車椅子ランナー土田和歌子さん…またも金メダル獲得 | 映画でペップトークとアファメーション(Pep Talk & Affirmation)

映画でペップトークとアファメーション(Pep Talk & Affirmation)

ペップトーク(Pep Talk)とは人を元気にする短いスピーチで、コーチングの最後のスキルとも言われているそうです。映画に出てくるペップトークを通して、みなさんにもペップトークを知っていただければ幸いです。

 先月末、ニュージーランドのクライストチャーチで国際パラリンピック委員会主催の世界陸上競技選手権大会(IPC Athletics World Championships)が開催されました。


土田和歌子選手の競技成績は

1/28 1500m 3位(銅メダル)

1/30 マラソン 優勝

という見事な結果でした。


詳しくは土田和歌子オフィシャルブログ をご参照ください。


土田選手は昨年

・2月の東京マラソン3連覇

・4月のボストンマラソン4連覇

・ロンドンで初優勝(ボストン優勝の翌週=2週連続Vの快挙!)

・9月ベルリンマラソンで初優勝


と素晴らしい戦績を残されました。

年末に体調を崩されて、前人未到の年間グランドスラム(ボストン・ロンドン・ベルリン・ニューヨーク)はなりませんでしたが・・・


今月末(2/27)には4連覇がかかった東京マラソン。


みなさんも応援してくださいね。


土田和歌子選手のオフィシャルサイト


 土田選手は現役の車椅子アスリートでありながら、妻であり1児の母で、ちゃんと主婦業もこなしているスーパーウーマンです。


そんな土田さんですが・・・

車椅子アスリートってことは・・・


 そうです。彼女は高校生のときに交通事故にあい、下半身の機能を奪われたのです。

それを乗り越えて、車椅子競技で冬のパラリンピックに出場、夏のパラリンピック・・・両方で金メダル獲得!

結婚・出産でも数々の苦難を乗り越えてこられました。


 その土田和歌子さんが、ポジティブに自分の壁を乗り越えてきたエピソードが綴られている本がコレ


子どものココロを育てるコミュニケーション術/岩崎 由純

¥1,400

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 岩崎由純先生は彼女のことを「ポジティブモンスター」って呼んでますけど・・・そのくらいポジティブで明るくて元気で笑顔が素敵な女性です。


 でも、レース終盤の競り合いの最中に「もうだめかも」「これが限界」といった「悪魔の囁き」が聞こえることがあるのだそうです。


 土田さんは、いくつかのレースの終盤で「悪魔の囁き」(つまり自分自身の潜在意識が作りだした不安や怯え)を打ち消しポジティブなイメージに転換する、自分自身のパラダイムシフト「天使の囁き」で乗り越えることができたのだそうです。


「天使の囁き」は自分自身の言葉で、自分の中にあるネガティブなイメージを潜在意識に働きかけてポジティブに変換するセルフペップトーク(アファメーション)という手法です。


 元々ウルトラポジティブな土田選手ですが、それでもレース中には不安に襲われる・・・彼女が岩崎由純先生に出会ってからのここ2年間、著しく勝率が上がった・・・しかも終盤の競った試合で勝てるようになったのは、もちろん彼女のトレーニングの成果でもありますが、メンタルが強くなったのが要因であり、岩崎式セルフペップトークの効力が絶大であることは彼女自身も語っています。


 それより何より、そんな状況で「岩崎先生の顔が浮かび、励ましてしてくれることがある」・・・えええ?

ペップトークが潜在意識に刷り込まれてるんですか???


 でも、本当にメンタルが強いアスリートって、ポジティブなイメージや言葉をそこまで潜在意識に刷り込んでいるんですね。


 だから「悪魔の囁き」が聞こえても「天使の囁き」が勝つんですね・・・


 オイラの人生「悪魔の囁き」に負けてばっかだ・・・ってか、自分自身で「天使の囁き」を作り出す手法(セルフペップトーク)なんて知らなかったからな・・・


でも、確実に言えるのはオイラみたいなダメ親爺がですね、困難な仕事や難しい課題が来たときに「さてどうやって料理してやろうか」ってすごく前向きに考えられるようになっていました。


 昨日、メーカーの方との商品販売ルート開拓の件で打ち合わせしている最中に、そのメーカーの方からネガティブな見解の発言(新しいチャネルに関しての悲観的な要素の羅列)が洪水のようにでてきたのですが・・・

打ち合わせが終わったあと、同席していた若いスタッフ(セルフペップトーク受講済)が、

「あの方のネガティブな意見って、裏を返すと、問題を解決したら莫大な市場ってことですよね」

・・・と、脳天気なほど明るい意見が返ってきました。


 そうなんです。セルフペップトークをするとポジティブシンキングが自分の思考回路に定着します。

考え方がポジティブになるということは、目の前の物事の解釈がポジティブになります。

だから、困難な課題が目の前に現れたときに「おもしれー」「いっちょやったるか」って、モチベーションが上がるのです。

 だから、ポジティブな人って、いつも明るく、障害を苦にすることなく、ある意味では楽しんでいるかのように乗り越えることができるのです。


 ポジティブシンキングが定着すると、今まで嫌いだった相手を受け入れることができます。

それは、今まで相手の嫌なところばかりを観て、アラ探しをしていたから・・・つまり嫌いな人をさらに嫌いになる理由探しをしていたからです。

 なのにポジティブシンキングが定着すると、不思議に(決して不思議ではなくそれが脳のメカニズムなのです)相手の良いところを探すようになります。

自分の潜在意識のなかで、相手に対する評価が


 良いところ>悪いところ


 になると、相手を好きになるのです。

・・・でも、その良いところと悪いところって、今までも判断していたのは自分自身なんです。

つまり、自分が勝手に悪いところ探しをしていたってこと。

このように、ポジティブシンキングもネガティブシンキングも潜在意識をコントロールするメカニズムなんですね。


 よく「思考習慣」という言葉を耳にしますよね。

「ポジティブシンキング」も「ネガティブシンキング」も思考習慣なんです。


 遺伝ではありません。脳のメカニズムです。だから変えることができるんですね。


 思考習慣がネガティブかポジティブかで人格もかわります。


 あなたの周りで部下から尊敬されている上司、評判の良い上司の方で、暗い人、ネガティブな人、他人の悪口を言う人、愚痴をこぼす人・・・そんな人いますか?


 そんな上司は尊敬もされていなし、好かれることもありませんよね。


 リーダーシップのある人、問題解決力のある人、尊敬される上司の共通項は「明るい」「ポジティブ」(あ、同義語ですね・・・根暗なポジティブシンカーっていませんから)です。


 ポジティブシンキングはメカニズム(=思考習慣)


 習慣はトレーニングで変えることができます。


 つまり、自分の人格を明るく前向きにすることは、トレーニングで可能!ってことなんですね。



 あ~なんか、ちっともまとまらないので、今日はこの辺でおしまい。


 つづきはまた後日・・・だって、今日は土田和歌子選手の勝利報告ネタのはずだったんだもん。



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