小川 一水
老ヴォールの惑星
老ヴォールの惑星
今まさに滅亡を迎えようとしている惑星人たちは、自分たちの知識を遺そうと、別の惑星に向け発信するが。
ギャルナフカの迷宮
政治犯として投獄されたのは、水と食べ物の場所を記された地図だけを与えられ、他の囚人と生存競争を繰り広げなくてはならない迷宮だったが…
幸せになる箱舟
他惑星の生命体とコンタクトをとろうと飛び立ったチームは、信じられないほどの成果を目の当たりにするが、その正体は…
漂った男
未だ地図もなく、一面海で、何ひとつ目印がない惑星に不時着してしまった男の運命とは…

ストレートでとても読みやすい、SFの入り口として熱烈にオススメしたいです。
SFのガシェットに満ちつつ、突飛過ぎないアイデアの中で、遠い未来の人たちだけど、でも、確かに私たちの末裔なのだろうと、そう思わせる人たちがきちんと生きている。
そんな感じがします。
なんだかんだ言っても、登場人物の根っこの部分がみんな優しいですよね。

中でも漂った男は大好き。
ほとんど無理矢理な世界設定の中で、何が何でも生き抜く強い、強い主人公と、それを支える中尉さんのやりとりには号泣もの。
あれこれ何も考えず、主人公と一緒に海を漂うように作品の中で漂いながら、一緒に素直に泣けばいいと思います。
切なくてたまらないのだけど、こんな優しいオチってないと思う。
最後のページ辺りはもう、よせ、やめろ、それ以上何も言うな、そんなことになったら涙が出ちゃうだろうが…!という感じです(分からない?)
本当の最後のオチになる前に、一呼吸が必要なほどでした。
理屈じゃない。感情だ。情に棹さして流されていけばいい。読書くらいそれでいいじゃないか。

無論、他三篇も楽しいです。
自分で想像する余地はあまりないですが、全部きちんとオチて、腑に落ちるお話たちです。

結婚式がありました。
私じゃありません、大学時代の友人のです。
授業とかでつるんでた友人と、クラブ活動でつるんでた友人の結婚式がまあ、直近で、今月は毎週結婚式かよという按配。
ご祝儀貧乏一直線という、大変な事態に陥っています。大ピンチです。
なんだよ、みんな、何を焦ってるんだ!
ご祝儀もだけど、問題は服。出席者が微妙に被るので、同じ服は着れません。
四月にも結婚式がありまして、今回はその時着た黒ワンピの襟にレースを縫いつけ、下にオーガンジーのアンダースカート(んで四月はボレロを着てた)という荒業リメイクで乗り切ったものの、再来週は一体どうしたらいいのかと思案しているところ。
ここでもう一着、二度と出番のなさそうなドレスを買うのは、もうなんつーかそんな金ありませーん…
去年の結婚式出席の際は、スーツ着て男装という、まっことふざけた装い(だが、出身大学が女子大だったせいか結構ウケた)で乗り切ったのですが、流石にこのネタはもう使えない。
男はいいよね、冠婚葬祭スーツ一着あれば事足りて。

さて、列席者の中に、約三名負け犬一直線な縁遠い女がおりまして(1人はわ・た・しv)式場の片隅で、豪華料理(料亭で披露宴だった)をむさぼりながらした話はビリーズブートキャンプ
私以外の二人は何故か今ビリーに夢中で、出勤前の30分にビリーと軍トレという、凄まじい日々を送っているとか。
そんなんしてるから縁遠いんだよ!
つか人のこと言えるのか俺!
そのうち1人は何故かビリーのDVDを持参していたので、うまうまとそれを借りてきて、なんだか私もビリーの虜になりつつある今日この頃。筋肉が目覚めてきたぜ!
なんだかビリーズファミリーがだんだん把握出来てきましたよ。それってやばくない?
ついでに私筋肉つきやすいので、こんな激しい運動したらやばくない?
腹筋割れた身長170センチ超の女好きな人いる?…いそうにない…

