
カモミールとティーツリーをセットで付けるのが好き






カモミールとティーツリーをセットで付けるのが好き







(私はガンではありません)












別行動。
こういうのが大好き

私の語学力がもうちょっとマトモなら、本当にもっと楽しいのになあ!








ベトナム帰りの男が死んだとき、謎の言葉を遺した。
「バナナフィッシュ」と。
その謎を追いかけるストリートキッズのボスであるアッシュと日本人の英二は、ホワイトハウスをも巻き込んだ大スキャンダルに巻き込まれていが。
とか、今更何を語るのか、私よ・・・
でも、本当、またしても今更よんでもうどっぷりなのです。
美しくて、IQ200の天才で、銃の腕前は特殊部隊レベルに、他を圧倒する圧倒的なカリスマ性に統率力を持つ、まさに完璧超人なアッシュのその光と影に、読んでいるだけでも右往左往。
そんな彼のそばにいられるのは、たった一人、英二だけ。
英二の目を通してだけ、アッシュの弱さを見ることになる。
アッシュの周りには、本当にたくさんの人がいて、それはもうボスだから、ある意味当然なのだけど、後半から、黒人のグループのケインとその仲間たち、チャイナタウンの新リーダーシンたちも加わって、とんだ大所帯になるし、『天敵』ゴルツィネやら華僑の影の帝王月龍もそばに置きたいと望んでいる。
登場人物の全員が全員、アッシュを望むけど、アッシュが望むのは英二だけなのだ。
英二は、とてつもない純粋無垢さや誠実さを除けば、多分きっとものすごく普通で、とても無害で、警官が威嚇で発砲してもニュースになる日本育ちなら当然だけど、銃すら見たことがない、アッシュからすればファンタジーの世界から来た。
ストリートキッズのボス中のボスであるアッシュに、のこのこと何の警戒もせずに近づいて、銃を見せてなんて言ってくる。
例えば、銃を手にして尚、英二はアッシュの背後に立ててしまう、世界で唯一の人間だ。
だって絶対撃たないから。
撃たないし、実は撃つスキルすらないからね。
その無害さは、アッシュの背後どころか、ゴルゴの背後にすら立てるレベル。
だから、英二がアッシュのために出来ることは信じること、心配すること、そばにいること。
だけど英二だけが、アッシュをアッシュとして、何の肩書きも演じるべき役ドコロもなく、何の計算もせず、ただ友達という立場で振舞ってくれる。
チャイニースのボスでアッシュの親友だったショーターも、別の意味でアッシュの背後に立てる存在だったけど、それは、同等のスキルがあって、背後を任せられるからだけど、英二は違う。
アッシュほどのカリスマが、英二を何故あそこまで希求したのか。
その理由じゃないかなあ。
あふれるばかりの才能の使い途を、アッシュは生まれて初めて見つけたんじゃないかなあ。
すなわち、英二を守ること。
だから、日本へ帰る英二には、銃のないような日本に帰る英二には、自分のことは必要ないと思っちゃったんじゃないかなあ。
とても頭のいいアッシュなのに、それだけは分からなかった。
それが、堪らなく悲しいのです。
あと、個人的にはワタクシ、シンが可愛くて仕方がありません。
特に最後の戦いでのアッシュの『教師』‘白‘とのデコボココンビのおもしろ可愛さは筆舌に尽くしがたい。
アッシュのような過酷な体験をせずに育ったぷちアッシュというような。言い過ぎかな?
ともかく、むさぼるように読みました。
それぞれの生き方なり判断なり、もっと言えば運命なりを気にしながら読んだけれど、好きなキャラクターもいっぱいいるけど、やっぱりアッシュは別格。
強くて美しい外側の中にあるものは、繊細で壊れやすく、でもやっぱり美しいもの。
でも、それを見たことがあるのは英二だけだ。
だから、ある程度、予想をしていた結末だったのだけど、それでも、物語の最後のページを見た時の、喪失感というか、なんというか、もっと分かりやすく言うと、「もったいねえ!これからじゃねえか!!」という、あの気持ち。
英二じゃないけどさ、アッシュには日本に来て欲しかったよ。
出雲大社を見せたかったよ。

