タイの映画って意外と質が高いですね。
このブログを書き始めるまで、タイが映画先進国だということを知りませんでした。
ざっと振り返ってみると・・・
「アタックナンバーハーフ」
「アタックナンバーハーフ2」
「マッハ」
「マッハ!弐」
「マッハ!参!!!」
「マッハ!エンジェル」
「 マッハ!エンジェル くノ一Mission 」
「トムヤムクン」
「チョコレート・ファイター」
「チョコレート・ソルジャー」
「チアリーダー・クイーン」
・・・結構観てますね。
個人的には「ムエタイ」の驚異的な身体能力が、アクション映画やスポーツ映画に役に立っていると思うのですが・・・それだけではなく、エンタテインメントとしての質も高いと思ってます。
そんなタイの「サッカー映画」です。
しかし・・・なんで「アフロサッカー」なんて邦題を付けたのでしょうか?
日本の配給会社のセンスというか知性を疑います。
タイトルは無視して・・・
サッカーキッズと親子で楽しんでいただきたい一作です。
【ストーリーと背景】
元サッカー審判のパオトゥーは、バクチで作った借金が返せず、ヤクザに追われていた。
逃亡の途中で、裸足でサッカーをしているのだが、驚異的な身体能力で、今までに見たことも無い技で相手を圧倒しているチームの試合に遭遇。
森の奥深くで流浪の生活を送るサガイ族だった。
一度は見失ったものの、彼らを探し続けたパオトゥーは、自ら監督となり「サガイ・ユナイテッド」と名乗って国王杯優勝への道を目指す。
出足は好調だったが、街に出た少年たちは「酒」「たばこ」「ドラッグ」「セックス」に冒されはじめ・・・
【ペップトークの見所】
オフィシャル・サイトには
「アフロサッカー」というタイトルは日本のみのタイトルで、作品中の選手達の容姿からと、そのプレー内容がアフリカの国々と同じように驚異的であることからきているようだ。
・・・と書かれているのですが、「きているようだ。」って他人事みたいな書き方ですね。
「アフリカの国々と同じように驚異的」という表現も、タイ人を馬鹿にしているように思えてなりません。
この映画を作ったタイの人は、こんな邦題を付けられたことを知っているのでしょうか?
作品に対しても、タイの人に対しても侮辱というか、無神経というか・・・
この作品を手に取った日本人だって「アフリカのサッカー映画」だと勘違いする(って、事実、オイラはそう思ったし、まさかタイの映画だとは思いませんでした)としたら、評価としてマイナスだと思うのですが・・・
まぁ、そんな個人的な「憤り」はさておき・・・
笑いあり、涙ありで、素晴らしいスポーツ・エンタテインメントだと思います。
友情とか、忍耐とか…油断から道をはずす危険性とか、感謝の気持ちとか多くのことを学ぶことができます。
あと、タイ人の国王に対する純粋な気持ち(尊敬・感謝)とか・・・日本人にはない心、無くした心みたいなことに気付かせてくれます。
(天皇崇拝・・・とかってのとは違うのですが、他国に比べて「敬う」という気持ちが低下しているとうか・・・そんな気がします)
サッカーをやる子を持つお父さんは是非とも子供と一緒に観てほしいですね。
ペップトークも・・・
負けている試合のハーフタイムで意識変換を促す
Chapter:03 0:32’54”~
とか
決勝戦のハーフタイムで逆境を覆す
Chapter:06 1:16’50”~
とか・・・ってのもあるのですが、
オイラの心に一番響いたのは
Chapter:06 1:20’40”~
街に出てきて知り合ったランという少年が、サガイ・ユナイテッドの選手を励ますシーン。
友情の素晴らしさを感じました。
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妻も子供も上司も部下も・・・
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