全リス会(全日本リーマンスノーケラーの会)    あるいはペップ島袋の狩猟と焚き火の備忘録 -12ページ目

全リス会(全日本リーマンスノーケラーの会)    あるいはペップ島袋の狩猟と焚き火の備忘録

 スノーケリングと焚き火を愛する会社員の人々よ、ビールを片手に集え! 規則、会費なし。役職もとくに置かず。ただいまのところ、本拠は福岡市。焚き火とビールの会合だけは、やりたいですねえ、フフフフという会。2013年から狩猟ネタが入ります


問題ありテント



キャンプから帰ってきて、気になっておった懸案事項を調べてみることにした。


 写真は、キャンプで使ったわたくしのテント。このテントの下に敷くフットプリントというグランドシートを買ってなかったので、このブランドの直営店がある福岡・天神に仕事帰りに行ってみた。在庫がないというので、全国の店を調べてもらうと・・・・。


 どこにも在庫なし。さらに作る予定もなし。あわてて自宅に戻り、ネット上をくまなく調べてみたら・・・・。どこにも、売ってない。えーっっっ。公式ホームページにも、載っているのだけど、在庫とキチンとリンクしてないのだろうなあ。


 「作る予定はないのですよ」と、ショップの人は申し訳なさそうに言っていた。アハハハ、これは確実に廃盤ということですか。このテントはもう終わりなんですね。人気なさそうでしたものね。かなり結露するしね。










 でも、まあ、いいか。テントの下に敷くのは、なんだっていい。それが高原のフカフカの草だったりしたら、もっといい。秋の砂浜でも、気持ちいいはずだ。


 とりとめもないことを言いながら、じっとテントを眺める。キャンプごころが、くすぐられるんだよナァ。

  


阿蘇焚き火





焚き火をしたくてしたくて、マイサン(8歳)と行ってきた。阿蘇は小国町の「遊水峡キャンプ場」だ。


 ここは天然のウオータースライダーのような滑らかな川底の川が300メートルも続いていて、川幅も30メートルぐらいあるし、大人もその気になってスライダーすれば、かなり楽しい。初日、ウリャウリャとマイサンと夕暮れまでスライダーして、すっころんだり、足元の速い流れに耐えながら、上流まで行って、またウリャウリャと滑り降りたりしていたら、深場でスノーケリングする時間がなかった。スノーケルを携えて、メガネにはしっかり曇り止めも塗って万全だというのに、それを装着する暇もなく、ああもう、すっかり4時半だ。


 いかんいかん、まだ温泉が・・・と言いながら、車で10分の杖立温泉につかって体を温めたのち、キャンプ地に戻って馬刺しを食べながら燃やした焚き火がこれだ。ウケケケ、急いでいるものだから、かなり燃やしてて火柱もかなり上がっておるね。














夜テント


 夜も更けると、この日の星空はたまらんかった。久々の満点の星空は、ちびっと涙が出るような美しさでしたよ。人気のキャンプ場だから、月曜日だけれど、テント場は満員の状態だ。それでも11時にはシーンと静かになって、マイサンがテントに潜ったのち、独りで焚き火をいじながら、ポカンと口をあけて、夜空を眺めた。


 眺めたけど、星が美しいのも、3分までじゃないでしょうか。星に飽きたら、再びイスに座りなおして、焚き火いじりだ。オラオラ、さらにオラオラと火をいじっていたら、3時間もたっていて、まずいまずいとテントに入る前に、テントの写真を撮った。買ったばからのこのテントに泊まるのが初めてで、みなさんも分かっているだろうが、この「買ったばかりのテント初お泊まり」というものは、胸が高鳴り、仔細に眺めながら、写真を撮ったりしたくなるものだ。それを実践したみた。


 ウシシシ、朝になったら、結露がテントの内側にたーっぷりついてて、テントの機能に期待したオーナー(僕のことだけど)は肩を落としたのですけどね。












朝焚き火



 だが、肩を落としてばかりの朝ではいられない。5時に起きて、森の中の静かな朝を堪能しながら、まずはコーヒーだ。そして、朝の散歩だ。テント場のすぐ下の川に見ながら、両鼻を開いて、腕も振り上げて、大きく深呼吸だ。


