目の語彙力、耳の語彙力 | 甥と英語と大学受験

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この間、『ニュースで学ぶ「現代英語」』を聞いていたらmesmerizedという単語がでてきました。

 

 

発音はmez·mr·izeなんですね。

何となくmes·mr·izeだと思っていました。

 

 

私はこの単語はたぶん、前に英検1級を勉強していたときに、覚えた単語だと思います。

 

覚えるときに発音まで確認していなかったので、正しい発音を認識していませんでした。

 

これは日本語でも同じで、目から覚えた表現って、読み方を間違えていることが多くないですか(私だけあせる?)?

 

前にオーディブルで本を聞くようになって、読み方を間違えて覚えている表現が多いことに気づきました。

 

 

 

 

特に読書好きな方だと、その傾向が強いんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。

 

日本語でもそうなのですが、やはり英語でも、私はその傾向が強く、目では読めるけど、耳で聞いたら分からないということが多いです。

 

ただ、これは人によってかなり個人差があるということに甥(長男)と接していて気づきました。

 

長男は昔から聴覚優位(人から聞いた話は覚えている、歌詞をよく覚えている、楽器の演奏が得意)の子供でした。

 

 

その反面、視覚から得る情報をなかなか覚えられません。

 

英語の場合、よくスペルミスをしていたし、単語を文字として認識できていないので単語の暗記ができませんでした。

 

 

高校生のときの話なのですが、英検準1級のアプリをやってもらっていたときに、その様子を一度見せてもらったら、音声をオフにしていたんですね。

 

「発音を間違って覚えてしまう可能性があるから、単語は音声と一緒に覚えた方がよいよ」

 

と私が忠告したら

 

「音声があると、答えが分かってしまうから、あえてオフにしている」

 

という返事が返ってきました。

 

ちょっとびっくりしたのですが、確かに長男なら、そのようにしないとまずいんだろうなと思いました。

 

英検準1級の場合、語彙力が問われるのは主にリーディングパートの大問1ですので、目で見て暗記できていないと得点できません。

 

なので、長男の場合、音声を付けてしまうと、目からの暗記を阻害してしまうので、あえて音声をオフにするという苦行を自ら課していました。

 

単語は初回は音声で覚えて、2回目以降の暗記は見た瞬間に記憶の音を脳内で再生し、目からの情報と結びつけるというやり方にしていたみたいです。

 

私は圧倒的に視覚優位(文字でみると記憶できる)の人間なので、こんなやり方は考えたことがありませんでした。

 

でも、どちらが優位かを考えて勉強すると効率的なのかもしれないですねにっこり