EP6第2章:合縁奇縁/第2話:森人の山 | 大福のイルーナ戦記

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 EP6第2章 合縁奇縁 

ミッション名:森人の山

---黒金ノ魔窟---

ロイ「準備はできたか?では我々の本来の故郷…白銀ノ秘境に案内しよう。さぁ、背中に乗るといい。ここから先は人間よりも我らモンスターの方が地の利がある。心配せずともすぐに目的の場所まで案内してやろう。」


[選択肢]
①リジェネ樹海に行く
②まだ準備ができていない


[①の場合]
ロイ「よかろう。背に乗ったらしっかりと捕まっていろ。不用意に口をあければ舌を噛んでしまうぞ。」

モニカ「冒険者さん、気をつけてね!無理しちゃダメよ!」

[②の場合]

[同じ選択肢を選び直し]

---リジェネ樹海---

少女「水も空気も澄んでいて、鮮やかな緑が生い茂る素敵な場所…ここがロイ様の故郷なのですね。」

ロイ「いいや、我らの住処…白銀ノ秘境はこのリジェネ樹海を小川に沿って登った先にある。水の近くは特に滑りやすい。モンスターの奇襲に注意しろ。」

冒険者[喜ぶエモート]

ケルトイ「なんだ、楽勝そうじゃねえか。サクッと進んじまおうぜ!」

セル「おいコラ!尻尾を掴むな!離しやがれ!」

ロイ「待て、ここは既に敵の拠点だ。周囲を警戒して先に進んだ方がいい。」

ケルトイ「まーかせとけって!もし敵に会ったとしてもこいつを囮にするし!」

[ケルトイはセルの尻尾を掴んでぶら下げたまま進み出す]

セル「てめぇ、あとで覚えておけよ…!」

ケルトイ「うおっ!?な、なんだこいつ…!?」

[猿のモンスターがケルトイの進む道を阻む]

ケルトイ「ん、なんだ?なになに…『イチゴたすバナナは?』はぁ?こんなの簡単じゃねえか!」


[選択肢]
①これは簡単だね
②答えは8だ!


[①の場合]
ケルトイ「あぁ!答えは2だ!」

[②の場合]
ケルトイ「は!?答えは2だろ!?」

セル「バカ!」

ロイ「気を付けろ!そいつは我々の住処を奪った奴らの仲間だ!」

ケルトイ「わぶっ!なんだ、急に顔にくっついて…は、はああ!?」

セル「オ、オレ様は関係ないだろ!離せ!離せって!!」

[ケルトイが猿に連れ去られる]

少女「ケ、ケルトイ様とセル様がさらわれてしまいました…あっという間でしたね。」

ロイ「……」

ヨシュカ「うーん…見ていた限り、森に潜むモンスターたちの問いかけに答えなければいけないという事でしょうか?少々面倒ですね。」

少女「そんな悠長な…!あぁ、ケルトイ様やセル様はご無事なのでしょうか?」


[選択肢]
①心配いらないよ
②問題を解けばいい


[①も②も同じ会話]

ヨシュカ「そうですね。ボクたちが住処まで辿り着けば彼らともまた会えますよ。多分。」

ロイ「すまないが、我はここから別行動をとらせてもらう。逃げ遅れてしまった仲間たちの安否が気になる。今も生きているのなら、どこかに身を潜め、助けが来るのを待っているはずだ。それが終わり次第、お前たちのもとへかけつけよう。」

冒険者[喜ぶエモート]

---リジェネ樹海・エリア1---
ジョニオン「キキーッ!」
【文字が描かれた木の看板を見せてきた。この謎かけを解けという事なのだろうか?】
【ジョニオンとポークが門番をしている。さて、鍵を持っているのはどっち?選択肢:ジョニオン/ポーク】
[答:ジョニオン]
解説:鍵=key=キー、ジョニオン→鳴き声→キー

---リジェネ樹海・エリア2---
ジョニオン「キー!キー!」
【本番前に現れたジョニオンの名前は?選択肢:リハーサル/サルエル】
[答:リハーサル]
解説:本番前→リハーサル

---リジェネ樹海・エリア3---
ジョニオン「キキー!キキキー!」
【硬化を使い防御力が高くなる敵に有効なスキルは?選択肢:アサルト/リザルト】
[答:アサルト→突撃して攻撃する。対象の防御力を少し貫通してダメージを与える事ができる。]

