手しごとリタイア・ライフ -1720ページ目

春の予感

朝ジョギングをしていると、日の出直後の太陽に、季節の移ろいを感じます。晴れ

山際から顔を出したばかりの太陽は、天気のいい日には、まわりから燃え立つ

ような湯気を放っているようで、このエネルギーを浴びると1日元気をもらえ

る気がします。ドキドキ


裏六甲(?たぶん)にある我が家は、ベランダに出ると中央に大阪梅田のビル

が、右の端には関西空港がのぞめます。またその背後には右手に生駒山、左手

に西宮の象徴ともいえる甲山がひかえています。
冬至を過ぎると、日の出の位置は生駒方面から徐々に甲山の方に近づいてきま

す。
毎朝のジョギングの最後20mは、この上ったばかりの太陽と向き合いながら

、後ろ歩きで坂道を上ります。後ろ歩きすると、普段使わない筋肉を使うこと

に気づきます。わずか20分程度のジョギングですが、「体にいいことしてる

」と自分を納得させるに十分です。
夫に「だんだん距離を増やしたら?」などアドバイスを受けますが、そんなも

のはまるで無視。


ところで今日の朝日新聞の朝刊に、「幻の戊辰国際戦争」との記事が…。





江戸城が明け渡され、上野での彰義隊との戦いも終わって、戦争の舞台が東北

地方へと移る時期、薩長との対決をひかえた会津藩と庄内藩がプロイセン(ド

イツ)に提携を探っていたという内容です。


会津・庄内藩は、武器入手のルートや資金の確保をねらってプロイセンに北海

道などの領地の売却を持ちかけます。
これに対し、ビスマルクは「他国の不信、ねたみをかう」と却下の意向を示し

たもよう。



幕末のこの時期に、会津・庄内両藩が、駐日代理公使にこのような交渉をして

いるという事実も驚きですが、ビスマルクが却下する理由として、他国の不信

・ねたみを上げているのに驚きました。他国とはもちろんイギリス・フランス

などの列強を指しているのでしょうが…。


今年に入って『竜馬がゆく(一~八巻)』(司馬遼太郎著 文春文庫)を読んでい

ます。ワタミの社長さんが、学生時代にこの本を読んで、強い印象を受けたと

語っていたのに触発されて…。ダッシュ



明日の日本はどうなるのかといったこの激動の時代に、私利私欲だけではなく

、この国の行く末を考え、命を懸けて自分を絡ませて生きる人たち。
私自身の生活とは遠くかけ離れていますが、自分を問い詰めることを教えてくれ

ます。キラキラ


春よ来い

メリノのカラー原毛とラメ糸を寄り合わせて双糸にしました。陽ざしの中でこの糸を見ていると、春気分です。チューリップピンク




手しごとリタイア・ライフ


でもそんなムードにも浸っていられない現実が…。2月15日から伊丹にホームスパンの講習を受けに行くので、そのために糸を紡がねば…。

服地を作ろうと思っているのですが、チェビオットがいいと先生にアドバイスを受けたので、これからつむごうと思います。σ(^_^;)

5年ぶりに完成

桜知人に編み図をもらって「つくりたいつくりたい」と思っていたジャケットがやっと完成。桜


手しごとリタイア・ライフ



  茶系の濃淡…ムーリットを双糸につむぐ

  こげ茶………ポールワース
  金茶…………アルパカ
  黄色…………真綿をコブナグサで染色。20年くらい前に母が養蚕農家から繭を買って真綿にひいてくれました。それを私が田舎の畔にはえていたコブナグサで染めました。真綿はとても堅牢度が高かったです。



まだボタンはついてないし、襟の具合も今一つなのですが…。あひる