EP6第10章:ターニングポイント/第3話:闇の領域 | 大福のイルーナ戦記

大福のイルーナ戦記

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 EP6第10章 ターニングポイント 

ミッション名:闇の領域
---首都ソフィア---

ヨシュカ「ケルトイたちは闇の領域に向かうと言っていましたね。ボクの予想だと、次の記憶の碑石は闇の領域に関係する場所にあるんじゃないでしょうか?」

---新しいミッションが開始されました---

---月の民の集落---

ヨシュカ「ここがあなたの言っていた、闇の領域にゆかりのある場所ですか。なんだか、不思議な雰囲気の場所ですね。」


幻[ケルトイが何かを渡している]


ヨシュカ「確かに、ケルトイたちはここに来たようですね。ボクたちも行きましょう。闇の領域へ!」


---ミッションが更新されました---

冒険者[記憶の柱に触れる]


[選択肢]
①記憶の中に入る
②まだ準備ができていない


[①の場合]
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[②の場合]

[同じ選択肢を選び直し]

---テリートの洞---

ヨシュカ「着きましたね…あれ?ここは一度来た事があるような気が…」


冒険者[考えるエモート]


声「あら。あんさんたちは…」


グローサ「やっぱり。こん前の人たちやろ?なんだまたここに?」


ヨシュカ「あなたこそ、こんなところでなにを?もしかして、また薬草を集めていたんですか?」


グローサ「ええ。今、集め終えて帰るとこやったんよ。そや、この前のお礼も込めて、よければあんさんたちもうちの里に一緒にこおへんか?丁度、ケルトイが遊びに来てはるんよ。」


ヨシュカ「! ケルトイが!?」


グローサ「最初はうちもビックリしたんよ。空からケルトイが天女様と一緒に現れて…おばあちゃんも腰を抜かすくらいたまげてなあ。」


ヨシュカ「天女…愛執の女神ピュリースの事でしょうか?彼女の反応を見る限り、ケルトイは里に押し入った訳ではないようですね。という事はもしかして、すでにケルトイは闇の領域に…?」


冒険者[考えるエモート]


グローサ「なにこそこそ話しとんのん?ええからはよ行きましょ。」


冒険者[頷くエモート]


---月の里・ナラカ窟門---


グローサ「おばあちゃん、ただいま。」


老婆「おぉ、グローサ。よお戻って来たのう。」


ピュリース「あらぁ、アナタたちは!お久しぶりね、かわいこちゃん♪こんなところで会うなんて奇遇ねえ。それとも…私たちについてきちゃったのかしら?フフフ。」


グローサ「こん人がうちのおばあちゃん。こん月の里の長なんよ。」


長老「うちがこん里の長どす。前にグローサがえらい世話にならはったとか…そん節はえらいおおきに。」


グローサ「もう、おばあちゃん。なんべん言わすの。うちが、こん人たちを助けたんよ。」


長老「はて、そないやったか?」


ヨシュカ「ケルトイはどこに?もしかして、すでに闇の領域に入ってしまったのですか?」


ピュリース「あら、闇の領域を知っているのね。それとも誰かから教えてもらったのかしら?」


長老「こん月の里は闇の領域に一番近い土地どす。うちは闇の女神を拝める里の長として、闇の領域に繋がる門を守護しとるんよ。」


[選択肢]
①あなたも神に選ばれた戦士ですか?
②その杖は…


[①の場合]
長老「わしは里の長として、民を危険な戦へ巻き込もうと思っとりません。デュンケリス様もそう望んどります。」

[②の場合]
長老「こん杖は闇の女神デュンケリス様への忠誠の証として、里の長に代々引き継がれてきた秘宝どす。闇の力が込められた稀少な石がはめ込まれたこの杖は、闇の領域への門を開く鍵と言い伝えられとります。」

