オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生 -4ページ目

オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

主催している「ありどおろ座」オペラ団の情報や合唱の練習など音楽家としての生活です。

懐かしいサトちゃん💕この頃気分がすぐれずもうすぐ死ぬんだなあとか鬱々と考える事が多いので病気かな?と悩んでいたのだけど・・・それって本番病だよ、と指摘され、なあんだ、あらら、スッキリ❗️これから楽しい事ばっかりじゃん🎵頑張ろう😁



私は「癒し」という言葉があまり好きではありません。従って癒しの音楽というのも何だかわからない言葉でした。

私に取って音楽はパワーを与えられる物、与える物です。だから超一流の演奏しか受け入れられない。自分も超一流に向かって頑張っているのだし。

その考えが行きすぎてしまっているのか、例えば駅のピアノで気軽に弾いている人を微笑ましく見れなくなっている自分がいます。ガチャガチャ弾かれると雑音だと思ってしまいます。なので楽器のあるところはなるべく近寄らない様にしています。

ところが!

昨日、母の病院でちょっとした広場にグランドピアノがあり、病院の企画でモーツアルトのソナタを弾いている人がいたのです。

いつもだったら逃げ出すところですが、母の車椅子を押しながら何となく聴いていました。

決して上手い演奏ではないけれど(失礼😆)病院で聞くモーツアルトはとても心地よかった。

そうか、これが癒しかあ、と初めて感じました。

ここで弾いてくれてありがとう、なんて思っちゃったもんね。

連れ合いによると「それが人間力」という事だそうです。なるほどネ。

日頃の私の癒しは可愛いぬいぐるみ🐻達かな😍






今日は母を病院に連れて行きました。
血液検査の結果で血栓があるかもしれなく来週CTスキャンをやりにまた付き添います。
ああ( ̄▽ ̄;)あんなに活発で会話が好きだったのに一言も喋べらないので何時間もかかる待ち時間が非常に退屈です。
大した事してないのに心身共にぐったり😣💦💦💦


声は出るけど歌がヘタってどういう脳の構造をしているのかと、先日テノール君に質問。

「新しい曲を勉強する時まず一番初めにどうする?

すると衝撃の答えが。

「ピアノを弾きます」

はあー?

ピアノで音を取るっつう意味か?

なんじゃそりゃあ。

だから訳わかんないヘタな歌なんだな?

なんたってまず音源聞くのが最初だろう?

楽譜に全てが書いてあるなんて嘘だ。

特に歌は。

楽譜通りに歌ったら奇妙な歌になる。

微妙な間や感情の波は楽譜には書かれていない。

歌は口移しや耳コピでやるもののだ。

例えば日本人なら楽譜を見た事もない、そんなに聞いた事もない演歌を歌えと言われたら何となくそれなりに歌えるだろう。

それが「伝統」なのだ。

聞いた事もないのにイタリアオペラをうまく歌える訳がない。

極端に言えば楽譜が読めなくてもいいのだ。

昔の歌手は指揮者やコレペティの所へ行って耳コピで勉強した。これは意外に大変な作業だ。

私もマエストロに絶対楽譜を見て来るなと言われ、その場で耳コピで勉強させられた。

その方がメロディにイタリア語がしっくり入るのだが大変だった。

パヴァロッティはそういうやり方の最後の人なんだろうな。


10月にBesame muchoを歌う予定なんだけど、なんだかんだ言ってもドミ様は凄いわ~😍

聞かせるな~😍頭の中が違うって感じ。



私も何か出せる様にがんばろう‼️💪



イタリアと久しぶりにMadridに行って来ました♪
見たオペラは
*マクベス  スカラ座
*ラ・ボエーム    テアトロ サンカルロ ナポリ  2回
*トゥーランドット   テアトロ レアルマドリード 2回

