ネットでネタバレ記事を読んでしまわないうちに…と、
今日は朝一でコンビニで購入してきました。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」最終200巻です。
まあ分厚いわwww
厚いから仕方がないけど、
定価700円(税別)って、コミックスの値段と違うってw
ちなみに私、こち亀を全巻揃えていますv(^-^)v
改めて見るとまあ壮観ですな!
(これでも全部じゃないですし)
私が初めてこち亀に接したのは、歯医者の待合室で読んだ
少年ジャンプでした。
さっき調べたら、その時に読んだのは単行本8巻収録のお話でした。
太田裕美(古!)の出演するラジオ番組に両津が乱入して大暴れするネタです。
コミックス8巻の初版発行が1979年ですから、
この話がジャンプに掲載されてたのは私が7~8歳の頃なんですよね。
そんな小学生になったばかりという、
40年も前に読んだ話を未だに覚えている…と言う辺り、
どれほどこち亀のインパクトが強烈だったかが分かると言うものです。
(だって他の作品は一個も覚えてないもん…^^;)
そして、こち亀を初購入したのは、高校2年生の夏休みでした。
古本屋で、当時のこち亀全巻(1~46巻)がまとめて、
確か5000円くらいで売ってたんで、思い切って大枚はたいて購入しました。
その時買った中にはペンネーム「山止たつひこ」で描いていた頃のものもあります。
購入後はしばらくこち亀漬けの日々でしたね
ずっと部屋にこもって46冊のこち亀を読みまくり、
まあ、不健康でしたね^^;
読破するまでに5日くらいかかったんじゃないかな?
(受験生のやることじゃね~よな~^^;)
そして次の47巻からリアルタイムで追い続け、そのまま29年間…Σ(・ω・ノ)ノ!
今日、最終巻を読むまでの間に、大学生になり、就職し、
転職し、結婚し、子供が生まれ、その子どもが高校生になり…
考えてみると凄いことですわな!(^▽^;)
初期の作品に登場した常連キャラも、最近の人は知らないだろうな~^^;
このチャーリー小林、15巻くらいまではよく出てて、
モデルは当時「東大一直線」を描いていた小林よしのりです。
ちなみに、チャーリーの歌う曲は、当時人気の甲斐バンドの曲のモジリでした。
その他、モブキャラに松藤(甲斐バンドのドラマーと同じ姓)と言う人が登場したり、
作者と甲斐よしひろの親交の深さが分かる場面が初期にはよく出ています。
この星逃田も全然出てこなくなったよな~(;^_^A
海パン刑事や、ボルボ西郷、左近寺などの筋肉キャラと
星の共演とかやったら面白かったと思うけどな~。
よく、「こち亀は最近面白くなくなった」と言われますけど、
確かにパワーと荒唐無稽さでは、昔の方に軍配が上がります。
私も50巻~90巻くらいが一番好きです。
それでもずっと単行本を買い続けたのは、
もう「こち亀」が日常の一部になっちゃってたんだと思います。
2ヶ月に1回、こち亀を買わずはいられない、と言う。
正直言うと、作品のすべてに共感していた訳ではありません。
よく「破天荒だが愛すべきキャラ」と言われる両さんですけど、
私個人の気持ちでは、両津勘吉と言う「人間」は嫌いですし、
ああ言う人には、絶対に近くにいてほしくはありません。
こんな人間が部下(私ゃ両さんより年上ですもんで^^;)にいたら、
秘孔でも突いてやりたい!と思ったでしょうね。
作者の下町贔屓も、単に下町の良さを強調するだけならいいんですが、
引き合いに出して大阪や田舎など、
他所の地方を必要以上に見下す場面がありましたしね。
そこには、地方に対する愛情は感じられませんでしたから、
そう言う作者の姿勢はどうしても好きにはなれませんでした。
まあ、そう言う不満などもありましたけれど、それでも29年間、
こち亀と言う作品や両津勘吉と言うキャラクターを捨てられなかったのは、
何だかんだで魅力があったからなんでしょうしね。
両さんのようなガキ大将キャラにありがちな
「勉強のできる優等生」を必要以上に見下すようなこともありませんでしたしね。
この場面とか結構名台詞だと思うし、
両さんが弟の金次郎の私立中入試を応援する場面もありましたしね。
(同じ作者の「東京深川三代目」にはちょっと残念なシーンもありますけどね)
今回のブログを書くに当たって、
色んな名場面や面白キャラを紹介しようと思ってたんですが、
「それが何巻のどの辺に登場したのか?」が思い出せないし、
とても調べてられなかったんでできませんでした。
何せ巻数が多過ぎて!(^▽^;)
(冬本、犬、タバコ屋の洋子ちゃん、本口リカ、閻魔大王、神様、五所川原組長、
部長の孫の大介君と桜ちゃん、インチキ不動産屋、本田の妹の伊歩ちゃん、
五所川原組長、ダメ太郎、サンディ、小梅ちゃん、白鳥麗次、インチョキ堂店主etc…)
連載が1年続けば上等、単行本が10巻まで出せればヒット作と言われるなか、
40年間に渡って200巻まで出す(しかも最後は発巻ペースを遅らせて)と言うのは、
神技以外の何物でもありません。
「一つの時代が終わった」と言うのはありふれた表現ですが、
今回ばかりはこの表現が本当にぴったり当てはまると思います。
詳しくは書きませんが、200巻の最終話は、
「サザエさん」の最終回と同様、とても最終回とは思えないものでした。
全く風呂敷を畳む気配が感じられない辺り、
作者が両さんにあげた「有休休暇」を、
いつかどこかで終わらせるつもりなのかも知れませんね(o^-')b
とりあえずは、4年後の東京オリンピックで、
日暮と一緒に再登場する両さんを期待したいですね^^b
秋本治さん、40年間お疲れさまでした。
あなたの伝説的な偉業が破られることは、今後絶対にないことでしょう。
今日から私はもう一度、全200巻を読み返してみようと思います。
(さて、何日かかるかな~^^;)