青白い彼方に
見るものは
そのものの
本質から遠ざかり
表面のまぼろしへと移りゆく
漆黒の妖艶に抗って
息を荒らしながら
ようやく辿り着くも
いつもの見慣れた自分の心
昨日と同じ今日を
ごまかすように生きて
それに対する哀しみさえ
抑えられずにいる
あの頃も今も
この想いは
自分の中にあり
時折
寂しさを引き寄せてしまう
明日を願いながらも
明日を見出せず
昼間の明るさに没していく
青白い彼方に
見るものは
そのものの
本質から遠ざかり
表面のまぼろしへと移りゆく
漆黒の妖艶に抗って
息を荒らしながら
ようやく辿り着くも
いつもの見慣れた自分の心
昨日と同じ今日を
ごまかすように生きて
それに対する哀しみさえ
抑えられずにいる
あの頃も今も
この想いは
自分の中にあり
時折
寂しさを引き寄せてしまう
明日を願いながらも
明日を見出せず
昼間の明るさに没していく
もう帰ることのない海に
未練を捨てて
生きて来たつもりなのに
見えてくるものといえば
つかい古された痛みばかり
昔はよくこの痛みを抑えては必死に過ごしていた
そして
過ごしきれずに、波の音を聞いていた
この古くて今まで味わったことのない痛みはなんだろうか?
哀しみとはこんなふうに形をかえて人の心に鎮座してしまうものなのだろうか?
昔のように悲しむ顔をもっていない
昔のように蹲る場所もない
新たな道に差し掛かっているのかもしれない
それなのにこの痛みはなんだろうか?
寂しさと名前も付けられず、苦しさと名前も付けられず、生きる事の意味を問い始める
もう過去の海には帰らない