ヨシュカ「あの、門というのは一体どこにあるのですか?」

グローサ「これん事よ。」

ヨシュカ「えぇ!これが門、ですか!?」

ピュリース「フフフ。確かに、一見すると、これはデタラメな形をした像。でも、これに特別な力を注ぎ込めば、あら不思議。たちまち闇の領域に繋がる立派な門の完成よ♪」

ヨシュカ「これが…」

ピュリース「といっても、闇の領域は死者の魂が蔓延る死の世界。そう簡単に入る事はできない。それなりの準備が必要なの。ねえ、ケルトイ?」

ヨシュカ「! ケルトイ!」

ケルトイ「頼まれてた鉱石だ。これだけあれば充分か?」

長老「おおきに。そやかて、こんな大量の女神の石をどこで…」

ケルトイ「詮索する必要はねえ。それよりも、約束だ。今すぐ闇の領域への門を開けてくれ。」

長老「…もちろん、門はあけます。そやかて、本当にいいんどすか?闇の領域に入った者は二度と戻れへん。ほんでも足を踏み入れる覚悟は…」

ケルトイ「それはもう聞き飽きたんだよ!何度同じ事を言われようと、俺の覚悟は揺るがねえ。俺は闇の領域に入って、今度こそあいつを救い出すんだ!」

グローサ「決意はほんまみたいやね。」

長老「そんなら、これから闇の領域の門を開く準備をしましょ。あんさんたちには…そうどすなあ。もういっぺん、女神の石を集めて来てもらいましょか。」

ケルトイ「なっ!これだけあれば足りるはずだろう!ぼったくるつもりか!」

長老「いえ、決してそないな事は。せやけど、そちらの方々も一緒に闇の領域にいかはるんでしょう?やったら、女神の石の数がちいと補充せなあきまへん。」

ケルトイ「…チッ。俺の分はもう持って来たんだ。自分たちの分は勝手に集めて来いよ。」

ヨシュカ「ケルトイ…」

ピュリース「まあまあ!今からそんなに気を立てちゃあ身体によくないわよぉ。儀式の準備が整うまで、あっちで一休みしましょう。」

ケルトイ「……」

ケルトイ[その場から去っていく]

ピュリース「ふふ。こんな可愛い子に悲しい顔をさせちゃうなんて、ケルトイも罪な男ね。しょうがないから、私が女神の石のありかを教えてあげる。女神の石はその辺にある、ただの鉱石じゃあない。あれは神々の力が結晶化した特別な鉱石。その昔、イルーナ12神がこの世界を創造した時に、大地と大地を繋ぐ為に、神々が地面に流した力そのものなの。大地の繋ぎ目を探して、鉱脈を発見できれば、すぐ集められると思うわ。」

グローサ「簡単にいうけど…鉱脈を見つけるんは、そない簡単やないよ?」

ピュリース「あら、そうなの?それじゃあケルトイはどうしてあんなに大量の女神の石を集めてきたのかしら?」

ヨシュカ「女神の石…もしかして女神の雫の事でしょうか。それならイーロ諸島に行けばあるはず…だからケルトイも集めてこられたんだと思います。」

冒険者[頷くエモート]

ヨシュカ「行きましょう。ボクたちもケルトイと一緒に闇の領域に行かないといけませんからね。」

長老「グローサ。」

グローサ[長老の方を見る]

長老「グローサ…あんたにはどうしても話さなあかん事があるんどす。」

---ミッションが更新されました---
---イーロ諸島---

冒険者[鉱脈を見つける]


【女神の雫…もとい女神の石を手に入れた!】


---ミッションが更新されました---

---月の里・ナラカ窟門---


長老「ほう…あんさんたちも女神の石を集めて来はったんどすなあ。さあ、さっそく門を開く儀式を始めましょ。」


[ケルトイたちが合流する]