さて、そんな私たち。
ご祝儀ラッシュが終わったら、部活動再開です。
セレ部。
おしゃれしてちょっとイイものを食べる会。ジーンズ禁止、ハイヒール必須。ワンピ推奨。
そのためにもやっぱりビリーといっしょに頑張らないとね!
そんな負け犬一直線な私。
でも楽しいからいいんです。いいんですってば。
飛 浩隆
ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉
「グラン・ヴァカンス」の続編。
仮想リゾート数値海岸の謎に迫る短編及び中篇5本入り。
夏の硝視体
数値海岸のひとつ夏の区界のごく平穏な日常
ラギッドガール
数値海岸の根幹を成す技術を開発した怪物的天才とは
クローゼット
動き始めた数値海岸を描くラギッドガールの後日譚
魔術師
数値海岸にゲストが来なくなった大途絶の原因と瞬間とは
蜘蛛の王
数値海岸の区界の破壊者の誕生を描く

さも訳知り顔でこんなことを書くワタクシですが、「グラン・ヴァカンス」未読だったりします。
なんとかなるさ、明日があるさ。
でも、ちゃんと楽しかったです。
微妙に…なんと言うか結構グロテスクだったりもするのだけど、裏返って美しく感じる…のだけど、美しい!とか絶賛してしまうと、こう、人間性あたりを疑われそうなそんな雰囲気もありまして、こう、絶賛を控えてしまうというか、そんな感じです(分かりにくい)

とても面白く読んだのですが、前作をきちんと読んだ上で読んだ方が絶対楽しいですね、ええ。
とりあえず、それぞれ独立した短編としても面白く読めるのだけど、前作を読んだ人にだけ分かるサービスなんだろうな、この辺とか、と感じる部分も多々あって。
特に「蜘蛛の王」は多分。
前作を読んでいないのでなんとも言いがたいのですが、悪役の事情を書いた短編だと思われます。
何しろ、この人(?)が一体何をやらかした…これから何をやらかすのか…かが分からないので、全部が全部を察することが出来ないのですよね。どれくらい悪い人か分からないもので。
スターウォーズみたいなものですよ。旧三部作をまったく知らないと新三部作はねえ…みたいな。

前作は読んでいないのですが、どんどん世界が深くなっていくのが分かる。
順序は逆になってしまったけれそ、可及的速やかに前作を読みたいと思う。
恐らく、これらの秘密と言うか前日譚だとかを知った上で読んでも面白いに違いないと思う。
作りかけのパズルの足りないピースを先に手を入れたようなもので、あ、このピースはここにはまる!というような気持ち良さを味わえるはず。
今から読むのをわくわくしています。
ついでに続編リリースも。
スタニスワフ レム, Stanislaw Lem, 飯田 規和
砂漠の惑星
とある惑星に着陸、探索中に通信を断ったコンドル号を探して、同惑星に降り立った無敵号。
果たしてそこには無残な有様のコンドル号及びクルーの姿があった。
生物の気配もないこの惑星で、一体何がコンドル号をここまで徹底的に破壊をしたのか。

これほどクールな小説があっただろうか、と思うほどにクール。
冷酷と言ってもいい。
とにかくひたすらクールに、感情なんか一切排して、人間及び人間が生み出したもの…技術とか科学とか、あるいは常識とか…の太刀打ちの出来ない別世界を描いてあります。
そんなもの通用しない世界。
すべてが人間のために作られているわけではない、絶対に征服出来ないものの存在を、冷徹に描いた作品だと思います。
あるいは、最強の存在を。
ただ強いだけで、ただ恐ろしいだけで、最強の悪役たるカリスマ性とかビジュアルさえ一切なく。
レムって本当にクールだわ。

人間だって出てきます。
主人公はロハンです。名前だってあるのです。
でも、この作品においてロハンと彼らの仲間である無敵号クルーのみなさんは、本当にごくちっぽけで、無力な存在。
きっと、人間及び人間が生み出したもの…技術とか科学とか、あるいは常識とか…が通用する世界では、その艦の名前の通りに無敵の頭脳と身体能力を持った人々なんだと思う。ちっぽけなんてとんでもない。
でも、この砂漠の惑星で、彼らは無力だ。こんなにも無力だ。
ひたすらに、それが描かれています。
レムって本当にクールだわ。

それだけ書くと、なんて絶望的な話なんだろう…とか思ってしまうところなのだけど、何故かものすごく面白かったりする。
驕るな人間って感じ?
簡単に宇宙戦争は起こらない。異星人同士が出会った時、起こるのは常にジェノサイド。
ああ、面白さを伝えたいのに、何を書いても絶望的展開になっていく!
本当に面白いんだよ~~
実際、本作がレムのお気に入りなんですって。
「ソラリス」とか、押しも押されぬ傑作があるのに。
レムって本当にクールだわ。
ドクロ公式サイト
ジョニー・デップ
オーランド・ブルーム
キーラ・ナイトレイ
ジェフリー・ラッシュ他。