いや~今回も大変勉強になりました。
特にテノール陣は素晴らしかったです。
私達の基準はまず発声でそれがクリアしていなければ評価の対象にならないのですが、やはりグリゴーロは発声も良く演技もいつも感心しますね。
相方に言わせるとコレッリを越しているそうです。
そう言うとバッシングに合いそうですが(笑)
ダブルキャストの若いテノールも思いの外良くこれからが楽しみです。珍しくベルゴンツィに似ていました。私の好みとしてイタリア人テノールにどんどん活躍して欲しいです。
ただやはり今回も感じるのはソプラノ陣が今一だった事ですね。
なんでかなー?簡単に出ちゃうからですかねー。
ハイESなんか朝飯前なんですよみんな。
でもずれてるから(カバーされてない)ああ、知らないんだなあ、ってすぐわかりますね。
残念❗️
日本も暑いですが久しぶりの夏のイタリアとマドリードは太陽が近いのか、サウナ状態の上に皮膚がジリジリ焼ける様で参りました。
色々面白い事があったのでまた書こうと思います😍


ずっと苦にしていた母のホームに行って来ました。まだ歩けますが別人の様に大人しくなってちょっと寂しいやらホッとしたやら。あんなにパワフルで毒舌吐きまくりだったのにね😁
私はどうなるんだろうとか余計な事考えちゃイカンよなあ。
どこかからパワー貰って頑張ろっ‼️


音楽家としてダメな部分かもしれないが、私はオペラ大好きって言っても全部が好きな訳じゃない。

だから割と見に行く回数は少ないかも。

オペラって仕上がるのに時間もお金もかかって沢山の人の血と汗の結晶なんだよね。

それはよーくわかっている。

だけど我が儘な私は外国で何を見るかという基準を下記の様に区分けしている。

◉嫌いなオペラ

◉音楽は好きだが演奏家による

◉演奏家が気に入らなくても好き

まず嫌いと言うより自分の心に響かないオペラ。

バロック、新作、それにモーツアルト。モーツアルトは音楽は嫌いじゃないけどいい演奏って聞いた事ないなあ



。これはワーグナーも同じ。隠れワーグナーファンなんだけど、とにかく前側のギャーギャー声でやられると参る。耳が破壊されそうになって途中で帰った事もある(笑)

ヴェルディは好きなのでなるべく見るがトラヴィアータは歌手によるなあ。プッチーニのトスカとかバタフライも同じ。見すぎたから飽きたかも(ゴーマン😁)。

とにかく海外で見る時は終演時間が遅いし移動したり旅の疲れもあるしだから、感動する物しか見たくないのよね。まああまりにも酷いの見て悪口三昧でテンション上がる時もあるけどね(笑)

なんだかんだ言ってもやっぱりオペラは最高だなー(無理矢理終了)。



時計の電池を我が家でも変えられる様になったので、嬉々として電池を変える作業している😍今迄放っておいた時計が生き返る~😍嬉しい‼️

時計の電池を我が家でも変えられる様になったので、嬉々として作業している😍今迄放っておいた時計達が生き返る~😍嬉しい‼️

来年、ヴェルディ・アンサンブルを始めてから、なんと、33年たつらしい。

因みにヴェルディ・アンサンブルというのは別に団体ではない。私は組織とか所属とかが嫌いなのでこれに参加するのも自由、しないのも自由だ。

ただ基本的に演技を主体にやるので、途中でやめられるのは非常に困ってしまうが。

私にとってヴェルディ・アンサンブルは「恥をかく所」だ。恥をかきまくってその場で素早く治していく。とても大変で辛い事だけど指導者自ら頑張ってきた。

だがこの30数年間、何回辞めようと思った事だろうか。

発声を追及するのを辞めたり歌自体を辞めたりして人数が激変したり、または下らない諍いが起こったり・・・

しかし今のみんなはとても辛抱強い。やっとここまで歩んでこれた。

そこで来年はヴェルディ・アンサンブルのコンサートをしようと思う。どういう企画にするかは只今考え中。楽しみ~~😍

(写真は全く関係有りませんが😝)