えみぃです。
昨日は二か月ぶりの古民家の集いでした。
来週に控えた晴れ着の会の準備のため、振袖や小物をたくさん持って出かけましたよ。
そしてえみぃは豪華な訪問着。
お友達にいただいた、淡いオレンジ色の訪問着。
手書き友禅に刺繍が施された、紋意匠縮緬の豪華な一枚です。
地紋も橘です。
長寿や子宝の願いが込められているという橘模様、平安時代に日本で考案されたそうです。
実は、着物の文様には中国伝来のものが多く、日本生まれは貴重なんです。
ちなみにちなみに、「呉服」という言葉があります。
現在では「和服に使われる織物」を指す言葉ですが、語源は「呉(中国南部)の服」。
当時麻や綿などを着ていた日本人から見て、呉(中国南部)から伝来した布=呉の服=呉服となったそうです。
つまり、着物も中国から伝来したものと言えるわけです。
興味深いですね。
組紐の袋帯で二重太鼓。
桜の刺繍の黒い衿、桜の刺繍のピンクグレーの帯揚げ、群青の平組。
地紋も橘なんです!おめでたい!!
拡大図です。
地紋があるところ。部分的に緯糸が浮いています。
刺繍のところ。赤い刺繍糸と金駒の糸が整列しています。
緻密で美しいですね。
昨日の古民家は、晴れ着の会のコーデ相談の方、晴れ着の会には出れないけど振袖を着たいという方、着物リメイクで作業着を作りたいという方、また遠方から仕立て相談の方などなど、たくさんの方においでいただきました。
振袖を着つけながら、9年前は一人だった着物生活が今はたくさんの仲間と楽しめて本当にうれしいなぁと、しみじみ感じました。ほんと、感謝です。