海賊三部作最終回。
色々あって死んだと言うか消えたというかなジャック・スパロウを救うため、復活したバルボッサと共に船出しちゃったウィルとエリザヴベス。
ジャックをこの世に召還できるのか?(ちょっと違う?)
強敵ベケット卿との戦いの結末は?
ウィルは父を救えるのか?
エリザベスとウィルの恋の行方は?

盛りだくさんでした。
前作が正直イマイチだったのでどうかと思ったりもしたのですが、今回はなかなか面白く見ました。
細かい小ネタがなかなか気が利いていて、三作見てきて良かったなあ、なんて思います。なので、ご覧になる方は是非一度前作を見て復習を!

さて、相変わらずエリザベスが男前です。
紅一点なのに一番ハンサムな彼女。分かりやすくヒロイックで、まったくもって困ったものです。ウィルのがヒロインっぽいです。
今回の彼女は遂にその身に鎧(中華風)を纏い、剣をとって海賊を率いて戦うのですが、まったくもって様になり過ぎてたまりません。
そんな彼女の彼氏のウィルは、若きウィリアムの悩みと言った様相で、色々頭使って空回りしたりしていて大変です。
エリザベスより漢な人類はいないと思われるので、ウィルは一般人類代表として、彼女に仕えてもらいたい。
色気はなくて、恋人と言うより戦友って感じだけど、実に見目麗しいカップルで目の保養にはいいですね。
バルボッサは渋くて良いです。
超可愛い猿とセットで大好きです。
もう、見ていて気持ちよく笑える意地悪っぷりがカッコ良く渋いのは、多分いわゆるヒイキなのですが、正統派海賊紳士がいてこそのヘンテコ海賊ジャックが生きるのだと、声を大にして世界中に喧伝したいのです。
ジャックはそのヘンテコぶりに加速をかけ、益々ヘンテコです。
バルボッサの隣で、安心してヘンテコやってる感じがすごくいい感じです。
しかしあれですね、ジャックを見ていると、自由であるという不自由をすごく感じるんですよね。
ノリントンは小汚いほうがカッコイイです。
小汚い方がノーブルってどういうことよ。零落した王子様みたいなんだよねー、小汚いノリントン。
軍服はいいの。あのヅラがいかん、あのヅラが。
んでもって、亜細亜映帝(だっけ?)チョウ・ヨンファは一体なんでこのオファーを受けてしまったのでしょう。
あんな役…(以下自粛)

お話につきましてはつべこべ言わずに見ておいで、という感じ。
あまり情報を入れないで見た方が面白いかと思われます。
ちょっぴりビターなエンドマーク。ただ、ただハッピーではないところがいいと思います。
派手なアクション系見せ場も多いのですが、それに関しては大いに不満かな。
以下ちょっとネタバレ↓




艦隊戦!
見たかったーーーーー!
見れないんですよ。英国海軍の大艦隊を目の前に、さあどうする!ってところで一騎打ちかよ~~~~~~がくーーーーと。
折角船ならべたんだから艦隊戦をやるべきです!ちょっとでいいから!!
ただ、砲門三段の戦列艦は萌える。超萌える。
あと、大騒ぎした海の女神がショボ過ぎる。それはないだろ…



↑ネタバレおわり。
何にしても、是非大画面で見ていただきたい一本だと思います。猿の可愛さだけでも1800円分の価値があると思います。
最後までおいしく食べられる巨大パフェのような作品です。
有川 浩
図書館戦争
メディア規制が現代日本よりずっと厳しい近未来の日本。
問題アリと判定された本は容赦なく焚書の憂き目に遭う中、図書館にはまだ自由に蔵書を持つ権利が残されていた。
そのグレーゾーンの狭間で、本を巡り激しい戦いが繰り広げられている中、本を守る図書館防衛員というちょっとした軍隊が組織された。
そんな防衛員に志願したのは本大好きで、女子離れした身体能力を持つ笠原郁でした…