---白銀ノ秘境---

ヨシュカ「ここが白銀ノ秘境みたいですね。ロイの話だと、ここに住処を奪ったモンスターがいるはずですが…」


声「危ない!」


[何者かが敵からの攻撃を身を挺して防ぐ]


少女「ロイ様!?」


ロイ「くっ、痺れが…!気を付けろ!奴が来る!」


[地鳴りと共に巨体なモンスターが現れる]


猿「ヨオォッ!俺の島で随分と派手な騒ぎを起こしてくれたナァ!このジョルジョ様と遊びたい物好きは一体誰ダァ?アァンッ!?」


ジョルジョ「ガハ、ガハ、ガハハハァッ!!そこにいるのはいつぞやの負け犬じゃねえかヨォ!俺にボコボコにされて尻尾を巻いてどこかに逃げたと思っていたが、今度は人間を連れてなにしにきたんダァ?」


ロイ「ここは元々我らの故郷だ。我らの先祖が切り開き、子孫に受け継がれるべき場所だ。これ以上、お前たちにこの場所を汚される訳にはいかない…!」


ジョルジョ「ガハハハッ!勇ましいが、そのザマじゃあ格好つかねえナァ!大人しく泣き寝入りしていればよかったと後悔させてやるヨォ!野郎共!準備はいいカァ!?」


少女「あんなに大勢で…ひ、卑怯ではないのですか!?」


ジョルジョ「ガハハッ!そんなもん、俺には関係ねえ!群れで行動し、奔走し、そして狩る!それが俺たちのやり方だァ!」


ロイ「我もこの場所を守る為、全力を出そう。冒険者、我に力を貸してくれ!」


冒険者[喜ぶエモート]


ジョルジョ「さぁて、ひと暴れといくゼェ!大地に轟く雷鳴、拝ませてやるヨォ!」


冒険者とロイ[ジョルジョを倒す]


ロイ「勝負あったな。返してもらうぞ、我々の故郷を。」


ジョルジョ「ぐっ、くそおおお…!」


声「まてまてまてまて!」


[ケルトイがどこからか現れる]


ケルトイ「お前ら!そこまでだ!これ以上争うんじゃねえ!」


少女「ケルトイ様、セル様!ご無事だったのですね!」


ケルトイ「お前!傷の手当てはできるか?」


少女「え?あ、はい!治療の魔法が使えます!」


ケルトイ「あっちに怪我したモンスターがたくさんいるんだ。手当するの手伝ってくれ!俺だけじゃあ手に負えねえ!」


少女「! はい!分かりました!」


ヨシュカ「無事だとは思っていましたが…どういう事か説明してもらえますよね?」


ケルトイ「確かにこいつらはロイの故郷を奪った…けど、全部が全部、こいつらが悪いって訳じゃないんだ。こいつらも同じだったんだよ。自分たちの故郷を追われてここまで来たんだ。」


ヨシュカ「追われた?という事はそのモンスターも住処を奪われたのですか?」


セル「あぁ。しかも住処を奪ったのは鉄の鎧をまとった、不思議な力を使う人間の集団だったらしいぜ。」


ヨシュカ「鉄の鎧の集団…もしかしてオリティウス軍!?」


ロイ「…オリティウス軍?そういえば最近、武装した人間の集団が村の傍を過ぎ去っていったと同士たちが話していたが…」


ジョルジョ「そいつらで間違いないだろうナァ。」


皆「ジョルジョの方を振り向く]


ジョルジョ「俺たちの住処は人間たちに焼かれたんだヨォ。そりゃあ俺たちも抵抗したさ。けど、俺や仲間たちがいくら抗っても、太刀打ちできなかった…やつら、普通の人間とは違う力を持ってやがったんだヨォ。」


ケルトイ「俺が見た限り、こいつの仲間は酷い有様だったぜ。火傷に切り傷、瀕死の奴らも大勢いる。あれはちゃんとした道具が必要だろうな。こんな時、リヒトがいれば…」


ジョルジョ「くっ!俺ぁ自分が情けネェ!人間に手も足も出ずに住処を奪われ、また人間に負けちまうとは…!俺も一族の長ダァ!どんな仕打ちも甘んじて受ける覚悟はできてるゼェ!」


