安保法制を考える⑤~安保で平和は守れるの?~ | 青と緑のお年頃

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青春真っただ中!思春期の姉妹s、あやかとゆうなが送る、ちょっぴり小悪魔な日常の絵日記です。

本日、参議院の特別委員会で可決された安保法案

結果が見えていたとはいえ、議論を避けて妨害活動に終始した
民主、社民その他の反対派野党の行動には正直ため息が出ました。
(もちろんこうなった責任は与党にも少なからずあるでしょうが)

何とか「強行採決」と言う流れに持って行きたかったんだろうな、
と言う茶番劇のシナリオ
が見え透いててどうにもこうにも…(-"-;A

…気を取り直して、「安保法制を考える」シリーズ、第5回の今回が最終回です。


まず本日の最初のテーマは…


今回の法案で「日本が戦争が出来る国になる」不安視している人は多いようです。


ま、ぶっちゃけ今までのままでも戦争はできたんですけどね(^▽^;)
(当然のようにしなかっただけで)




そもそも、集団的自衛権世界中の全ての国が保有し、
ほとんどの国が行使している、世界ではごく当たり前の権利なのに、
何で日本だけ導入した途端に「戦争できる国」になるんです?(;^_^A



普通に考えましょうよ!(^_^;)
日本人ってそんな国民性じゃないでしょ?


いきなり徴兵制海外侵略が許されるような
世論が作られるとでも思います?

絶っっっっっ対にそんなことあり得ない!(≧▽≦)

新聞が開戦を煽りまくった戦前と違い、
今はマスコミ反戦路線一色ですから
そんな世論には絶対にならないし、
子どもの頃から骨の髄まで平和教育を叩きこまれた日本人
突然戦争を許すような空気を作るなんて、
天と地が一万回ひっくり返っても
あり得ない!(*^▽^*)



一方で、それはそれとして、これからの時代、日本国際社会の中で
何らかの役割を果たしていかなければならないことは否定できないと思います。


40代以上の方は覚えているでしょうね。

湾岸戦争の時の日本の孤立っぷりを!(^o^;)


130億ドル(約1兆7千億円)もの巨額の拠出をしながらも、
当事国のクウェートからも感謝されず、
「自ら汗をかかない金満国家」と世界からボロカス言われ…


まあ、見事な空気っぷりでしたね(;^_^A



湾岸戦争の例を出すまでもなく、世界第3位の経済大国で、
同時に世界有数の軍事大国でもある日本ですから、
当然、その力に見合った貢献は求められるでしょうね。


今回の安保法制の中には、アメリカ以外の他国軍との連携を規定する条文や、
国連の要請に基づく平和貢献活動などに関する規定もあります。

日本政府の外交力が問われるところではありますが(これが一番不安なんですけどね…)
ある意味日本が「普通の国」になる大きな一歩でもあると思います。














「こうすれば永遠に平和が守られる」なんていう
魔法の呪文があれば、世界は本当に素晴らしいでしょうね(´_`。)

けど残念ながらそんな物は存在しませんので、
日本がどれだけ不戦平和を主張し、戦争回避のための備えをしたとしても、
相手が攻めてきたら何の意味もないということになります。


今回の安保法制が成立した後も、
実際「その時」になってアメリカが犠牲を厭わずに日本を守ってくれるか?
…と言う点は、決して保証がある訳ではありません(-。-;)



けど、単純な話、少なくともアメリカに正面切って喧嘩吹っ掛けるバカはいないでしょ?ヽ(;´Д`)ノ
(だって勝てる訳ないですから)


それに、何だかんだ言って、日本だって防御力で言えば世界トップクラスです。

神業ディフェンスのメイウェザーをようやくコーナーに追い詰めたと思ったら、
そこにパッキャオが待ち構えてるようなリングがあったら、
マイク・タイソンですら上ることを躊躇するでしょ?^^b


取り敢えず相手に躊躇さえさせられればいいんです。


だって、日・米・中の大国がまともに戦争なんかしたら、
どこが勝つにせよSEKAI NO OWARIの結果しかないんですから。


「戦争をしないため」の抑止力なんですから、
ハッタリのかまし合いくらいで済むように抑止力を整え、
後は外交で何とかするって言うのが理想なんじゃないですか?