楽しいです。
そんなバカな…と思いつつ、青春まっさかりな楽しさに溢れています。
もう、体育会系ど根性あり、軍事アクションあり、ラブコメありのてんこもり。
有川先生はあとがきにて、月9ドラマ風とおっしゃってますが、どう見てもアニメです、すみません(誰に謝っているのやら)
本大好き、身体能力は男、心は乙女な郁、美人で優秀才色兼備、でも性格ちょっと問題アリで差し引きゼロな柴崎、生真面目短気いじると楽しい「鬼教官」堂上、あたりな柔和で中身は鬼な笑い上戸小牧、サラブレットで超エリート手塚他、一癖も二癖もある登場人物のかけあいが楽しすぎます。

中でも主人公郁。郁。
私はここまで純真ではありませんが、ちょっと他人に思えない…
身長170、運動神経抜群、心は乙女なのに、なかなか女の子扱いしてもらえない郁。
身長170と少し(でも公称168←無理があるかもだ)、インカレに行ける程度に体育会系、弓道やってた時はパワフル過ぎて男弓を引き、バレンタインに女の子からチョコもらう俺。しかも複数。
「若草物語」「赤毛のアン」を読んでおった時(女子は十代で読んでおかないと精神上問題があるらしいと言うので←などと言い訳してしまう俺)、なんとなく気恥ずかしくて、「鬼平犯科帳」のカバーをかけたりした俺。
ちょっといいな、と思ってたりした男にこれは男同士の秘密だ、などと言われ恋愛相談されてしまう可哀想な俺(照れ隠しなのは分かるが他に言い様なかったのか)
そんなことをぐちぐちと未だに呟いてしまう程度には乙女なのに!(もう黙れ)

だもんで、本当に郁には夢中になりました。
頑張れ!負けるな!と握りこぶしを握って大応援団になりました。
それなりに女の子扱いされている様など、自分のことのように嬉しいと感じる感情移入ぶり。大丈夫か、私。
そのそれなりぶりが郁に伝わっていないので、やけに歯痒かったりもしたけれど。
堂上辺りの非常に遠回しで不器用な女の子扱いぶりは歯痒くも萌えでした…てか、久しぶりに「萌え」という単語が似合う作品に出会った気がします。
大事です「萌え」
萌えたら最後、もうずっとついていきたくなりますからね。もう超楽しいです。

じゃんじゃん続くこのシリーズ。
萌えさせてくれる限り、どんどんついていく所存です。
Leave No Man Behind!(ここで言うべき台詞じゃないが)
伊坂 幸太郎
死神の精度
死神の仕事は、これから死ぬ人間を調査して、近い死に対して「可」か「見送り」か決めること。
調査期間は七日間。
そんな雨男の死神…人間名「千葉」が、調査対象の人間たちと過ごした短い数日の物語をオムニバスで。

軽いタッチで死を描いた一冊です。
苦情対応係のOLと、おかしなクレーマーを描く「精度」、昔堅気のやくざの生き様を描く「藤田」、吹雪で山奥の洋館に閉じ込められ、次々と殺人事件が起こる「吹雪」、ストーカーに怯える女性と、外見コンプレックスの美男子の「恋愛」、人殺しの青年との「旅路」、現役美容師の老女の奇妙な頼み「老女」の五本入り。
人を食ったような死神のキャラがイカしてます。
調査対象の人間との、どことなくズレたやりとりが読みどころかと思われます。
なかなかバラエティに富んだ内容になっておりまして、それぞれとても面白いです。
どれも面白いですが、矢張り裏社会の人間がとても素敵に描かれているのが、流石は伊坂幸太郎だと思います。
藤田カッコイイです、藤田。
阿久津可愛いです、阿久津。

そして、もうひとつ流石は伊坂幸太郎だと思うのは、サービスの良さというか、気が利いてるって言うか、そういうところ。
この本の中で、一番最後に入っている「老女」のお話で語られる、他のお話の「その後」がいい。
とてもきれいなオチだなあと。
んでもって、他の作品のキャラがちょろちょろ顔を出すのも嬉しいサービス。
春がいます!「重力ピエロ」の春ですよ!
まさにこの時、同時進行で春たちも戦っていたのですね。
ここで登場する春の台詞を踏まえて、「重力ピエロ」を再読すると重みを増す気がいたします。
そんな隠れキャラ(あんま隠れてないけど)を探すのは本当に楽しいですよね。

何をおいても、この独特なファンタジー。
とてもとても音楽が好きな死神のために、いつでも手に届くところに音楽を持ち歩いていようと思います。

さくさく参ります!