 さらに鳥の鳴き声に耳を澄ませば、おお、なんか分からんが、かなり美麗な泣き声が頭上からするぞ。小鳥が多く、オニヤンマなんかもビュンビン飛び回っているから、虫はほとんど気にならない。激しくリラックスしながら、コーヒーを3杯飲んだら、再び焚き火を始めて、暖を取る。汚れたままの短パンで、上着は長袖のTシャツをはおってちょうどいい程度の肌寒さだから、焚き火がうれしくて、うれしくて、朝9時まで、ボンヤリモーニング焚き火というものを楽しんだ。


 ウケケケ、実は「ボンヤリ」どころじゃなくて、オラオラとかなり忙しく、久々の焚き火を堪能したのだけどね。




 こんな遊びも、久々だ。ブログの更新も、久々なのだ。


 休みを奪われた仕事もひと段落ついたし、「さあ、これから遊ぶゾ」と、キャンプ場から家に帰ってきて見上げた、かなり涼しい本日26日の昼間の空は・・・・。


 秋の「いわし雲」がきれいに東から西に流れていた。その雲に向かって 「お呼びでないぞ。まだ夏は終わっとらん」と、つぶやいてみたのだが、雲は答えてくれない。


 そこにスーッと涼しい風がまた、家のリビングを音もなく通り抜けるだけなのだ。


スカイフィッシュ









 写真は、海で捕らえたクジメという魚を、下から撮ってみた。うけけけ、空飛ぶクジメだ。


 久々に福岡・糸島の二見ケ浦というマイ・スノーケリング・ポイントに繰り出してみたのだ。今回は、イワシのような稚魚の姿が夏の日差しにキラキラと反射して、いやあ、美しかったなあ。


 ヒトに懐きやすいイシダイの稚魚も2匹、網で捕獲して、飽きずに眺めた。一人で。










 でも、やっぱり一人は寂しいなあ。ここのところ、土日に休みがなく、だれかと遊びに行くということが全くなくなっている。久々に、どこかでだれかと爆発したい。一人で爆発しても、つまらんのだ。


 という思いが爆発して、あすは近くで開かれるシーカヤック教室に申し込んでみた。うけけけけ、知らない人ばかりだろうが、あすは爆発だ。




 


観察水槽



あづーーーーっ、と本日も都会を歩いていた皆さん。


 いやほんと、ご苦労さん。今日はあづくであづくで、「こんな日は海に行ったらいいよねえ・・・」などと夢想したでしょうねえ。


 そんな願いが聞こえたかのように、仕事が休みだった僕は海に行って思う存分、スノーケリングしてきた。




  いやあ、たまらない。汗ダクダクで飛び込んだ海は、ヒャーッッッ、爽快なのだ。7月とはいえ、水もまだかなりきれいで透明度は抜群だ。なにせ、ここは海水浴場全国100選に堂々選ばれた糸島の芥屋海水浴場である。うれしくてうれしくて、早速、塩水でうがいなどしたのち、手網と観察水槽を手に、海の中を1時間も2時間も3時間も、小魚を追い掛け回した。主な獲物は、カワハギ、カマス、メジナ、ハゼ。写真の水槽には、オブジェとしてヤドカリも入れてみた。水槽の後ろにある南国風の木がまた、いい雰囲気だナ。


 そのミニ水槽を海の上のテーブルまで持ってきて、さあランチだ。本日は「大砲」ラーメンとサケのおにぎりだ。ノンアルコールビールも奮発して2本つけたら、極楽だ。夏の熱風が、心地よくて心地よくて、夏のカキーンとした日差しが、まぶしくてまぶしくて。ラーメンをすすりつつ、ウリャウリャと小魚たちをつついていたら、なんかこう、生まれ変わった気分だ。


 そして、昼寝などしたのち、再び海にとって帰し、ボーッと浮かんでみた。浅場に差し込む日差しが、1・5メートルほどの砂底にキラキラと文様を描いている。ふっと見たら、メゴチのような底モノのサカナの胸ビレ付近に、数本ずつ不思議な足がはえていたので、近づくと・・・・。


 そいつはホーボウのようなやつで、接近した僕の目の前で、こぶし大の大きな両胸ビレをバッと広げたのだ。紫と空色が混ざり合って七色に輝くその胸ビレが、海水ごしに夏の日差しを浴びて輝くさまといったら、あぁぁ・・・・・。