そして外交力の裏付けには一定の抑止力=軍事力が無ければ、
まともに話し合いすらしてもらえないのは世界の常識です。



それでもリスクを冒して攻めてくる国が無いとは言い切れませんから、
その時は戦争になっちゃうかもしれませんね。

そこはもう「神のみぞ知る」の話です


けど、その場合の戦争は、今回の安保法制が無くても起こるものですし、
寧ろ安保法制が無ければ、より前倒しで起こる可能性があると言うものです。



少なくとも「今回の安保法制が戦争を呼び込む」と言った、
「戦争法案」ではないことは、改めて断言したいと思います。


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私はこのシリーズの第1回「徴兵制はあり得ない」と書きました。
それは間違いないと思っていますが…


唯一の可能性があるとすれば、中国が攻めてきて、自衛隊が壊滅的損害を受けて、中国軍が日本の国土に上陸してきた時です。

その時は、「徴兵でもしないと兵力は日本に残っていない」と言う
状況になっているでしょうから、ひょっとして徴兵制って話になるかもしれません。





けど、私ゃそんな事態になったら、徴兵なんかされなくても、志願して戦いに行きますけどね^^;


無抵抗のままで蹂躙されて、大事な物を全て失うか、
戦って死ぬかの二者択一を迫られるような事態になったら、
私は、大事な家族を守るために進んで戦いに行きます(`・ω・´)


もちろん、そんな事態は望んでいませんので、
そうなる危険性を少しでも小さくするために、
今回の安保法制は有効
だと思っています。



一方で、今回気になったのは、日本のメディアの立ち位置です。

上の方で例に出した湾岸戦争時のPKOへの参加問題ですが、
日本の国防の在り方を根本から変える問題故に、
当時も国論を二分する大問題でした。


しかし少なくとも当時のマスコミは、PKOに対して
賛成・反対双方の意見を取りあげていました。

寧ろ、「意識高い系」の番組ではPKOに積極的な意見が主流だったと記憶しています。


それが今回は反対一辺倒ですからね。
特にTBSが最たるもので、
「報道の中立」を完全に放棄した偏った報道姿勢
でした。

20年以上前と比較して、マスメディアが明らかに退化していたのには
私は少なからず危機感を覚えています。


あと、「政府は時間が経って国民が忘れてしまうことを狙っている」と言う声も聞きますけど、私は本当にみんなそのうち忘れると思います(・∀・)

なぜなら、安保法制が成立しても戦争にも徴兵制にもならず、
結局何も変わらないでしょうから≧(´▽`)≦

(特定秘密保護法もそうだったでしょ?もう忘れてるでしょ?)




…と言う訳で最後に申し上げたいのはこの一言です。



ま、これは個人的主観の最たるものですけどね^^;


以上、5回に渡って好き勝手書かせていただいた
「安保法制を考える」シリーズ、これにて終了させていただきます。


最初は「○○法では☓☓と書かれていて…」のトーンで書くつもりでしたが、
そんなことしても余計分かりにくくなるだけだと思い、
できるだけ簡単な視点で書くような形に改めました。


別にこれで反対派の方に意見を変えて頂こうとか、
そう言う大それたことは考えていません。

ですが、間違いなく子どもたちの未来に直結する重要な法律ですから、
皆さんにも一度じっくりと考える機会を持っていただきたい。

そう思って、まずは自分の考えをストレートに述べさせていただいた次第です。



次回からはまたファミリーブログに戻りますんで、
よろしくお願いいたしますm(_ _)m


※できれば皆さん、マスコミの報道だけじゃなく、
 自分の目で安保法制を読んで、自分の意思を決めて頂きたいと思います。
 1時間もあれば全体像を理解するには十分ですから、
 シルバーウィークの5連休を使って読んでみられてはいかがでしょう?

    ↓
安保法制の条文を紹介したホームページはこちら。
http://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/housei_seibi.html