安保法制を考える④~なぜ今安保なのか? | 青と緑のお年頃

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青春真っただ中!思春期の姉妹s、あやかとゆうなが送る、ちょっぴり小悪魔な日常の絵日記です。

短期集中連載でお送りしている「安保法制を考える」シリーズ
本日は第4回目です。


まず最初のテーマは…


「なぜ今あわてて法制化?」と言うのは反対派の方がよく言われることですが…



今年は戦後70年ですが、
70年と言う年月の長さをイメージする簡単な方法があります。


太平洋戦争が始まった年の70年前は何年かご存知でしょうか?



1871年大政奉還のたった4年後です。
ちょんまげを結わないことを定めた「断髪令」が出されたのはこの年の9月です。


ちょんまげを捨ててから70年の間に、日本ロシアと戦争し、
満州国を樹立し、空母を25隻も保有し、
アメリカと戦争を始めることになるなんて、
明治4年の人は誰も想像しなかったでしょうねヽ(;´Д`)ノ


70年とはそれほどまでに長い期間です。


当然戦後70年の間にも世界情勢は大きく変化しました。

日本に最も大きな影響を及ぼす世界情勢の変化と言えば、
言うまでもなく中国の台頭でしょう。


強大な軍事力を持って尚も満足せずに軍拡を繰り返し、
日本の固有の領土である尖閣諸島露骨な野心を剥き出しにし
アメリカに対して「太平洋の西半分をよこせ」と要求するなど、
(そもそも太平洋はアメリカのもんじゃねーっての^^; )
中国の脅威は日本の安全を明白に脅かすほどになりました。



確かに戦後今まで今の状態で良かったかもしれません。

ですが、70年と言う長い年月を経て、
ここまで中国が拡大・膨張したことで、
世界のパワーバランス
は完全に変化しました。


これほど世界情勢が変わった
のに、
「今までと同じ」でよいと考える方が、私は寧ろ不思議です。


安保法制「なぜ今急に?」と言う問題ではありません。

「今だからこそようやく」必要性が問われるようになった問題と言えるでしょう。


そして見据えるべき過去ではありません。
戦後70年を踏まえて、「向こう70年の未来」を考えて論じる問題なんです。










昨日の記事で私は、
「攻める理由があれば、攻める軍事力を持つ国は攻めて行く」
と書きました。


残念ながら日本には、中国が攻めたくなる理由があります。



中国太平洋に出ようとする時に、その通り道を塞ぐ形でをする日本列島は、
中国にとって邪魔なことこの上ない存在でしょう。

逆に、沖縄辺りのどこかを抑えて軍港でも作れば、
格好の軍事拠点になり、太平洋覇権を唱えることもできるでしょう。


また、日本の領海内には膨大な量の海底資源も眠っています。


中国がリスクを冒してでも攻めたくなるだけの、
十分すぎるほどの理由
日本にはあります。




これは決して妄想でも考え過ぎでもありません。

なぜなら、現実がそれを証明しているからです。


毎日のように尖閣周辺領海侵犯し、
小笠原のサンゴを根こそぎ強奪して行った暴挙を知らない人はいないはずです。


そして南シナ海での力による威嚇行動

こんなあり得ない主張をする非常識な国は、
今の時代には中国くらいしかあり得ません。


更にチベット、ウイグルでどれほど人権を無視した弾圧行為
中国によって行われているか、
まさか知らないと言うことはないでしょう?(-_☆)


それら全てを現在進行形で行っているのが中国です。



その矛先が日本に向いてこない保証はありません。

だからこそ、中国の暴走を抑止し、
日本の平和と安全を維持するために、
安保法制は必要不可欠であると考えます。



安保法制の対象に地理的な制限がなくなったことから、
「自衛隊の活動範囲が増えることでテロのリスクが上昇する」と言うご意見もあるでしょう。


なるほど、それは否定できません。


ですが、個人的な意見として、私はこう考えています。


テロのリスクが若干増えることと、
戦争の危険が減ることを天秤にかけるならば、

戦争の危険が減る方を優先して欲しい」




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…と言う訳で、「安保法制を考える」シリーズの第4回目。


一言で言えば、私がこの法案に賛成する最大の理由
「中国が怖いから」です。

「70年」と言う長い年月を経てここまで膨張してきた
厄介すぎるお隣さん…(-。-;)


実際、もし日本の隣こんな危険極まりない国が無ければ、
安保なんて必要なかったかもしれませんよねヽ(;´ω`)ノ


一方で、今回の安保法制は、
世界中の多くの国から歓迎され、支持を受けています。

(ネットで拝借しました。上の画像以外にもEU、ドイツ、フランス、クロアチア、ベルギー、
キプロス、ニジェール、スリランカ
なども支持表明


反対しているのは中国と韓国だけってどうよ?(^▽^;)

つまり中国にとっても、日米安保が強化されるのは怖いってことですからね。
この時点で、安保法制に一定の抑止力があることは証明されていると言えるでしょう。
韓国が何で反対しているのか理由は分かんないですけどね^^;
特に理由もなく反対しているんでしょうから、正直バカじゃねーかと思ってます)



…と言う訳で、このシリーズ、今回で終わるつもりでしたが、
まだ言いたいことが言えてませんので、
あと1回だけ続けさせていただきます。

よろしければお付き合いください。