灼熱の新潟の旅 その2 狛犬と絵馬 | いつもお腹ペコペコランナー

直江津は北前船の寄港地でしたので それを示すものが色々見られました。

尾道石工が花崗岩で作成した広島型狛犬、なにわ狛犬、出雲型の狛犬 笏谷石の石造物 そして、船の絵馬。神社を巡っているとたくさん出会えました。

 

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奪衣婆などを見た泉蔵院では 六地蔵や 本堂の土台が笏谷石でした。府中八幡神社の 今は本堂の下に置かれた古い鳥居も笏谷石。

そして府中八幡神社には 3基の違った狛犬。

まず 浪速型らしい狛犬。諸仲買中奉納の慶応3年。

 

出雲型の狛犬。昭和15年。ということは北前船の時代がすぎてから、どうやって来たのかな。

 

何かわからなくなっている狛犬。 がいました。

 

 

青海神社。廻船中奉納の石灯籠や備後の方が嘉永3年に奉納した石灯籠もありました。 鳥居は慶応元年 石工は尾道石工山城屋。そして狛犬はこんな素晴らしい。銘はありませんでしたがこれも尾道石工の作品では。

 

 

 

山添社 詳細不明の狛犬ですが、これも個性的な逸品。御影石です。

 

 

天津神社・奴奈川神社

尾道石工 山城屋惣八。慶応4年。

 

この神社の本殿前に2対の個性派。

 

広島型は他にも何度か出会いました。諏訪神社

 

尾道の狛犬。五霊神社。この神社は鳥居も 狛犬も備後尾道石工惣八。嘉永2年。

手水鉢は別の尾道石工の作品でした。

 

明治19年 出雲型。藤崎神社。

 

駒形神社。出雲型もどき。

 

そして素晴らしい個性派狛犬も。

黒井神社の狛犬。明治2年。迫力満点の素晴らしい作品。

 

こちらも素晴らしい。髪が長く、彫りが美しい。明治25年。

表情にも味がある

 

五霊神社のこんな景色の中にいたのは、

この方。

 

諏訪神社

 

 

東海神社

 

三柱神社

 

 

能生 白山神社。當所地引網人中奉納の大きな狛犬。

 

そしてそのそっくりさんが、能生小泊諏訪楫取神社に。大きさは先程の1/3くらい 普通の狛犬サイズです。

 

 

日吉社の本殿前狛犬。

 

 

室野松苧神社のカエルのような不思議な狛犬。大正9年。

 

 

琴平社 一度見たら忘れない個性派。詳細不明ですが、このそっくりさんにはこの後何度も出会います。

 

土塩の諏訪社 素敵なところにいますね。

 

日吉神社。 昭和14年。

 

今回はお猿に何度も会えました。来海沢の日吉社。とても可愛い。

 

水保の日吉社  聞かざる

 

言わない見ない猿 正座しているのが愛らしい。

 

百川の日吉神社

子猿が遊んでいるかのよう。本殿に5基。

小さい狛犬も並んでいました。

 

他にも神殿狛犬を沢山見ました。

釜沢神社

 

能生白山神社

 

十二神社

 

正八幡宮

 

松苧神社

 

 

直江津の町では良い絵馬はみんなしまい込まれていて見れなかったけれど、市街地を出ると良いものを見ることができました。

これは定番の神功皇后と武内宿禰

 

なにか祈り事をしている所?

 

張良と黄石公のようです。

 

さて、注目の北前船の絵馬。

はがせ船 (複製) 1766年 国指定重要文化財(能生白山神社) 日本で唯一のはがせ船の絵馬とのこと

はがせ船は日本海側で造られた船底が平底で厚くて丈夫で岩礁の多い海岸に対応できる、漕帆兼用船。瀬戸内で発達した弁財船は船首の反りと中棚の開きが大きく、耐波性と安定性に優れていた。より荷を多く積め、帆走専用で乗船員が少なくて良いことから 北前船は次第に弁財船に変わっていたのだそうです。

 

 

弁財船。

 

文政2年の弁財船絵馬。

 

文政7年。

 

弁財船の帆には、黒布でその船のマークが記されています。船体についている木枠の形も様々ですね。

 

 

船が荒波に飲まれているところでしょうか。

 

 

他に賑わう町の様子? や

地獄絵 もありました。

 

 

今回も、素晴らしいものが一杯で目が回りそうですよ。

 

 

          日に焼けた村の服店ののぼり旗