とにかく、いきなりのサプライズはスウェーデンのベルントソン。
前日のSPもやたら面白可愛かった彼ですが、思いもよらず(失礼)こんな序盤でフィギュアの神が舞い降りてしまいました。
選曲も良くて、サタデーナイトフィーバーがかかったその場からいきなりフィーバー。(特に北米からお越しのお客様が)
あとはノリノリで、ノーミスで、見ていてマジか?マジでこのまま行くのか?と思ってしまい、マジで?マジでこんな序盤で神演技?とか思っていたら、いつの間にやらスタンディングオベーション。
いきなり20点以上PB更新で、来シーズンのワールド開催地に二枠持ち帰ったベルントソン。
ついでに会場を程よく暖めてくれました。可愛いよ、ベルントソン(いや、この人本当に可愛いよ。全身から可愛さ溢れてるよ)

再び神が降りて来たのはチェコのベルネル
今シーズン一番伸びた選手の筆頭で、ユーロ二位は伊達じゃないことを証明。
クリーンな3Aと四回転を二回鮮やかに決める。それだけにSPの出遅れが悔やまれる。
いい意味ですごく男の子!という感じで、男子シングルらしく力強い演技を、サラリと見せてくれました。スポーツとしての面白さ満載でしたよね。
何より本人がすごく楽しそうで、すごく気持ち良さそうに滑っているので、見ていて本当に幸せでした。
怖いもの知らずの押しの一手はいっそ凄まじく、来シーズンはかなり上位に来ることを確信。とにかく、新進気鋭の快進撃。勢いを感じます。
つか、男子フィギュアを面白くするのはコイツだ!来シーズンがすごく楽しみ。本当に頂点に立っちゃうかもしれないよ!
そしてその時、その伏線として思い出される瞬間がこの日になるのではないだろうか。
そして、それを生で見たことを自慢出来る日が来ると思う。つまりこれはスター誕生の瞬間だったと思うのです。
スケートだけでなく、リンクを降りてからも可愛かったし。ファンの子が投げ込んだハートクッションをSP、FSともにキスクラですごい構ってて、ファンの人は本当に幸せだっただろうなあ。
なんだかすごく羨ましかったですよ。

神サマが降りてきたってより、本人が神サマみたいだったのがランビエール
本当に!すごかったのですよ、フラメンコ。
本当に!凄まじかったのですよ、フラメンコ。
心身ともに万全ではなかったと思うのですが、それでもここまで魅せてしまう底力。
矢張り王者なのですよ、この人は。
私はこの人のファンなので、まあ、多分に贔屓目もあるとは思うのですが、雰囲気とか、華とか、風格とか、スケール感とか、なんかよく分からないけど惹きつけられるとか、なんとも表現し難い部分において突出しているのではないかと。男子シングルセクシーナンバーワンではないかと(黙っとけ)
最後の、リンクを斜めに使ったslstからスピンにかけては圧巻の一言。
あまりのことに野生に還ってしまいました、私。
椅子を後ろに蹴っ飛ばす勢いでスタオベ。ちょっとあの辺の記憶がありません、私。
意地で決めた3A、4t-2t-2lo、後半の4t。確かにクリーンではなかったけれど、もうそんなことはどうでもいいのです。
本当にさあ、日本に来てくれるだけで満足なくらいだったのに、こんなすごいモン見せてくれるとは。
ありがたくって、再び野生に還りそうな勢いです。思い出しただけでスタオベしそうな4分30秒だったのです。

んでもって高橋
見てる時はヒヤヒヤで、ずっと嫌な汗かいて見てました。
特に後半の五連続ジャンプは、もう嫌!もうやめてーーーっ怖いよーーーーって感じで、リンクをまっすぐ見られませんでしたよ。
それだけに、slstに入る直前の来るぞ来るぞーというゾクゾク感は最高です。
再び野生に還る私。
このプログラム構成は結構反則なんじゃないですかね?
後半のスリリングさ、その後の安心感から最高の見せ場への怒涛の展開でフィニッシュ。
もう野生に還らざるをえません。
観客総立ち。観客総泣き。特に私。

