切嵌め模様の染め小紋 | えみぃのイイモノセレクション

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生活必需品から嗜好品まで、自給自足を目指す農婦「えみぃ」のお気に入りグッズを紹介します。
幼少時k代からの夢「猫に囲まれて毎日着物で過ごす」を実践中。お着物どんどん紹介します。

えみぃです。

 

昨日は古民家2日目。

ご常連さん、初めて参加の皆さんでわいわい。楽しかった^^。

冷えとりのお話を聞いて、午後は久しぶりに足もみしてもらいました。

スッキリ~。

 

というわけで、昨日のお着物。

 

 

何年も前にまつや(旧タンス屋長野店)さんで買った小紋。

切嵌めに有職文様がびっしりのおめでたい柄です。

 

 

唐獅子のポリ名古屋で、文庫結び。

なんとなく日本髪を結ったので、文庫にしました。

 

 

モノトーンの市松半襟、ピンクの帯揚げに帯締め。

江戸時代の奥様風なコーデ。帯揚げぷっくりにしてみました。

 

拡大図です。

 

 

撚りのない経糸に、強い撚糸を緯糸に。

緯糸を2本ずつ打ち込んだ、二越縮緬と思われます。

 

 

表面のシボが高いです。

伸びがある生地なので、肌着にリメイクすると着やすいです。

 

昨日は「新日本髪」の変形バージョンを結いました。

お友達が写真を撮ってくれたので、じっくり解説してみます。

 

日本髪というのは、びんつけ油(お相撲さんが使う油)を髪につけて形を整え、元結(もとゆい)という紐を使って束ねます。

ワックスやスプレーがない時代、美しい髪型を作るために編み出された技法です。

 

新日本髪は、びんつけ油をワックス&スプレーに、元結をゴムに置き換えた、現代のお気軽結いです。

セミロングの長さがあれば、結えますよ。

 

 

顔の左右のふくらみを「びん」と呼びます。

前髪も上げてふくらみを作りますが、えみぃは前髪が短いので省略。

七五三では前髪に「ちんころ」と呼ばれる絞りの紐をつけたり、びんの上にかわいらしいつまみ細工を飾ります。

えみぃはさっぱりと、和霞さんのグレーのつまみかんざしをつけました。

 

 

うしろにある、大きな山を「まげ」と呼びます。

真ん中に和霞さんのひなげしのようなグレーかんざしwith葉っぱをつけました。

七五三では、ここには「かのこ」と呼ばれる、絞りのかざり紐をつけます。

 

 

上から見るとこんな感じです。

ぼっさぼさですが(笑)。

以前古民家で、セルフ日本髪のワークショップをしました。

美しく仕上げるには訓練が要りますが、どなたでもできますよ。

ぜひお試しあれ。