塩







 テントは買った。寝袋もある。その下にひくマットも空気をプープー膨らませる最新式のもので万全だ。

 「さあ行くぞ行くぞ、もう野原で思う存分、寝るぞ、寝てやるぞ」と誓ったその次にキャンプ用品のナニをそろえたかというと・・・・。



 写真の左下だ。このちいさな容器に入っているのは、風邪薬ではない。塩やねん。にわかに関西人になってしまうけど、料理に使う塩やねん。ウケケケケ。













 料理は塩がなければ始まらない。「んなあこたあ、わかっとる!」とつぶやいた君、君もキャンプで塩を忘れた悲惨なケーケンがあるはずだ(ナイカナ)。ボクはある。悲惨でした。ただでさえ、幼少のころにキッツーイ塩が利いた塩サバがいつも食卓に上っていた港町生まれ。ザブザブと湯水のように食材に塩をかける食生活が、それこそ傷口にシオを塗るように、ボクの人生に染み付いているのだ(ここはかなりいい表現ダナ)。そのボクが塩をたーっぷり、たーっぷり、それこそあるまじきごときたーっぷり塩を振ったブリカマの塩焼きなどというものを、あるキャンプの夜、友人のかっぱ先生(http://www.k-kusano.com/ )はウメイウメイと食べておったのだ。ウシシシ、ワタクシもろとも、高血圧一直線ですね。


 飲みながら書くと、話が長くなるね(ただいま深夜3時半なのダ)。で、言いたいのは、一つだけだ。クスリが入っているように見える左下の小さな容器と、右の容器は知っているでしょうか。たぶん、知っておるね。最近、水筒のようなものでよく巷では聞く米国のメーカーの容器だ。ポリカーボネートという素材を使い、中身にニオイを移さず、ジョーブ、漏らさないなどいう特長で、みんな使っているようだ。

 問題はそのメーカーの名前なのだ。アウトドア雑誌「ビーパル」などでは「ナルゲン」と呼ばれ、街中のアウトドアショップでも「ナルゲン」で通じていて、それが正解のような感じなのだが、それはどうよ。

 「ナルジーン」と呼ぶ人が、主に英会話得意の人関係でいるらしい。どうよ。どうなのよ。おれが塩を入れてる容器(左下ネ)と、ショーユを入れるために買った容器(右ネ)は、なんと読んだらいいのだ。「ナルジーン」が正解で、米国ジーンという感じなのだが、それを知っている人、どうなのよ?


テント


ボーナスシーズンですね。リーマンの僕も、人並みにウレシイ時期が来た! 来たから、買った! 「なにが?」って、テントだ!

その我が家が左の写真です。






 ウシシシ、実はMSRというメーカーのものが、ずっと欲しくて物色していた。それは縦のサイドの一か所だけに入り口があるやつなのだが、キャンプ中の生活を想像してみると、ちょっとそれは問題ありということが分かってきた。キャンプ中の朝、テント内に座ったまんま、入り口を開いてコーヒーを沸かし、朝の風景を眺めながら、アツアツのコーヒーをすするというのは、キャンプ中の一つの喜びでしょう。で、テントの縦の部分の入り口だと、狭いし、前室もコーヒーが沸かせるほど、このMSRは広くないということも分かったのだ。6まんえんぐらいする高価なものだしね。二の足を踏んだまま、はやくも1年が過ぎたのだ。


 それで結論を出したのが、写真のノースフェイスのテントだ。縦でなく、横に入り口があって、前室も広い。シングルウオールだが、上部に換気口がついてて、結露対策も一応している。


 でもさ・・・。うれしいのだけどね。ネット上で購入したのだが、買う決断をする前に、ふと不安が沸いて、このメーカーの直営店に電話で聞いてみたのだ。「入り口はメッシュと通常のナイロンの二重になっているんですよね」と・・・。メッシュだけでは寒いこともあるだろうしね。しつこいほど確認して、その店員クンは「二重になっている」と自信満々で答えていたので購入に踏み切ったのだけど、届いた品物の入り口はメッシュだけ。あらためて、メーカーの総合問い合わせ窓口に電話で確認したら「このモデルの入り口はメッシュのみ」とアッサリした答えを受けて、腰が砕けた。


 ある福岡の老舗登山ショップの、これまた古株店員のヒトが、以前、言っていたことを思い出した。「山の道具は納得いくまで自分で試して、確認してから買うものです。山での行動を支える道具ですから」ーーー。いやあ、その言葉、おっしゃる通り。ぼくの責任なんだよなあ。


 


