雨が続きます…。
福岡の雨の日はどんより暗く、昼間とは思えないほど暗くなりしかも豪雨のことが多く、土地柄の気象の激しさを感じていた。
激しい雨は学校のコンクリートを激しく叩き、激しくその飛び散るさまを見ていた子供時代を思い出す。
すぐに靴の中に雨が入り、水浸しになった。
濡れた靴下のそのまま教室に入るのがとても嫌だったなぁ。

そんな感情だけが大人になった私の心に今でも燻っていて、雨の多い梅雨の時期になるとその感情だけがまざまざと思い出させる。

恵みの雨…なんてそんな自分に言ってみたりしている。

いつまでココに居るのか?
と問う自分がいまだにいて、その自分の問いに毎回戸惑う別の自分がいる…。

苦笑いしながら自分の心と向き合い、今日は生き抜こうよと言い聞かせる。

年齢を重ねても痛む心はそのままで、この心を自分の胸に自分の腕を入れて鷲掴みして放ってしまいたい衝動にかられてしまう…。

悲しむ心に向き合ってきたものの、向き合い方が足りないのかどこか途方にくれている自分が居る。
ずっとそのままにある「悲しみ」は心に澱となり、積もり溜まっていく。

そんな心が時折見かける道端の木々と雑草の茂みとその青々として深淵に一瞬でも心安らぐのは一体何なのだろうか?