2008年生まれ(2011年クラシック世代) | すべてのG1馬のために

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競馬のG1馬に特化した記録を、いろいろな角度からまとめていきます。

本日は2008年生まれです。

 

G1馬頭数 20頭(牡馬14頭 牝馬6頭)

G1勝利数 33勝(牡馬27勝 牝馬6勝)


G1馬頭数の20とG1勝利数の33はともに平均的な数値ですが、栗毛の3冠馬と短距離界の覇王の2頭が顕彰馬に選ばれている世代です。顕彰馬が2頭いるのは、TTGがいる1974年生まれ(顕彰馬は2頭のT)とこの世代の2世代のみです。また、ディープインパクトの初年度産駒の年でもあります。

 

それではランキングです。いつも通り、G1馬のみのランキングです。

 

(1)  G1勝利数ランキング

 1位 オルフェーヴル   6勝(中央6勝)

 1位 ロードカナロア   6勝(中央4勝 海外2勝)

 3位 グランプリボス   2勝(中央2勝)

 3位 リアルインパクト  2勝(中央1勝 海外1勝)

 3位 グレープブランデー 2勝(中央1勝 地方1勝)

 

(2)  重賞勝利数ランキング

 1位 オルフェーヴル   11勝

 2位 ロードカナロア   9勝

 3位 メーデイア     6勝

 

(3)  勝利数ランキング([地]を除く)

 1位 ロードカナロア   13勝

 2位 オルフェーヴル   12勝

 3位 ローマンレジェンド 10勝

 3位 メーデイア     10勝

 

(4)  総賞金ランキング

 1位 オルフェーヴル   1,576,213,000円

 2位 ロードカナロア   850,200,800円

 3位 グランプリボス   544,304,800円

 

(5)  生涯レーティングランキング(牝馬は+4)

 1位 オルフェーヴル   129

 2位 ロードカナロア   128

 3位 アドマイヤラクティ 121

 

まずは史上7頭目の牡馬三冠馬、オルフェーヴルです。競走馬にはなれないのではないかと思われるほどの激しい気性の持ち主で、やることがとにかく派手な馬でした。勝ち方が派手だったことは言うまでもないですが、ゴール後に池添騎手を振り落とし放馬したことで記念撮影が中止になった新馬戦や、逸走したにも関わらず勝ち負けにまで持ち込んだ阪神大賞典など、エピソードについては枚挙に暇がありません。また、8頭いる3冠馬の中で唯一2桁着順が2回あったことも、そのような気性の表れだったのでしょうか。

 

一方で連対率95%、3着内率100%と安定感のある成績を残したのがロードカナロアです。日本のスプリントG1を3連勝した他、世界最高峰と言われる香港スプリントで連覇するなど、香港における馬名「龍王」の名にふさわしい名馬でした。また、Sカテゴリーでのレーティング128は、中距離(M~L)において高い数値が出やすいと言われている中での破格の数値で、発表時点において、牡馬スプリント部門における今世紀世界トップの数値でした。

 

その他に芝で活躍した牡馬は、2歳チャンピオンでありながらマイルを中心に6歳まで活躍したグランプリボスや、ディープインパクト初年度産駒であり、3歳馬として初めて安田記念(G1)を制したリアルインパクト、豪州のG1コーフィールドCを制したものの、次走のメルボルンCゴール後に非業の死を遂げたアドマイヤラクティがいます。

 

ダート馬ではグレープブランデーローマンレジェンドがランクインです。グレープブランデーはジャパンダートダービーとフェブラリーSを、ローマンレジェンドは東京大賞典を制しました。なお、この2頭の対戦成績は3勝3敗の五分ですが、一緒に馬券に絡んだことはありません。

 

牝馬は、世代限定の4つのレースをすべて違う馬が制したこともあり、JBCレディスクラシックを勝利したメーデイアのみがランクインです。ダートを主戦場にしていましたが、芝も3回だけ走っており、その中には4歳時のヴィクトリアマイル(17着)も含まれています

 

本日はここまでです。