浜辺宴会
写真は被災地で途方に暮れる人々ではない。ウシシシ、分かっておるね。先日、カッパ先生、並びにリーマンスノーケラーの仲間の面々のみなさんと、今年の国内初スノーケラーに挑んできたのだ。





 いやあ、水は冷たかったが、楽しい。心底、楽しい。分かってもらえるでしょうか、この喜び。スノーケリングとサカナ観察は、やはり、遊びの王道なのだ。



 んで、写真奥の焚き火で暖を取り、写真手前のニワカ生き物観察コーナーで、生け捕りにしたドチザメの顔などをしげしげと眺め、昼になったら熱々のラーメン、もしくはつべたーく冷やしたトマトとキュウリにかぶりつく! トマトに塩ふって、キュウリにミソを塗りたくって、かぶりつく! いやはや、特にキュウリはうまさは、身が震えるほどのウマサでしたよ。












ドチザメ
 そしてそして、左の写真が、生け捕りにされて震える子どものドチザメ。うらめしそうなサメ目で、「覚えてろよ」と、こちらをにらんでおるね。いたいけな子どもドチザメは、みんなからサメ肌を触られて、くすぐったそうにしたのち、海に帰っていきました。


 「あ、帰すとき、お土産にキュウリを持たせれば良かったかなあ」と、いまふと、思い出した次第です。


新焚き火台


みなさん、ちーす。


 焚き火がしたい、焚き火がしたいと夢にまでうなされるようになって、先日は福岡市郊外の囲炉裏小屋という民宿のようなところに行ったのだ。


 「トリアス久山」が車で20分ぐらい近くにある小屋だったので、行き道にコストコ(米国のディスカウント量販店ね)に寄ったのち、このトリアスにある「ロゴス」(日本のアウトドアショップね)に走りこんで、フラフラと歩いていたらこれを見つけて「おおっ、おおっ」っと即買いしたのが、写真のミニ焚き火台だったのですよ。


 新たに道具箱に仲間入りした新相棒は、上に乗っているジッポを見てもらっても、ミニな具合が分かるでしょうねえ。ちっーせい!のだ。4000えんでした。


 縦横15センチぐらい。チビチビで、釣りで聞くところの出世魚のスズキで言うとフッコでしょうか。ショーチュー片手のエセ焼き鳥屋のオヤジと化した囲炉裏小屋の夜は、頭にタオル巻いてミニ焼き鳥屋を開いて、家族相手に「へーい、らっしゃい、なんにしやしょう」とやったのですねえ。バカですか、バカですね。





 でも、楽しかったなあ。ここ、囲炉裏小屋は福岡県新宮町、「みかみ農園」というミカン栽培の農園の人がやっている民宿のようなものなのだけど、今ではとうてい経験できないような五右衛門フロというものがあって、子供もサイコーに盛り上がっていたいた。風呂釜回りは、子供に風呂炊きさせたら、ダニに食われて翌日からカーイ、カーイとかきむしっていたけどネ。さらにムカデが出た。んで、それを風呂釜の焚き火で焼いてセーバイしたのた。ま、それもケーケン、ケーケンなのだと思う。


 さて、きょうは糸島に釣りに行ってきた。目的はサカナより、むしろ水温調査だ。


 分かっているでしょうが、今年もサマーがもう間近に来ている。リーマンスノーケラーの季節到来なのだ。


スノーケリング本






ウシシシシ、同志を見つけてしまったのだ。


 写真をじっくり見てほしい。上に陶器のカップがあるね。今宵もショーチューのお湯割りなのだ。


 いやいや、違う違う。


 右中央には、前に紹介した僕の焚き火印のジッポライターがあるね。


 いやいや、違う違うのだ。








 写真の中央、開いた文庫の「一年一趣味」の題名は、すっ飛ばし、書き出しを見てほしい。ウケケケ、これは某日、大分に出張に行く前にJR博多駅の書店に入り、ほほう、こんな本が出たのかネと手に取ったのち、即買いした「ときどき意味もなくずんずん歩く」(宮田珠己著、幻冬舎文庫、533円)の40ページの書き出しなのだ。



 「シュノーケリングが好きだ。」


 おおっ、おおおおっ!!!! 博多から特急「ソニック」がユルユルと出て、二日市に差し掛かったところで、この書き出しにオレはガツンとぶつかり、思わず座席から腰が10センチほど浮かびあがって、あろうことか、のんびりしたグリーン車の中で「おおおっ!!」と叫んでしまい、前に座っていたコウルサソウなリーマンおやじが思わず振り変えるほど興奮して足をバタバタして、もう一度「おおお、オオオッ!!!」と雄たけびの二つ、三つも上げてしまったのですヨ。