それだけに、ジュベールに安全運転を許してしまったことが悔しくてならない。
これはスポーツだから、勝つことはとても大事で、その為に最善の策を尽くすのは当然だと思う。
ジュベールは強かった。だけど凄さは感じなかった。強かった。ただそれだけなのです。
他のスポーツだったらそれでいい。でもフィギュアスケートというスポーツは、強さよりも、ノーミスよりも、必要なものがあるのではないでしょうか。
はっきり言っていい?
チョーーーーー(中略)ーーーーーつまらなかったよ、ジュベール!!!
神がかってたランビエール、鬼気迫る高橋の間に挟まれて、ものっっすごくつまらなかったよ、ジュベール!!
高橋やランビエールはいいんですよ、ジャンプが控えめでも(バトルも)見せ場は別にあって、演技に占めるジャンプの比重が低めだから。レベル落としてもそれなりで、そのままEXに使えるようなプログラムになっているんですよね。
でもジュベールの見せ場は矢張りジャンプ…しかもクワドでしょう。
それでなくてもクワド及び技術を見せるプログラムを組んであるので、それがないと本当に見せ場がない!オマケにスピンまでスカスカだ! 
安全運転で勝てるレベルの実力があるのだからこそ、安全運転でも魅せる演技をして欲しい。
それでなくても正直な性格の方ようで、抑えている空気がありありと分かってしまって、それが何より興ざめなのです。気迫満点の昨シーズンのマトリックスのが断然面白かったですからね、例え二位でも。

その他だと、ドイツのリンデマン、ベラルーシのダビドフもいい出来でした。
織田は相変わらずコンボ跳び過ぎで残念だったけれど、ガッツは買おうと思います。
ここのところちょっと迷走気味で心配(余計なお世話だ)だけど、着氷の滑らかさは健在。いっぱい迷って一回り強くなっておいで、と無責任なことを言ってみる。
んで、いつもの怒涛のカルメンで追い上げるライサチェクは今回はお休み。
まあ、あのカルメンはちょっと反則だと思うので、来シーズンは別のプログラムを見せてくれるだろうと楽しみにしています。
フランスのプレオベールは面白プロで、この人の音感の素晴らしさに戦慄!凄まじいくらい音の拾いっぷりで、ズレないことこの上ない。
ちょっと色々荒さが目立つのが残念だけど、来シーズンはかなり来るのでは。
SPが神だかっていたバトルは、ジャンプのミスが響いて後退。
この人もアイスダンス男子シングルがあったらねえ…。本当にジャンプ以外は素晴らしかったですよ。ジャンプがあまりにアレでしたが…(ポンセロとサンデュも)

表彰台は、少しだけ涙を浮かべながら国歌を口ずさむジュベール、いい笑顔の高橋、なんだか寂しそうなランビエール。
あれこれ言ったけれど、おめでとう、ジュベール!
なんだかんだ言ってもアンタは本当に強かった!!

あれこれ言ったけれど、いい試合だっと思います。
中でもベルネル、ベルントソンの躍進が嬉しいところ。来シーズンはプルシェンコも戻ってくるし(まあロシア勢があまりにアレですから…)益々楽しくなりますね。
何はともあれ楽しかった!

行ってまいりました。東京ワールド。
男子シングルを中心に、ペアFS、アイスダンスODもじっくり生観戦。
尚、フライング・ブラボーは読んで字の如く、曲が終わるのを待ちきれずにスタオベしちゃうこと。
女子真っ盛りの最中にレポとかする間の悪さがまさにフライング・ブラボー。
空気を読まずにさくさく参ります。

まずは男子シングル。
地方住まいなので、一番最初から見るのはちょっと無理で、最悪でもフランスのポンセロに間に合うようにと会場に向かいました。
アイスダンス男子シングルみたいな種目があったら、間違いなく表彰台であろうポンセロ。
「僕のことを憶えていないかもしれないけれど、もう一度日本で滑りたい。」などと、超可愛いコメントで、私のハートを鷲掴み(キモ)にしたポンセロ。
見て思ったことは、矢張りアイスダンス男子シングルがあったらなあ…でした。
スケートが抜群に滑り、スピンのポジションがすごく綺麗で、ステップも上手なのにジャンプが…
つか、練習ではジャンプも巧かった。あとは試合で跳ぶだけだ。
ポンちゃん(なんだそりゃ)、憶えているからまたおいで、などと妙にフレンドリーに呟いてしまう。
いや、本当、また来てね。

