震災から12年経ちました。今何を書こうかと迷っている。 出てこないのだ。 12年経って何が書けるのだろうか。 記憶だけが残って、震災は過去のものになろうとしている。喉元過
震災に限らず最近まで騒いだマスクもそろそろ外しはじめている。
コロナももうすぐ過去のものになるだろう。
震災にもコロナにも慣れてしまったのだ。 順応と言うには浅はかかもしれないけれど人間の慣れていく能力は
それは素晴らしくもあり、他方恐ろしいことにも思える。
なぜなら地震のダメージは今も人を苦しめているし原子炉問題も解
それでも時間の経過は人に順応を身につけさせる異常な状況下でも
でもそれは本当に慣れたということなのだろうか
東日本大震災の時、僕は色々な人に出会った。災害時でも普通に話
一日の作業が終わると皆さんはそれぞれ今住む場所へと帰っていく
しかし元に戻ったわけではないし、生活に慣れたわけでもない、前
"それでも、人生は続く"
色々な人に出会って僕が教えていただいた言葉だ。
誰かにとって何が幸せかはわからない。復興とは何をもってそうい
全ては元に戻らないし時間を戻すこともできない。 悲しみや苦しみを拭い去ることはできない。 それでも歩いているのだ。 フラフラでもゆっくりでも、先がわからなくとも歩いている。 足もとにだけ見える花や草を摘みみなさんは今を歩いていた。
それはとても力強いものだった。
12年経ち足元の景色が少しでも明るく広く照らされているように