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大村幸太郎ブログ

三月も半ばになると引っ越しのトラックが増えはじめ、街には若者の姿が多くなります。新生活スタートのシーズンです。

 今の季節、ふらっと100均なんかに立ち寄ると学生さんや新社会人らしき人たちで賑わっています。
 祝日の今日も店内には若者が多くいました。 一人で買いものしている人、友達と品定めしている人など、みなさん新生活に向けての準備で大忙しの様子。

 僕の隣では、多分この春から大学生になる息子さんとお母さんがカートをいっぱいにして買い物を楽しんでいました。

 −台所は狭いからこれぐらいのフックで−、調味料はこれに入れて-、ハンガーは多い方が良いわ-、とテキパキ品定めをするお母さんをよそに生返事で返す息子さん。いつの時代も母とはこんな感じです笑

「母さんもういいよ、後は自分で買うよ、」と息子さんが言っても次のコーナーへと連れられていく息子さん。

「自分のものぐらい自分で買いな、」と以前の僕ならそう思っていたのだろうけれど、
今はお母さんの気持ちちょっと分かります。

 息子さんが一人で買い物できる事ぐらい分かっているし、一つ二つ物が無くても事足りる、アレコレ言いながら息子さんへのお世話を楽しんでおられるのだと思います。
 お節介も邪魔なのも分かっているけれども下宿先へ戻ればあとはもう離れていくだけ。
かつて筆箱を買ってあげたような、そんな記憶の片隅を辿るのも今日までです。

今日ぐらいは子供のフリをしてあげて−
ふてくされて、でも付いて回る息子さんへそんな事を思いながら


さて、
僕も子供のオモチャの電池を買って帰らないと
 
 
 
 
 
text/3/21/Tue