長老「ほな、これから闇の領域への門を繋げる儀式を始めましょ。皆、準備はよろしおすか?」


ケルトイ「あぁ、いつでもいいぜ。」


ピュリース「それじゃあ皆、頑張ってねぇ〜。」


ヨシュカ「彼女は行かないんですか?」


ケルトイ「…あいつは他にやる事があるんだと。理由は色々あるらしいが、単に行きたくねえだけだろ。」


長老「漆黒は月の望郷。我が呼びかけに応え、常闇の門をここへ!」


ヨシュカ「石像に光が集まってる…!」


ピュリース「や〜ん、綺麗ねえ!私のコレクションに加えたいわぁ〜」


ケルトイ「お前…」


長老「そんなら、坊。例の道具をおくれやす。」


【長老はケルトイから神の聖杯、ディエゴの鍛えた剣、機械人形のコアを受け取った。】


長老「おおきに。」


ケルトイ「それをどう使うんだ?闇の領域への門は開いただろう?」


長老[杖を振る]


グローサ「ちいとじっとしとき。」


長老「…これはホーリーアーム。あんさんらに聖なる力を宿し、闇の領域であっても死者の魂が放つ怨念や憎悪に引きずられぬようにする魔法どす。清らかな水と神々の力があんさんらを護ってくれるはず。」


【目が眩むほどの光が身を包んだ。身体が暖かくなり、全身に力が込み上げてくるようだ。】


長老「…うちがお手伝いできるんはここまでどす。ほな、お気をつけて。」


ケルトイ「…ありがとな。感謝するぜ。」


ピュリース「フフフ。それじゃあ後の事はあなたたちに任せたわよぉ。ケルトイの事、あの子の事、守ってあげてね。」


冒険者[喜ぶエモート]


[冒険者たちが闇の領域に入る]


長老[急に倒れる]


グローサ「おばあちゃん!!」


---ミッションが更新されました---

---闇の深淵---

ヨシュカ「ここが闇の領域ですか。空気が冷たい…それに、いたるところから気配を感じます。これは死者の魂のものでしょうか?」


ケルトイ「本当にお前らも来たんだな。言っておくが、俺の邪魔をしたらただじゃあおかないからな。」


ヨシュカ「分かっていますよ!ボクだって彼女を助けたい気持ちは同じなんです。どうかボクたちを信じてください」


ケルトイ「……勝手にしろ。」


---闇の庭園---

ヨシュカ「ここが闇の領域の一番奥なのでしょうか?なにもないような…」


ケルトイ「くそっ、あいつは一体どこにいるんだよ!」


声「…止まれ。侵入者よ。」


[赤色と青色のモンスターが現れる]


ヨシュカ「あ、あなたたちは…!」


炎の闘士「我らは闇の女神デュンケリス様が誇る闇の庭園を守護する、炎の闘士リプカ。」


氷の闘士「同じく氷の闘士バラフ。ここは魂の眠る最果ての庭。生者よ、なにゆえこの地に足を踏み入れた?」


ケルトイ「俺はあいつを、大切な人を蘇らせる為にここまで来た。」


リプカ「なんだと?死者を蘇らせる?」


バラフ「笑止!死者の復活はこの世の理を歪める最大の禁忌!これは審議をする必要もない。」


リプカ「即刻、貴様らを斬首刑に処す!次の転生はないと思うがいい!」


ヨシュカ「やはり、こうなってしまうんですね。」


ケルトイ「元々こいつらと分かり合おうとなんて思ってねえよ!」


[炎と氷の闘士と戦う]


リプカ「グ、グググ!我々の猛攻に耐え抜くとは…!」


ケルトイ「ハッ!どうだ見たか!」


バラフ「…フッ、ハハハハハ。これで我々に勝利したつもりか?」


ヨシュカ「!? さっきよりパワーが上がった!?」


バラフ「ここは我ら闇の住人の領域。魂の器を持つ生者とは違い、我らは朽ちる事なく、無尽蔵に力を振るう事ができるのだ。」


リプカ「もとより貴様らに勝ち目などなかったのだ。さあ大人しく我らの剛腕に下るがいい!」


ケルトイ「くそ!一体どうすりゃいいんだ!」


---ミッションが終了しました---