パワー・オブ・ワン(THE POWER OF ONE) | 映画でペップトークとアファメーション(Pep Talk & Affirmation)

映画でペップトークとアファメーション(Pep Talk & Affirmation)

ペップトーク(Pep Talk)とは人を元気にする短いスピーチで、コーチングの最後のスキルとも言われているそうです。映画に出てくるペップトークを通して、みなさんにもペップトークを知っていただければ幸いです。


ボクシングが出てくる映画なのですが・・・

もちろん主人公がボクシングの試合で活躍するところも楽しめますが・・・

学校では習わなかった

南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)のこと・・・

何故アフリカの南端の土地に白人が住んでいるのか・・・

単に黒人が差別されていただけではなく、イギリス人が迫害されていた理由

アメリカの黒人差別問題に関しては多少の知識はあっても、実態をよく知らなかったアパルトヘイトのことを通して、人間の正しい生き方や行動について改めて考えることができました。

高校生や大学生くらいのときに、この映画を観ておくと人生観や世界観が変わると思います。

人間の尊厳とは、人間として最も崇高な生き方とは何かを教えてくれる素晴らしい映画です。

思春期のお子さんを持つお父さん・お母さんにも必見の一作です。



パワー・オブ・ワン [DVD]
スティーヴン・ドーフ, モーガン・フリーマン


ワーナー・ホーム・ビデオ


ペップトーク度 (最高★×5) :★★★★☆
映画オススメ度 (最高★×5) :★★★★★

【ストーリーと背景】

舞台は1930年代の南アフリカ。

宗教問題での迫害をのがれてこの地にたどりついた白人は、自分たちの居住区と黒人の居住区を分ける政策を実施していた。

イギリス人は白人の居住区に住んではいるものの、この地に追いやった者として、他国出身の白人から嫌われ、差別を受けていた。

主人公PKは幼くして両親をなくし、寄宿舎のある学校に入学するのだが、白人学校の中とはいえたった一人のイギリス人ということで、入学していきなりイギリス人いじめにあう。

そんなPKを暖かく見守ってくれたのは年老いたピアニストのドク。

ドクは、南アフリカ滞在手続きのミスで収監されてしまうのだが、独房にはグランドピアノが用意され、PKとの面会も許される超VIP待遇の囚人(?笑)

PKはドクに音楽の手ほどきを受けると同時に、ここで知り合ったピート(モーガン・フリーマン)にボクシングを習う。

高校のボクシングでチャンピオンとなったPKは、観戦にきていた女の子マリアに一目惚れ。

PKはマリアの父親の許可を得てマリアと付き合おうとするが、彼女の父親は超イギリス人差別のカタブツ。

当時の南アフリカでは黒人が英語を習うことさえ制限されていたが、PKは父親の目を盗んで逢いにきてくれるマリアの協力を得て、黒人に英語教育を実施する機会を拡大する活動を始めるのだが、その活動も軍部に妨害され・・・


【ペップトークの見所】

オイラはボクシングをやったことが無いので全くわかりませんが・・・

ボクシングは不思議なスポーツです。

相手を殴り合う格闘技なのに・・・何故か対戦相手と友情とか信頼関係が生まれるものなのですね。

お互いを高めあうライバルという存在だからなのでしょうか?


この作品の中では、ボクシングは主人公のエピソードでしかなく、主題は別のところにあるわけですが・・・

スポ根青春ドラマとしても・・・

青春純愛ラブロマンスとしても・・・

青春友情ドラマとしても・・・

とても素晴らしい作品だと思います。

そして・・・人間の尊厳とは、人間として最も崇高な生き方とは何かを教えてくれる素晴らしい映画でした。

いつものことですみません。思いっきり泣きました。涙腺・・・弱いです。

まるで涙腺のストッパーと鼻水のストッパーが故障しているかのようにジュルジュル・グチュグチュでした。

ペップトークも素晴らしいですよ~♪

Chapter:11 0:46’00”~
刑務所の来賓のための演奏を依頼されたドクは、囚人たちの合唱を提案。
その歌詞をPKに書かせようと、ピートがPKにペップトーク!

Chapter:14 0:56’30”~
ピートからPKへの最後のメッセージ

Chapter:15 0:58’20”~
校長先生の詩の授業でのメッセージ
「いかなるイデオロギー他者をおびやかす者は
時代を超えて生きることはできない
排斥ではなく一体化こそが生き残るカギだ」

Chapter:29 1:47’00”~
かつてのボクシングの対戦相手のドゥマが、英語教師としてのPKの活動を励まします。

他にもたくさん出てくるのですが、全部紹介すると完全にネタバレになるので、残りは本編でお楽しみください。










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▼お世話になっている▼
▼税理士さんが書いた本▼

【コミュニケーションの課題を解決】

アクティブ・シンキング

妻も子供も上司も部下も・・・
どうして私の話を
聴いてくれないのか
鈴木克欣(すずきかつよし)




日頃あなたは、家族や上司、部下の話を聴いていますか?
 私も以前はあまり聴いていませんでした.
本書のタイトルでもある「どうして私の話を聴いてくれないか」
の原因が自分自身にあることを、認識していなかったからです。
 個人事業主であるアスリートの税務・会計のサポートをする機会をいただき、
コーチングスキルを知ったことで、私自身が周りの人の話をよく聴くことが、
相手に話を聴いてもらえることになるのだと気づきました。
自らが変化することを決めたのです。

 (本文第1章より)