 すっかり忘れられてしまったのだろうが、このブログのタイトルは全リス会(全日本リーマンスノーケラーの会)だ。ウケケケ。名づけた本人も忘れておったのだよ。勝手に名づけて、一人で悦に行っているボク、もしくはオレも、この冬場、もしくは今春にかけて、海の話はすーっかり忘れていたのだ。サブイのであえて書かずにいて、軟弱なことに近所の低山に登ったりしていた。でも、そろそろスノーケリングのシーズン到来だ。そんな「そろそろ」の思いがもたげていたときに、この宮田珠己さん(解説ではタマキングと呼ばれている)の本にブチ当たったのだ。タマキング、かなり面白い。いや、白状すれば、久々に文庫を一気読みして、あろことか家人にも「これは面白いゼ。すぐ読め。NOW!」と薦めたのだ。


 いいぞいいぞ。タマキングは吉兆なのである。今年は海に潜るぞーっっっと熱い今宵は、ショーチューが進むのですねえ。で、この人、タマキングが既に出しているスノーケラー本、「ウはウミウシのウ」もすぐさま探し、買って読まなければならないのだ。


ザック


 仕事が忙しくて、遊びに行けない。では、仕事と遊びを融合してみた。きのうは熊本出張で泊まったついで、公休だった翌日、つまりきょうは朝に早起きしてドトウのビジネスマンから、一気に中高年登山家に変身して、一気に阿蘇に登るという無謀な計画を立てたのだ。


 ウシシシ、「そんなことは許しませんヨ」と熊本の空も大雨を降らしたのですけどねえ。


 まず、朝。実は友人を福岡から熊本に呼んでいて、熊本駅で朝9時に拾ったのち、阿蘇に登山に行くはずだったのだ。でも、久々に聞くAMラジオの天気予報は「すげー雨、昼前後からタイヘンですよ、洗濯物なんかとんでもありませんよ」のニュースばかり。友人が駅の改札から現れたときには、もうポツポツと春の雨が落ちてきていて、「さあ、どうするべ」というダメダメな気分で、登山はもちろん断念。駅前のミスタードーナツの前でクルマを止めて、途方に暮れていたのだ。写真のザックも、それはもう、不安そうにしていましたヨ。













 そこで、友人が「一心行のサクラって、阿蘇じゃなかったっけ?」と、その薄く口紅を引いた口から、ひらめいたように語ったのですねえ。そのサクラは、あのほら、よくある山あいの集落の中にポツンとあるサクラの大木で、オバサンたちが好きなやつ。クルマをビュイーンと飛ばし、途中の和菓子屋でサクラ餅などを買い込んで、行ってみたら、いたいた、サクラの好きなオババの大群が! 雨に濡れ、強風に耐えて、間違いなく本日が開花シーズンの最後という「一心行のサクラ」もけなげだったけど、雨に濡れて、もうタイヘンなことになったサクラ信心のオバサンも感動的で、ウケケケ、と一人、ジックリと鑑賞してしまったのだ。


 ま、そんな雨の話は、きょうはウンザリでしょう。みんなビシャビシャだったしね。そののち、レストランでロース定食2000円というものを楽しく食べ、南阿蘇の田舎の温泉でマッタリした湯の質にうなりながら雨が降り続く露天風呂で「ウイィィィィ」とうなり、最後は道の駅で熊本産の高菜の漬物など冷やかしの買い物をしたのち、その友人と爆笑話をしながら、大雨の中を高速道を飛ばして帰ってきたのですよ。で、今は、もうお風呂にも入らなくていいから、まったりとお酒などを飲んでいるのですねえ。


 山に登るはずのザックも、一度も登らずサミシソウ、もしくはムナシソウな雰囲気を漂わせ、家の扉の前で何か不満そう、何か言いたそう、何か例えば「あんな堕落したよ、もうダメだよ」などと言わずとおれない雰囲気、だたずまいを見せているというのが写真だ。


 本日は糾弾されるべき堕落の一日でしたが、ま、こういうのもアリだよー、とイキナリ沖縄県人化して、細事構わず、酔っ払いの男(ワタクシだけど)は、雨にちょっと濡れただけのザックの家の居間に放置し、まだまだお酒を飲む夜更けなのですねえ。