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台所便り vol.17(立冬)

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Pico Farm「台所便り」は毎月二十四節気の変わり目
前後に発信します!
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冬の始まりである「立冬」

去年の冬、私たちが日野に引越して来てから四季が一巡しました。
冬は寒いけれども、ストーブや料理の湯気で部屋が暖まっていくのは
単に気温が上がり身体が暖まるというだけじゃなく、こころまでもが
ほっこりしてきます。


我が家の敷地内にある柿の木が豊作です。

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先日民泊で我が家にやって来た女子中学生達にもその収穫を手伝って
もらい収穫後に柿のパイをつくりました。

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子どもたちに収穫から加工までを体験して欲しくて考案した
パイですが、それ以来ハマって作っています。
今秋の私のヒット作品合格


でも「柿パイ」だと何となく収まりわるいんです。
「アップルパイ」も「林檎パイ」とは言わないので「柿パイ」改め
「パーシモンパイ」と呼ぶことにします。


柿は煮るとサツマイモと林檎の中間くらいの味で
アップルパイにある酸味はないもののレモンの量を増やす事で
すこしパンチがでます。


パイ生地は乳製品フリー。
バターを使うパイ生地は結構手間がかかりますが、
このパイ生地に入っているのは薄力粉、全粒粉、塩、菜種油、
豆乳のみでいたって簡単です。


今年は柿が豊作だそうなので柿が手に入ったら是非とも
お試しください。


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【パーシモンパイレシピ】

フィリング:
柿    4~6個
レモン汁 半分から1個分
甜菜糖  大さじ3程度
水    適量
葛粉(コーンスターチでも可)大さじ2程度
(お好みでレーズン、その場合砂糖の量は減らす)


パイ生地:
A: 薄力粉  120g
全粒粉   30g
塩  ひとつまみ

B: 豆乳 大さじ4
  菜種油 大さじ3

①フィリングをつくる、柿をいちょう切りにして甜菜糖、
水をいれて焦げ付かないようにしばらく煮て水分が
なくなってきたら、最後にレモン汁、葛粉を水に
溶いたものを入れてトロミをつける。

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②Aをホイッパーで混ぜてBを加え、ゴムベラで
さっくりとまぜる。


③生地をラップにくるんで冷蔵庫で20分くらいやすませる。


④二分割してそれぞれパイ皿の大きさよりもひとまわり
大きくのばす。

⑤皿に一枚の生地をのせフィリングをいれてからもう
一枚の生地をのせ上下をみっちゃくさせてからはみ
出た生地を切り落とし、フォークで周りに線をつけてから
真ん中に切り込みをいれ、照りをだすため豆乳
(分量外)を生地の上に指でぬる。

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⑥あらかじめ170℃にあたためたオーブンで40分程度焼く。
*オーブンによっては時間の調整をしてください。

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季節はこれから陰に向かっていきます。
陰性は内に向かっていくエネルギー。
この内に向かうエネルギーに乗って、自分の内面を見つめるいい
季節です。読書、芸術の秋と言いますが、冬も引き続き読書や
芸術に向いている季節だと思います。


「読書」も「芸術」も言葉を発していなくとも自分自身と
無言の対話をしています。それは外に向かう対話というより
内に向かう対話ともいえるかな~
この陰性のエネルギーを借りれば、内に向かう対話から気付きも
生まれやすいのかもしれませんね。


昨日拾って来たクヌギのドングリと百圴で買った小麦粉粘土
で子どもと作った芸術作品。
楽しくて子供をさしおいて私はいつまでも遊んでしまいました。

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↑輪の外にいるみどりの顔がモモの作品。