[②の場合]
[選択肢]
①これは簡単だね
②答えは8だ!
[①の場合]
[②の場合]
セル「バカ!」
[選択肢]
①心配いらないよ
②問題を解けばいい
[①も②も同じ会話]
ヨシュカ「ここが白銀ノ秘境みたいですね。ロイの話だと、ここに住処を奪ったモンスターがいるはずですが…」
声「危ない!」
[何者かが敵からの攻撃を身を挺して防ぐ]
少女「ロイ様!?」
ロイ「くっ、痺れが…!気を付けろ!奴が来る!」
[地鳴りと共に巨体なモンスターが現れる]
猿「ヨオォッ!俺の島で随分と派手な騒ぎを起こしてくれたナァ!このジョルジョ様と遊びたい物好きは一体誰ダァ?アァンッ!?」
ジョルジョ「ガハ、ガハ、ガハハハァッ!!そこにいるのはいつぞやの負け犬じゃねえかヨォ!俺にボコボコにされて尻尾を巻いてどこかに逃げたと思っていたが、今度は人間を連れてなにしにきたんダァ?」
ロイ「ここは元々我らの故郷だ。我らの先祖が切り開き、子孫に受け継がれるべき場所だ。これ以上、お前たちにこの場所を汚される訳にはいかない…!」
ジョルジョ「ガハハハッ!勇ましいが、そのザマじゃあ格好つかねえナァ!大人しく泣き寝入りしていればよかったと後悔させてやるヨォ!野郎共!準備はいいカァ!?」
少女「あんなに大勢で…ひ、卑怯ではないのですか!?」
ジョルジョ「ガハハッ!そんなもん、俺には関係ねえ!群れで行動し、奔走し、そして狩る!それが俺たちのやり方だァ!」
ロイ「我もこの場所を守る為、全力を出そう。冒険者、我に力を貸してくれ!」
冒険者[喜ぶエモート]
ジョルジョ「さぁて、ひと暴れといくゼェ!大地に轟く雷鳴、拝ませてやるヨォ!」
冒険者とロイ[ジョルジョを倒す]
ロイ「勝負あったな。返してもらうぞ、我々の故郷を。」
ジョルジョ「ぐっ、くそおおお…!」
声「まてまてまてまて!」
[ケルトイがどこからか現れる]
ケルトイ「お前ら!そこまでだ!これ以上争うんじゃねえ!」
少女「ケルトイ様、セル様!ご無事だったのですね!」
ケルトイ「お前!傷の手当てはできるか?」
少女「え?あ、はい!治療の魔法が使えます!」
ケルトイ「あっちに怪我したモンスターがたくさんいるんだ。手当するの手伝ってくれ!俺だけじゃあ手に負えねえ!」
少女「! はい!分かりました!」
ヨシュカ「無事だとは思っていましたが…どういう事か説明してもらえますよね?」
ケルトイ「確かにこいつらはロイの故郷を奪った…けど、全部が全部、こいつらが悪いって訳じゃないんだ。こいつらも同じだったんだよ。自分たちの故郷を追われてここまで来たんだ。」
ヨシュカ「追われた?という事はそのモンスターも住処を奪われたのですか?」
セル「あぁ。しかも住処を奪ったのは鉄の鎧をまとった、不思議な力を使う人間の集団だったらしいぜ。」
ヨシュカ「鉄の鎧の集団…もしかしてオリティウス軍!?」
ロイ「…オリティウス軍?そういえば最近、武装した人間の集団が村の傍を過ぎ去っていったと同士たちが話していたが…」
ジョルジョ「そいつらで間違いないだろうナァ。」
皆「ジョルジョの方を振り向く]
ジョルジョ「俺たちの住処は人間たちに焼かれたんだヨォ。そりゃあ俺たちも抵抗したさ。けど、俺や仲間たちがいくら抗っても、太刀打ちできなかった…やつら、普通の人間とは違う力を持ってやがったんだヨォ。」
ケルトイ「俺が見た限り、こいつの仲間は酷い有様だったぜ。火傷に切り傷、瀕死の奴らも大勢いる。あれはちゃんとした道具が必要だろうな。こんな時、リヒトがいれば…」
ジョルジョ「くっ!俺ぁ自分が情けネェ!人間に手も足も出ずに住処を奪われ、また人間に負けちまうとは…!俺も一族の長ダァ!どんな仕打ちも甘んじて受ける覚悟はできてるゼェ!」
ロイ「…………」
ジョルジョ「ロイ、おめえの住処を奪ったのは俺の仲間たちを救う為だ。それは今でも後悔はネェ。俺たちは勝ち取って奪う事しか知らねえからナァ…」
ロイ「……ふ、はは。ハハハハハ!いやなに、モニカの言っていた通りだなと思っただけだ。我らもきちんと話し合えば、互いに傷付かずに、穏便に事が運んでいたかもしれない…そう思うと、人間の言う事も馬鹿にできない、とな。ジョルジョ、様々な波乱はあったが、今は互いの事情を知り、話し合う事ができる。お前にも和解の意志があるのならば、我らは手を取り合う事ができないのだろうか?」
ジョルジョ「…………」
[選択肢]
①きっと分かり合えるよ!
②皆、仲良くしよう!
[①も②も同じ会話]
ジョルジョ「かーっ!俺ぁ、頭を使うのには慣れてねえんダァ!けど、それで俺や俺たちの仲間が助かるんなら、俺に勝ったお前に従うヨォ!」
[選択肢]
①手当できたんだね
②無事でよかった
[①の場合]
[②の場合]
セル「暴れたり引っかかれたり、押さえるのが一苦労だったぜ。」
冒険者[拍手エモート]
ヨシュカ「ところで…彼らの話からすると、スルビニア軍が不思議な力を使っていたと言っていましたが、まさかスルビニア軍の中に神の武器を持った人間がいるという事なんでしょうか?」
セル「だろうな。誰が持ってるかまでは分からねえけど。」
ケルトイ「くそっ!被害が大きくなる前に早く神の武器を回収しねえと…!」
[選択肢]
①一緒に頑張ろう!
②ようやく自覚を持ったんだね
[①の場合]
[②の場合]
[選択肢]
①愛称をつけてあげたら?
②名前がないと不便じゃないか?
[①も②も同じ会話]
ケルトイ「…は?俺があいつに名前をつけろって言うのか?」