んでもって、個人的に前半のメーンイベントであるところのスウェーデンのベルントソン
だって面白いんだもん、ベルントソン。
プルルルルルル、プルルルルルル、チッチッチッチッチッチ…
あーーーーーーーーーーーーーーーっ!
で始まり、終わる謎のプロ。
ついこの前までベルントソンという耳なじみのない名前が覚えられず、ずっと「あー君」呼ばわりしていたほどインパクト大。(でもそれでちゃんと通じたよ)
たまたま席がジャッジ側だったので、真正面で生あーを見ることが出来ました。大満足です。

ちょっと真面目にこの日を振り返るならば、この日の主役はカナダのジェフリー・バトル
矢張り本当にこの人はスケート巧いですね。
ジャンプさえきちんと降りれば無敵。つまりこの日のバトルは無敵でした。
うまく表現出来ないのですが、ずっと何かをしている、密度の濃いプログラムで、瞬きの暇もない出来栄え。
バトルのスケートは音楽だ。
この日一番最初のスタンディングオベーションでした。

一位はフランスのジュベール
技術では突出しており、完璧な4tはいっそえげつないと表現したくなるほどの破壊力。とにかく迫力満点で完璧。
抜群の安定感は安心感につながり、今シーズン最強の力量をまざまざと見せ付けられました。
ですが、そろそろ007は見飽きたかな…などと思ってしまうのも正直なところです。
インパクトの強いプログラムだけに余計にね。

織田高橋はともにイマイチだったので、あえて何も言いません…
お目当てのランビエールはこれまた本当にイマイチで、儚ささえ感じるやつれよう。頬の肉がげっそり落ちて、目まで大きく見えました。来てくれるだけでありがたかったけれど、屈辱にまみれる様を見たくないんですよ。
また、優勝候補の一角ライサチェクはやっと普段着から衣装に着替えてくれました。
しかし相変わらず真っ黒にワインレッドのワンポイントという、代わり映えのしない衣装。なんとかなりませんか。折角モデル体型なのに。
それより何より、プロあってない気がしましたよ。ライサチェクは健康的で明るい雰囲気が魅力だと思うのに、キリストの受難を描く「パッション」だもんなー。

ジュベールぶっちぎりで終わったSP。
まあジュベールはこの時点で優勝決定で、その後を稀代の名演だったバトルが頭一個抜け出て、後は約二点の間に数人がひしめく展開。
そんなSPでした。
インフルエンザをこじらせて、大変な目に遭いました。
今、花粉症シーズンじゃないですか。
なんか調子悪いわ、まったくスギ花粉め!と思っていたが、びっくりするくらい熱が出て病院に駆け込んでみたという顛末。
アホか私。
基本的には流行に疎い私ですが、こういう、あんまり乗りたくない流行はばっちり抑えてしまいます。
部屋どころか布団に篭っていた毎日。アコガレの冬眠生活!熱冷まシート大活躍!
あんまり寝ていたので、身長が伸びました。
寝る子は育つって本当ですよ。横になっていると重力の影響を受けないので、なんか骨とかゆるんで2センチとか伸びるんですよ、超迷惑ですよ。朝イチで計ると、夜計るよりちょっぴりデカイ。身長は寝る前とかに計ってもらいたいものですよ。

家に篭っていた間、布団でゴロゴロしながら、昼間っからテレビとか見てました。軽く極楽?
今、「アンフェア」の再放送をしているので、なんとなく見始めたりしてしまいました。
来週は仕事&ワールド観戦で見れそうにないのに、続きどうするんだろうね…
とりあえず、何はともあれ、篠原涼子はカッコイイと。今更ですが。
あのメイク超真似したいんですけど。ナチュラルで、ほとんど色乗せてない感じだけど、アイラインはキリリと凛々しく。カッコ良すぎ。
でも、アイラインうまくひけないんですよねー…私。
イロイロ買ってはみたが、今は花粉症まっさかりなので無理だ。ほとんど無意味だ。

そんなこんなで冬眠明けをしなくてはならなくなった私ですが、今超冬ですね。三月も終わりに差し掛かっているのに。
もう一度冬眠したくなってしまう今日この頃です。今度は健康体でね!