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台所便り vol.10(大暑)

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Pico Farm「台所便り」は毎月二十四節気の変わり目
前後に配信します!
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明日から1年中で一番暑い時期の「大暑」にはいります。
とはいえ台風六号の影響で昨日、一昨日と扇風機もいらない
涼しい日々を快適に過ごしています。


大暑の間は夏の土用はすっぽりと入っていますが、
昨日7/21丑の日、我が家では鰻ではなく納豆炒飯を食べました。
なっとうにも「う」が入っているしね。
納豆のネバネバで精力ついた感じですグッド!


梅干しの土用干しもそろそろはじめたいし、フキも収穫したい。
夏の土用の間に収穫したフキは「土用ブキ」というそうで梅雨の間
雨を沢山受け美味しくなるそうです。
庭に群生しているフキ、春のフキとどんな違いがあるか試してみます。


これを最後にフキ群生地はきれいに刈ってしまおうと思います。
フキ群生地の中心に立つ柿の木にも青い柿の実が既に柿と認識
出来る程大きくなって来たので柿の収穫のためにも。
大暑が過ぎるともう立秋ですからね!!


先週末Pico Farmでは第5回目のライブが2泊3日で行われました。
今回の食事はは「夏を快適に過ごす」食べ物を意識しました。


まず初日のお昼はカレー。
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インド人直伝のスパイスから作るカレーはライブの数日前に
ルーを仕込み、前日に蒸し野菜を足し、そして当日に揚げ茄子
とオクラを追加。


手間はかかるけれど小麦粉も水も動物性の食品も一切使わず
スパイスが体にじわじわと効く、インド4000年の歴史。
この季節にこのカレーを食べるとたちまち元気百万倍アップ


冷房が無い中で過ごす3日を出来るだけ快適に過ごせるための
食材はトマト、茄子、キューリ等の旬の野菜。


夏の今が旬の野菜という事は「体を冷やす」効果があり
逆に冬が旬の野菜は「体を温める」効果があります。


例えばバナナやマンンゴー等南国の食べ物も体を冷やしてくれる。
だから冬の日本でバナナを食べることは冷えやすくなるので控えたい。


旬の食べ物を食べていれば体は自然とその季節に
適応してくるということですね。
自然は素晴らしくよく出来ていて、その恩恵を受けられる。
私たちはもっとよく自然を観察する必要がありそうです。


備忘録も兼ねて今回のメニューを書いておきます。

初日昼食
自家製野菜カレー
梅酵母のパン
パンのディップ
(梅チャツネ、味噌
 ディルとニンニクのクリームチーズ)
キューリのタヒニ和え
自家製ラッキョ漬け

初日夕食
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茄子とピーマンの味噌炒め
ひじきと野菜の白和え
ウリのお酢炒め
自家製キューリのキューちゃん
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↑オクラの冷や汁
黒米入りご飯
永源寺こんにゃくの炒めもの
枝豆

二日目夕食
ピーマンとプチトマトのみそ汁
生姜玄米ご飯
とうもろこし
トマトとわかめのポン酢和え
ジャガイモのバジル和え
ズッキーニとタラのコーンミール焼き
糠漬け

三日目昼食
天然酵母パンのサンドウィッチ
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①アボカド野菜サンド(自家製豆腐マヨネーズ入り)
②ジャガイモ卵チーズサンド
③ニンジンレーズンくるみサンド


③のサンドは先日もんぺおばさんのところで作った
120年前の西洋料理のレシピ本からヒントをもらい
ました。すりおろしたニンジンに軽く炒ったくるみとレーズン
を加えました。この120年前のレシピによればここに砂糖で
つくったカラメルを入れましたが、砂糖抜きにしたかったので
レーズンを多めに入れると甘味はこれで充分。
パンにはバターの変わりにタヒニ(練りごま)をぬってとっても
美味しくできました!

そしてデザートにトマト。
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レモンと甜菜糖と水を1度煮立てたものに湯剥きしたトマト
を入れ1度煮立たせ、あら熱をとって冷蔵庫で冷やす。
そしてトマトといえば私のオススメはプチトマトのメープルシロップ漬け。
プチトマトを湯剥きしてメープルシロップにつけて冷蔵庫で
冷やすだけ。これだとトマト嫌いも食べれるデザートになります。

今年のPico Farmライブは9月と11月のあと2回。
9月はライブの前日にパン教室開催します。
ライブ参加者の中にパンのスペシャリストの方がいらっしゃり
その方に先生になってもらってパン作りをします!

次のライブは秋。
冬、春、夏のライブでの食事作りを体験させてもらい
この秋はその集大成となりそうです。
だからこそシンプルに戻るかもしれない・・・
また9月までにまたいろんなこと吸収しておきたいと
思います。