2011年生まれ(2014年クラシック世代) | すべてのG1馬のために

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競馬のG1馬に特化した記録を、いろいろな角度からまとめていきます。

本日は2011年生まれです。

 

G1馬頭数 22頭(牡馬16頭 牝馬6頭)

G1勝利数 40勝(牡馬32勝 牝馬8勝)


この世代のG1勝利数は多めの方ですが、香港でも活躍したあの馬と、希代の名ジャンパーのあの馬で、牡馬の約半数を占めています。

 

それではランキングです。いつも通り、G1馬のみのランキングです。また、勝利数のみ、戦う舞台が異なる[地]を除くことにします。

 

(1)  G1勝利数ランキング

 1位 オジュウチョウサン 9勝(障害9勝)

 2位 モーリス      6勝(中央3勝 海外3勝)

 3位 ミッキーアイル   2勝(中央2勝)

 3位 レッドファルクス  2勝(中央2勝)

 3位 ショウナンパンドラ 2勝(中央2勝)

 3位 マリアライト    2勝(中央2勝)

 3位 エイシンヒカリ   2勝(海外2勝)

 

(2)  重賞勝利数ランキング

 1位 オジュウチョウサン 15勝

 2位 モーリス      7勝

 3位 イスラボニータ   6勝

 3位 ミッキーアイル   6勝

 

(3)  勝利数ランキング([地]を除く)

 1位 オジュウチョウサン 20勝

 2位 ニシケンモノノフ  12勝

 3位 モーリス      11勝

 

(4)  総賞金ランキング

 1位 モーリス      1,083,685,700円   

 2位 オジュウチョウサン 941,377,000円 

 3位 イスラボニータ   752,027,000円

 

(5)  生涯レーティングランキング(牝馬は+4)

 1位 エイシンヒカリ   127

 1位 モーリス      127

 3位 ハープスター    117(121)

 

すべてのランキングに登場したのがモーリスです。4歳時に1600mのG1を3勝し、年度代表馬と最優秀短距離馬の称号を手にしました。最優秀短距離馬の年度代表馬は、タイキシャトル、ロードカナロアに次ぐ3頭目の快挙です。また、5歳時は2000mという違う舞台のG1を3勝し、特別賞に選出されています。

 

続いてはオジュウチョウサンです。3歳の秋に入障し、11歳まで一線級で活躍しました。7歳のときには有馬記念に挑戦するべく平地に戻り、500万下、1000万下を連勝し、ファン投票で見事に出走を果たしたことも話題になりました(結果は9着)。障害馬として、2頭目の顕彰馬に選ばれてほしいものです。

 

他にG1勝利数でランクインした牡馬のうち、ミッキーアイルレッドファルクスは短距離を舞台に活躍した馬です。ミッキーアイルはマイルG1を2勝、レッドファルクスはスプリンターズSを連覇しています。

 

また、レーティングでもランクインしているエイシンヒカリは逃げ馬として中距離を舞台に活躍しました。日本でのG1勝利こそありませんでしたが、香港Cとフランスのイスパーン賞を制しました。特にイスパーン賞では2着に10馬身もの差をつけ勝利し、レース直後には129というレーティングを得て、一時はその年の世界1位にもなっています(最終レーティングは127)。

 

他に牡馬としては皐月賞を制しダービーでも2着だったイスラボニータ、ダート短距離で活躍しJBCスプリントを制した北海道競馬出身のニシケンモノノフがランクインしています。

 

牝馬ではショウナンパンドラマリアライトがG1勝利数で、ハープスターがレーティングでランクインしています。そのうちショウナンパンドラはジャパンCを、マリアライトは宝塚記念をそれぞれ制するなど、牡馬とも互角の戦いを続けました。また、ハープスターはG1勝利こそ桜花賞のみですが、3歳時には札幌記念でゴールドシップを破り、凱旋門賞にも挑戦しました(結果は6着)。

 

本日はここまでです。