ロイ「…………」


ジョルジョ「ロイ、おめえの住処を奪ったのは俺の仲間たちを救う為だ。それは今でも後悔はネェ。俺たちは勝ち取って奪う事しか知らねえからナァ…」


ロイ「……ふ、はは。ハハハハハ!いやなに、モニカの言っていた通りだなと思っただけだ。我らもきちんと話し合えば、互いに傷付かずに、穏便に事が運んでいたかもしれない…そう思うと、人間の言う事も馬鹿にできない、とな。ジョルジョ、様々な波乱はあったが、今は互いの事情を知り、話し合う事ができる。お前にも和解の意志があるのならば、我らは手を取り合う事ができないのだろうか?」


ジョルジョ「…………」


[選択肢]
①きっと分かり合えるよ!
②皆、仲良くしよう!


[①も②も同じ会話]

ジョルジョ「かーっ!俺ぁ、頭を使うのには慣れてねえんダァ!けど、それで俺や俺たちの仲間が助かるんなら、俺に勝ったお前に従うヨォ!」

ロイ「幸いにも、ここには食糧も資産も充分ある。互いに傷を負った者同士、共に協力しよう。」

ケルトイ「これでこいつらは一件落着って事でいいんだよな。あとは怪我をしている奴の手当だけど…まぁ、自分たちでどうにかすんだろ。」


[選択肢]
①手当できたんだね
②無事でよかった


[①の場合]
ケルトイ「へへん!俺だって簡単な手当くらいできるんだぜ!あとはあいつが魔法?でなんとかしてくれればいいんだけど…」

[②の場合]
ケルトイ「まぁな。俺も最初は食われるんじゃねえかって思ったけど…連れていかれた先に怪我をしてる奴がいたらほっとけねえだろ。」

セル「暴れたり引っかかれたり、押さえるのが一苦労だったぜ。」


冒険者[拍手エモート]


ヨシュカ「ところで…彼らの話からすると、スルビニア軍が不思議な力を使っていたと言っていましたが、まさかスルビニア軍の中に神の武器を持った人間がいるという事なんでしょうか?」


セル「だろうな。誰が持ってるかまでは分からねえけど。」


ケルトイ「くそっ!被害が大きくなる前に早く神の武器を回収しねえと…!」


[選択肢]
①一緒に頑張ろう!
②ようやく自覚を持ったんだね


[①の場合]
冒険者[喜ぶエモート]

ケルトイ「フン、神なんて関係ねえ。デカい力を手に入れて調子に乗ってる奴らが無関係の奴を巻き込むのが気に入らねえだけだ。」

[②の場合]
ケルトイ「勇者の自覚ってか?ハッ、よせよ。俺は人でもモンスターでも虐(しいた)げられるのを見るとイライラするってだけだよ。」

ジョルジョ「ガハハハハッ!人間!おめえ、チビの癖にいい事を言うじゃねえかヨォ!そうとも!神も人間も関係ネェ!ムカついたら倒す!それだけだゼェ!」

ケルトイ「いで、いで、いでぇって!力加減考えろ!!」

ジョルジョ「気に入ったぜチビスケ!仲間の怪我を手当してもらった礼もあるんだ!この礼はいつか必ず返すゼェ!」

ロイ「我ら一族もお前たちには大きな借りができた。困った事があれば、喜んで力を貸そう。」

---ミッションが終了しました---

ヨシュカ「そういえば、あの女の子にはまだ名前がないんでしたっけ?」

ケルトイ「みたいだな。神様の領域で生まれたばっかりだったし…神様も抜けてるよな。名前くらいつけてやればよかったのに。」

[選択肢]
①愛称をつけてあげたら?
②名前がないと不便じゃないか?


[①も②も同じ会話]

ケルトイ「…は?俺があいつに名前をつけろって言うのか?」

ヨシュカ「確かに、それは名案ですね!彼女もきっと喜ぶと思いますよ。」

ケルトイ「そうは言っても…俺、そういうの苦手なんだよなぁ。」

セル「悩む必要なんてねえだろ。適当につければいいんだよ。」

ケルトイ「そういう訳にはいかねえだろ!くそ、こういう事ならリヒトの方が得意なのに…」