竜馬も食べた あの味
『竜馬がゆく』の中で、竜馬が京都で食べたと紹介されている「たくあんの煮
つけ」。最近では料理研究家の方が「おこうこうのたいたん」として教室で教
えておられました。私の田舎、養父市でも作られていて、実家の母もよく作っ
ていました。古漬けのたくあんが2本残っていたので、作ってみました。![]()
このたくあんは一昨年(2009年)の秋に、豊岡市に住む叔母(母の妹)に教
えてもらってというかほとんどやってもらって、干してふにゃっとなった大根
30本をつけたのです。
つけたての大根はお正月ごろには食べられるようになり、あまりのおいしさに
ばくばく食べてしまって残りが少なくなっていたのですが、そのあとしばらく、
たくあんの存在を忘れてしまっていました。![]()
昨年(2010年)の12月に新しい大根を漬ける準備をしようとして、たるに
残ったたくあんの存在に気づきました。
「ああ、もったいない。」そうだ、少し酸っぱくなったたくあんは母がやって
いたように煮つければいいんだ…。![]()
塩気を抜くために時々水を変えながら、1日水につけ、よく水を切った後、煮
干しのだしで酒・みりん・さとう・しょうゆでたきました。
酸味がとれていい味でした。
この味が忘れられず、昨年も叔母に無理を言って今度は40本の大根を漬けま
した。なかなかいい味に仕上がっています。ただいま人気者です。
