手しごとリタイア・ライフ -1715ページ目

江戸時代から生き続けた手織り機

江戸時代前期?と思われる機を知人を通して福知山の方に頂きました。


今の時代であれば、これだけの太いずっしりとした木は、もったいなくて使わ

ないのでは…。何百年の間に虫に食われているところがあったり、壊れかけて

いるところがあったりですが、こんなにも長い間に何人の人の手が触れた道具

だろう?と思うと、いとおしさを感じます。(*_*)


  サイズは
   ・長さ…2.6m
   ・幅 …0.91m
   ・高さ…1.6m


 私の部屋に置くのにぎりぎりで機の前後を通るには、体を横向きにしないと

歩くこともできません。むっ

丹後半島でちりめんを織るのにつかわれていた機のようです。


 この機の存在感に魅かれ、「部品が足りないかもしれませんよ。」という持

ち主の言葉も耳に入らず、倉庫に解体されてしまわれていた機を貰い受けたの

でした。



手しごとリタイア・ライフ



 持ち帰った後、夫が組み立ててくれました。でもどうしてもどうつなぐのか

わからないところがあったのですが、神戸に住むBさんが自宅まで来てアドバ

イスしてくださいました。


 ついでにBさんは一緒に頂いたものの壊れていた綿繰り機と糸車を直して、

ピカピカにしてくださいました。Wハート


 機のほぼ全容はできたのですが、筬と機をつなぐところの板が壊れていたり

、前付けや後ろ付けをするのに必要な道具も見当たりません。


 機に詳しい方に自宅に来ていただいたり、青垣に行って古代機が直せる人が

いないか尋ねる一方、自分も機織りを習って機の仕組みを理解しようと試みま

したが、今のところ明るい見通しは立っていません。↓↓


 それどころか、たくさんの織ができる新しい機がほしくなってきました。

 今までに織の講習を受けに行った川島テキスタイルスクールも伊丹工芸セン

ターも洋機を使っていて、綜絖の数も多く複雑な織ができます。


この魅力にはまってしまい、こんな機が早くほしいなと思うようになってきたのです。



 今、気持ちは複雑です。時代を越えてきたこの機も何とか息を吹き返させたい

し、「ワッフル織」や「レース織」「二重織」などを洋機でやってみたいし…。


どうすればいいのでしょう?

竜馬も食べた あの味

『竜馬がゆく』の中で、竜馬が京都で食べたと紹介されている「たくあんの煮

つけ」。最近では料理研究家の方が「おこうこうのたいたん」として教室で教

えておられました。私の田舎、養父市でも作られていて、実家の母もよく作っ

ていました。古漬けのたくあんが2本残っていたので、作ってみました。ラブラブ!



手しごとリタイア・ライフ (布は母の手織り)


このたくあんは一昨年(2009年)の秋に、豊岡市に住む叔母(母の妹)に教

えてもらってというかほとんどやってもらって、干してふにゃっとなった大根

30本をつけたのです。


つけたての大根はお正月ごろには食べられるようになり、あまりのおいしさに

ばくばく食べてしまって残りが少なくなっていたのですが、そのあとしばらく、

たくあんの存在を忘れてしまっていました。カゼ



昨年(2010年)の12月に新しい大根を漬ける準備をしようとして、たるに

残ったたくあんの存在に気づきました。
「ああ、もったいない。」そうだ、少し酸っぱくなったたくあんは母がやって

いたように煮つければいいんだ…。割り箸


塩気を抜くために時々水を変えながら、1日水につけ、よく水を切った後、煮

干しのだしで酒・みりん・さとう・しょうゆでたきました。
酸味がとれていい味でした。



この味が忘れられず、昨年も叔母に無理を言って今度は40本の大根を漬けま

した。なかなかいい味に仕上がっています。ただいま人気者です。

どんな子どもが生まれてくる?



暖かい陽ざしに誘われて、庭に出てみるとクリスマスローズの背が以前に比べ

、随分高くなっています。葉が枯れてめくってもつぼみが見えなかった紅色の

古いクリスマスローズにも、つぼみが…。かお



手しごとリタイア・ライフ



手しごとリタイア・ライフ
手しごとリタイア・ライフ



そこで以前NHKの「趣味の園芸」で、矢澤秀成さんがクリスマスローズの人工授粉について説明していたのを思い出し、綿棒を使って花粉をこすり取り、めしべに授粉してみました。







そのあと授粉した花にふくろをかけておきました。なんだか窮屈そうで、お花はかわいそうですが…。ショック!



手しごとリタイア・ライフ
手しごとリタイア・ライフ


しっかりした種がつきますように…。


クリスマスローズに続き、クロッカスも花をつけてきました。春が広がっていきそうです。双葉