初夢の御告げ…?? | S A L O N

 

明けまして、おめでとうございます。

さて、一年の最初に見る夢…元日の夜または正月二日の夜に見る夢が『初夢』というこで…今年は、何か見たようなのですが…起きた時には既にその記憶が定かではなくなっていて…今晩にあらためて期待してみようかと思っております。
…と、いうことで、15年前に“こんな初夢をみた”…(^ ^;

現在は付き合いはない…知り合いと話しているのです…
自分が「今、練馬(東京都)に住んでいる」というと…
知人:「近所に大仏があるでしょ~」というのでございます。
私:「えぇ~、そんなのあるの???…じゃ~初詣に行かなきゃ行けないねぇ~(苦笑)」云々…

少しはしょりましたが、覚えている内容もこれとさしたる差はなく…
とにかく目覚めた時に“大仏”というキーワードが妙に引っ掛かっていたのでございます。

そこで起きた後、PCで検索してみると…なんと、あったのでございます!
その時、住んでいるところからもさほど遠くはないところに!
念のため書かせて頂きますが…
これまでその“大仏”様の噂も…TV、雑誌等での情報といったものも…目、耳にした記憶が全くないのです。

その名も“東京大仏”!!!
夢の御告げ…御引合せ…とあっては行かぬ訳にはまいりませぬ!
…ということで、すぐさま初詣に参った次第です。


この大仏様が鎮座まします御山は、板橋区赤塚にあります…“赤塚山 乗蓮寺”。
応永14年(1407年)に没した英蓮社信誉生阿了賢無的によって開かれたそうで、当初は山中村(現在の板橋区仲町付近)にあったとな…
その後、中宿(現在は仲宿)へ移され…
昭和46年(1971年)に、国道17号線(中山道)の拡張工事や首都高速5号池袋線建設などにより、現在の赤塚に移転したそうである。
江戸期には“孤雲山慶学院”と号していたが、現在の山号は“赤塚山”…
浄土宗専称院に合併された浄土宗の寺院である。
(ちなみに、当方の“家”の宗派も浄土宗だったりする…)

赤塚山乗蓮寺総門&仁王門




御本堂




なんでも、天正19年(1591年)11月には徳川家康より10石の寺領(朱印地)が寄進されたという格式ある寺院でもあるそうで…
また、寛保3年(1743年)には“暴れん坊将軍”こと徳川吉宗が志村筋への鷹狩に際して当寺で小休止し、以降将軍様の御膳所となったとのことである。
そのためか、境内のそこここにある紋という紋が“葵の御紋”なのであります!



大仏様に話を戻すと…
乗蓮寺にはもともと天保8年(1837年)3月~11月の飢饉で亡くなり、当寺に埋葬された423名の戒名が刻まれた供養塔がございますが…
赤塚移転に際し、天災・戦災等の無縁仏の供養と恒久平和を祈願して青銅製の“東京大仏”が建立(昭和52年)されたのだそうである。
座高8.2m…台座(基壇+蓮台)を含めると12.5m程…

重量22tの立派な“阿弥陀如来坐像”なのでございます。

 

大仏といえば奈良県の大本山 東大寺(金光明四天王護国之寺)の“奈良大仏”(毘盧遮那如来【18.03m】)が有名ですが…

茨城県の霊園(牛久浄苑)内にある、高さ120mもある阿弥陀立像の“牛久大仏”(牛久阿弥陀大佛)などの別格級は別にしても、東大寺の大仏様よりも各地には大きな“座像”があるようだ。 
鋸山 日本寺(薬師瑠璃光如来【31.0m】)(千葉県)

白馬大仏【23.5m】(新潟県※白馬観光ホテルの敷地内に建立されるも、既にホテルは廃業)

全仏山 青龍寺(大毘盧遮那仏(大日如来)【21.35m】)(青森県)

聚楽園大仏【18.79m】(愛知県※聚楽園公園内)

御嶽薬師尊(“布袋の大仏”)【18.0m】(愛知県※個人所有としては最大級の住居一体型薬師如来坐像)

宝積山 能福寺(毘盧遮那仏【18.0m】)(兵庫県)

大師山 清大寺(毘慮舎那如来【17.0m】)(福井県)

愛子大仏 佛國寺(阿弥陀如来)【16.0m】)(宮城県)

大異山 高徳院清浄泉寺の“鎌倉大仏”(阿弥陀如来【13.36m】)でさえ、この大きさである。
まぁ、確かに大きな物を作れば、観光の目玉にもなり、各所で“奈良の大仏”を○mも凌ぐ的なことがうたい文句にもなっているが…

“大仏”様の御利益は、はたしてその大きさや否や…

“東京大仏(阿弥陀如来)”は、これら“座像”に比せば、決して大きいという訳ではないのかもしれないが…私には、とても良い御尊顔の…とても立派な“大きな仏様”だったのは言うまでもございません!

因みに、“愛子大仏”に至っては、素材はプラスチック製なのだそうである。(他意はない…)




東武東上線下赤塚駅より徒歩25分、都営三田線西高島平駅より徒歩20分という…
少々、電車を利用されると不便なところにはございますが…
お近くにお立ち寄りの際には是非ご尊姿を拝みに行かれては如何でしょうか?

やはり初詣だけでは…という“兎忠”な私たちは、参拝がてら、近所に何処かよい“兎忠処”はないものかと検索したところ、あったではございませんか…それも、“大仏そば”が名物!というお店が…
そこで、参拝を終えた足で、お寺さんの程近くにある『萬吉禎』というお蕎麦屋さんへ…
当時はまだ、蕎麦屋店舗に隣接して…知る人ぞ知る“薬健カレー”のカレー店『萬吉禎 華麗の店』があり、ビーフ、チーズ、トマトの各メニューはそれぞれ1日限定10食!
昼頃には1日分のルーがなくなってしまうため看板を下げてしまうとのことで…行った当日も、カレー店の方は既に営業を終了しておりました。
次回は是非頂かなくては!などと思いつつ機会を逃しておりましたら、残念ながら、2008年頃には既に華麗店の方は閉店してしまったとのこと…



その折には、お蕎麦(“鴨汁せいろ”と“せいろ”)を美味しく食させて頂いたのは勿論…
やはり、蕎麦屋に行って蕎麦だけ…などという野暮(?)の出来ない私たちは…(苦笑)
蕎麦を頂く前に、“焼味噌”に“玉子焼き”…そして“天ぷら盛り合わせ”を注文し…先ずは、御燗でカラダを清め、温め…冷酒でココロを清め、和ませながら…大仏様の御引き合わせを、美味しく…堪能させて頂いたのでございました!

萬吉禎_焼き味噌_玉子焼
萬吉禎_天ぷら盛り合わせ
萬吉禎_鴨せいろ

店主拘り!なだけあり…“お蕎麦は”美味しゅうございました!
大仏そば萬吉禎』の方は、現在でもまだ乗蓮寺の蕎麦…元い、傍にはあるようですので、是非、ご近所にお立ち寄りの際には立ち寄ってみられては如何でしょうか?

 

この不思議な初夢を見てから10年後…今から5年程前になりますが…

くどいようですが、こちらに関しても言っておきますが、これもまた当方の意図せぬことだったのはいうまでもないことなのですが…

大仏様から2㎞程の所に、現在の職場が替ったのであります。

既に、この時から大仏様のお引き合わせがあったのかもしれません。

近くにいると、逆になかなか行けなかったりもするものですが、今年こそは、また御傍(蕎麦)に寄らせて頂こうと思う次第です。

 

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