ヨシュカ「着きましたね…あれ?ここは一度来た事があるような気が…」
冒険者[考えるエモート]
声「あら。あんさんたちは…」
グローサ「やっぱり。こん前の人たちやろ?なんだまたここに?」
ヨシュカ「あなたこそ、こんなところでなにを?もしかして、また薬草を集めていたんですか?」
グローサ「ええ。今、集め終えて帰るとこやったんよ。そや、この前のお礼も込めて、よければあんさんたちもうちの里に一緒にこおへんか?丁度、ケルトイが遊びに来てはるんよ。」
ヨシュカ「! ケルトイが!?」
グローサ「最初はうちもビックリしたんよ。空からケルトイが天女様と一緒に現れて…おばあちゃんも腰を抜かすくらいたまげてなあ。」
ヨシュカ「天女…愛執の女神ピュリースの事でしょうか?彼女の反応を見る限り、ケルトイは里に押し入った訳ではないようですね。という事はもしかして、すでにケルトイは闇の領域に…?」
冒険者[考えるエモート]
グローサ「なにこそこそ話しとんのん?ええからはよ行きましょ。」
冒険者[頷くエモート]
---月の里・ナラカ窟門---
グローサ「おばあちゃん、ただいま。」
老婆「おぉ、グローサ。よお戻って来たのう。」
ピュリース「あらぁ、アナタたちは!お久しぶりね、かわいこちゃん♪こんなところで会うなんて奇遇ねえ。それとも…私たちについてきちゃったのかしら?フフフ。」
グローサ「こん人がうちのおばあちゃん。こん月の里の長なんよ。」
長老「うちがこん里の長どす。前にグローサがえらい世話にならはったとか…そん節はえらいおおきに。」
グローサ「もう、おばあちゃん。なんべん言わすの。うちが、こん人たちを助けたんよ。」
長老「はて、そないやったか?」
ヨシュカ「ケルトイはどこに?もしかして、すでに闇の領域に入ってしまったのですか?」
ピュリース「あら、闇の領域を知っているのね。それとも誰かから教えてもらったのかしら?」
長老「こん月の里は闇の領域に一番近い土地どす。うちは闇の女神を拝める里の長として、闇の領域に繋がる門を守護しとるんよ。」
[選択肢]
①あなたも神に選ばれた戦士ですか?
②その杖は…
[①の場合]
[②の場合]
ヨシュカ「あの、門というのは一体どこにあるのですか?」
冒険者[鉱脈を見つける]
【女神の雫…もとい女神の石を手に入れた!】
---ミッションが更新されました---
---月の里・ナラカ窟門---
[ケルトイたちが合流する]
長老「ほな、これから闇の領域への門を繋げる儀式を始めましょ。皆、準備はよろしおすか?」
ケルトイ「あぁ、いつでもいいぜ。」
ピュリース「それじゃあ皆、頑張ってねぇ〜。」
ヨシュカ「彼女は行かないんですか?」
ケルトイ「…あいつは他にやる事があるんだと。理由は色々あるらしいが、単に行きたくねえだけだろ。」
長老「漆黒は月の望郷。我が呼びかけに応え、常闇の門をここへ!」
ヨシュカ「石像に光が集まってる…!」
ピュリース「や〜ん、綺麗ねえ!私のコレクションに加えたいわぁ〜」
ケルトイ「お前…」
長老「そんなら、坊。例の道具をおくれやす。」
【長老はケルトイから神の聖杯、ディエゴの鍛えた剣、機械人形のコアを受け取った。】
長老「おおきに。」
ケルトイ「それをどう使うんだ?闇の領域への門は開いただろう?」
長老[杖を振る]
グローサ「ちいとじっとしとき。」
長老「…これはホーリーアーム。あんさんらに聖なる力を宿し、闇の領域であっても死者の魂が放つ怨念や憎悪に引きずられぬようにする魔法どす。清らかな水と神々の力があんさんらを護ってくれるはず。」
【目が眩むほどの光が身を包んだ。身体が暖かくなり、全身に力が込み上げてくるようだ。】
長老「…うちがお手伝いできるんはここまでどす。ほな、お気をつけて。」
ケルトイ「…ありがとな。感謝するぜ。」
ピュリース「フフフ。それじゃあ後の事はあなたたちに任せたわよぉ。ケルトイの事、あの子の事、守ってあげてね。」
冒険者[喜ぶエモート]
[冒険者たちが闇の領域に入る]
長老[急に倒れる]
グローサ「おばあちゃん!!」
---ミッションが更新されました---
---闇の深淵---
ヨシュカ「ここが闇の領域ですか。空気が冷たい…それに、いたるところから気配を感じます。これは死者の魂のものでしょうか?」
ケルトイ「本当にお前らも来たんだな。言っておくが、俺の邪魔をしたらただじゃあおかないからな。」
ヨシュカ「分かっていますよ!ボクだって彼女を助けたい気持ちは同じなんです。どうかボクたちを信じてください」
ケルトイ「……勝手にしろ。」
ヨシュカ「ここが闇の領域の一番奥なのでしょうか?なにもないような…」
ケルトイ「くそっ、あいつは一体どこにいるんだよ!」
声「…止まれ。侵入者よ。」
[赤色と青色のモンスターが現れる]
ヨシュカ「あ、あなたたちは…!」
炎の闘士「我らは闇の女神デュンケリス様が誇る闇の庭園を守護する、炎の闘士リプカ。」
氷の闘士「同じく氷の闘士バラフ。ここは魂の眠る最果ての庭。生者よ、なにゆえこの地に足を踏み入れた?」
ケルトイ「俺はあいつを、大切な人を蘇らせる為にここまで来た。」
リプカ「なんだと?死者を蘇らせる?」
バラフ「笑止!死者の復活はこの世の理を歪める最大の禁忌!これは審議をする必要もない。」
リプカ「即刻、貴様らを斬首刑に処す!次の転生はないと思うがいい!」
ヨシュカ「やはり、こうなってしまうんですね。」
ケルトイ「元々こいつらと分かり合おうとなんて思ってねえよ!」
[炎と氷の闘士と戦う]
リプカ「グ、グググ!我々の猛攻に耐え抜くとは…!」
ケルトイ「ハッ!どうだ見たか!」
バラフ「…フッ、ハハハハハ。これで我々に勝利したつもりか?」
ヨシュカ「!? さっきよりパワーが上がった!?」
バラフ「ここは我ら闇の住人の領域。魂の器を持つ生者とは違い、我らは朽ちる事なく、無尽蔵に力を振るう事ができるのだ。」
リプカ「もとより貴様らに勝ち目などなかったのだ。さあ大人しく我らの剛腕に下るがいい!」
ケルトイ「くそ!一体どうすりゃいいんだ!」
---ミッションが終了しました---







