つややか、手すきのはがき
今日(2月1日)で紙すき講座が終わりました。
大きな銀杏の板に張り付けて乾燥させた、はがきや色紙を丁寧にはがします。![]()
パルプ紙、泥入り雁皮紙、雁皮紙、楮紙、それにわざとチリ(ゴミ)を入れた紙の4種類です。
雁皮入りの紙はどれもとってもつややかで、ほれぼれするような出来上がりです。
もちろん技術が伴っていないので、均一にできていなかったり、しわがよっていたりですが…。
日本の紙づくり
610年…推古天皇のころ、高句麗の僧が絵具・紙・墨を作った のが始まり。このころの紙は写経や経文典といった仏教上の用 途と戸籍を作るのに必要とされていた。
名塩(西宮市)の紙つくり
16世紀の終わりごろには始まっている。越前から伝わったそうで、起こり についてはいくつかの説がある。江戸時代になると、名塩の紙は「 藩札」 として近畿を中心に全国各地で使われていたようで、青森県や、九州地方でも名塩の紙を使った藩札がみつかっている。
昭和初期には名塩に120軒の紙すき屋があったが、現在では3軒がすき続けているだけ。しかし、昭和53年には名塩紙製紙技術保存会が結成され 、昭和58年に兵庫県指定重要無形文化財保持団体として認定されている。
4日間にわたり本格的な紙すきをご指導いただ八木米太朗先生はじめスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。




