2012年生まれ(2015年クラシック世代) | すべてのG1馬のために

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競馬のG1馬に特化した記録を、いろいろな角度からまとめていきます。

本日は2012年生まれです。

 

G1馬頭数 20頭(牡馬14頭 牝馬6頭)

G1勝利数 31勝(牡馬23勝 牝馬8勝)


この世代もG1馬頭数、勝利数ともに少なめですが、日本歴代最高レーティングの馬の父や三冠牝馬の父、ダービー馬の父や今後のダート界のホープの父など、種牡馬として成功している馬が多い世代です。

 

それではランキングです。いつも通り、G1馬のみのランキングです。また、勝利数のみ、戦う舞台が異なる[地]を除くことにします。

 

(1)  G1勝利数ランキング

 1位 キタサンブラック  7勝(中央7勝)

 2位 ドゥラメンテ    2勝(中央2勝)

 2位 ミッキークイーン  2勝(中央2勝)

 2位 サトノクラウン   2勝(中央1勝 海外1勝)

 2位 ノンコノユメ    2勝(中央1勝 地方1勝)

 2位 ホワイトフーガ   2勝(地方2勝)

 

(2)  重賞勝利数ランキング

 1位 キタサンブラック  10勝

 2位 ホワイトフーガ   7勝

 3位 サトノクラウン   6勝

 

(3)  勝利数ランキング([地]を除く)

 1位 キタサンブラック  14勝

 2位 ミツバ       12勝

 3位 ホワイトフーガ   11勝

 

(4)  総賞金ランキング

 1位 キタサンブラック  1,876,843,000円   

 2位 シュヴァルグラン  1,134,971,300円 

 3位 リアルスティール  900,792,300円

 

(5)  生涯レーティングランキング

 1位 キタサンブラック  124

 2位 サトノクラウン   123

 2位 シュヴァルグラン  123

 

キタサンブラックは馬主がサブちゃんで主戦ジョッキーが豊騎手ということもあり非常に人気があった馬です。母父がサクラバクシンオーであるにも関わらず菊花賞と天皇賞(春)を制するなど、中長距離で安定感のある活躍しました。また、総賞金については、テイエムオペラオーの記録を16年ぶりに更新し、当時国内最高になりました。そして、何と言っても初年度からイクイノックスを輩出するなど、種牡馬としての活躍にも期待です。

 

そのキタサンブラックがG1で3度対戦して一度も先着できなかったのがドゥラメンテです。皐月賞とダービーを勝った後は三冠も期待されましたが、怪我で断念。また、4歳の宝塚記念2着の後には競走能力喪失となる怪我を負ってしまいました。その後は種牡馬として順調なスタートを切りましたが、9歳の時に急性大腸炎でこの世を去ってしまいました。競走馬としても種牡馬としても、太く短い馬生となってしまいました。

 

キタサンブラックが古馬になって一度だけ馬券に絡まなかったレースが5歳の宝塚記念ですが、そのときの勝ち馬がサトノクラウンです。初年度産駒からダービー馬タスティエーラを出すなど、サンデーサイレンスの血を持たない血統背景からも、今後の種牡馬としての活躍が期待されます。

 

その他の芝で活躍した牡馬は、3歳牡馬クラシックで2着2回4着1回と、この世代で唯一全レース掲示板に載り、4歳になりドバイターフを制したリアルスティールと、G1では17戦1勝2着3回3着4回と活躍し10億円ホースとなったシュヴァルグランなどがいます。

 

牝馬の芝馬ではミッキークイーンがランクインです。オークスと秋華賞での勝ちっぷりを見ると、桜花賞の抽選で外れなければ三冠馬になっていたのでは、と思わせるほどの馬でした。

 

ダート馬ではノンコノユメホワイトフーガミツバがランクインです。ノンコノユメは中央所属だったときにG1・Jpn1を2勝しました。地方に移籍した後も、G1・Jpn1で勝利こそなかったものの、3回も馬券に絡むなど、息の長い活躍をしました。また、ホワイトフーガはJBCレディスクラシックを連覇し、ミツバは川崎記念を制しました。ミツバについては、2023年のチューリップ賞で誘導馬を務めた際、騎手引退直後の福永祐一調教師が騎乗したことでも話題になりました。

 

本日はここまでです。