスポワールシチー 1,023,197,000円

 2位 スマートファルコン 990,736,000円

 3位 ディープスカイ   642,139,000円

 

(5)  生涯レーティングランキング(牝馬は+4)

 1位 アーネストリー   121

 1位 オウケンブルースリ 121

 1位 ディープスカイ   121

 

たくさんのダート馬がランクインしました。まずはG1を9勝したエスポワールシチーです。4歳でかしわ記念を制すると、そこから翌年のかしわ記念までG1級競走を5連勝。その次のマイルCS南部杯で2着と連勝が止まりますが、国内ダート最強馬として米国のBCクラシックにも挑戦しています(結果は10着)。そして8歳時にJBCスプリントで勝利し、当時の最多タイとなるG1級タイトル9勝目を手にしました。

 

次はスマートファルコンです。5歳でJBCクラシックを制してからは、その翌々年の川崎記念までG1級競走を6連勝しました。その勢いでドバイワールドCにも挑戦しています(結果は10着)。平地重賞勝利数の19は、中央所属馬の中で歴代1位です。

 

なお、エスポワールシチーが中央G1を2勝しているのに対し、スマートファルコンは勝つどころか、1度も走っていません。また、この2頭がG1級競走において一緒に走ったのは、2011年の帝王賞しかありません(結果は、スマートファルコンが1着、エスポワールシチーが2着)。

 

続いてはサクセスブロッケンです。ダートでデビューすると、すべて圧勝でのダート4連勝を飾ります。その強さから芝でも期待され、東京優駿で3番人気に支持されます。しかし、この競走で最下位になったことから再びダートに舞台を移し、G1級競走を3つ勝利しました。ちなみに、スマートファルコンも牡馬クラシックの皐月賞に出走し、最下位になっています。

 

続いてサマーウインドです。中央所属と地方所属を行ったり来たりした馬で、勝利数14のうち7勝が地方所属時です。そのため「[地]を除く」としてある立場としては微妙…。5歳時にJBCスプリントを圧倒的な支持の中、4馬身差で圧勝しています。

 

ここからは芝馬です。ダービー馬のディープスカイが総賞金とレーティングでランクインしました。NHKマイルCと東京優駿を連勝し変則二冠を達成した後、秋は天皇賞(秋)で古馬に挑みます。そのレースでウオッカとダイワスカーレットに迫る3着に入った後は、ジャパンC2着、安田記念2着、宝塚記念3着と好走を続けるものの、タイトルはつかめませんでした。そして、その後屈腱炎を発症し引退となりました。

 

そのディープスカイと並んでレーティングで1位タイになった馬が、アーネストリーオーケンブルースリです。アーネストリーは脚部不安からクラシックに出走できませんでしたが、4歳時の年末から重賞勝利を重ね、6歳時に宝塚記念をレコードで勝利し、念願のG1タイトルを手に入れます。これがこの世代唯一の古馬中長距離での勝利です。なお、レーティング121はこの勝利で得たものです。

 

一方オーケンブルースリは、皐月賞の翌週にデビューし、東京優駿の翌週に初勝利を飾ります。その後菊花賞では、皐月賞馬とダービー馬不在の中1番人気に支持され、勝利を収めます。なお、レーティング121は、このレースではなく、4歳時のジャパンCで僅差の2着に入ったときに得た数値です。

 

本日はここまでです。