「シンデレラ」新国立劇場バレエ団、新国立劇場 | サーシャのひとり言

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「シンデレラ」

新国立劇場

2016年12月17日

 

音楽   セルゲイ・プロコフィエフ

振付   フレデリック・アシュトン

演出   ウェンズディ・エリス・サムス、マリン・ソワーズ

指揮   マーティン・イェ―ツ

東京フィルハーモニー交響楽団

 

キャスト

シンデレラ      小野絢子

王子          福岡雄大

仙女          本島美和

義理の姉たち    小口邦明

             宝満直也

道化          福田圭吾

 

 

実は、新国立劇場のバレエを見に行ったのは初めて。

予習は友人から借りたヌレエフ版でしたので、アシュトン版を見るのも今日が初めて、といろいろ新鮮な一日でした。

 

入り口ではお子さんが喜びそうなバルーンアートがお出迎え。

 

小野さんはお掃除姿も清楚に決まって、シンデレラのイメージに良くあっていました。

煌びやかな衣装に変わってからも、控えめで優しいシンデレラの性格が良く分かる様な表現、良かったです。

 

アシュトン版では継母は出て来ず意地悪な義理姉2人ですが、今日はいずれも男性が演じていました。気が強い義理姉と恥ずかしがりやの義理姉のキャラクターも明確に踊り分けられ、やっぱりシンデレラはこの意地悪ペアのコミカルさが要だと思います。

ただ、どうにも2人の衣装があか抜けない…。

踊りも愉快で良いのですが、もう一つ突き抜け感が欲しい…せっかく体当たりの演技なのだから、などとも思ったりして。

 

仙女の本島さん、まるで水面を動いているようなすべらかな動きの足元を見ているだけでうっとりでした。

ただ、私は仙女の後の四季の精の踊りのように一人ずつ順番に踊る構成がどうにも苦手。

何となく話の流れがここで切れてしまうような気がして楽しめないのですよ。

 

でもなんだかんだと言いつつも、まずまず年末らしい華やかな雰囲気を味わうことは出来ました。

これで年内のバレエも終了。

年明けの初バレエはキエフのバヤデルカです。