昔見た映画をもう一度見るシリーズ 映画-セブンイヤーズインチベット- | サボリ通信

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大村幸太郎ブログ

 

 

セブンイヤーズインチベット
1997年アメリカ
ジャンジャック・アノー監督

あらすじ/
自暴自棄な登山家が山に集中することで自身を生かそうとする。旅の途中チベット王国を訪れ、暮らしてゆくうちに次第に人々の心に触れ荒れた心は少しずつ癒されていく。同時に自分の内にもあった大切なものも再び見つめ直すのだった。



僕の古い記憶では冒険モノぐらいとしか覚えがなくて、内容に無知で、当時の僕にはさして引っかかる映画ではありませんでした。


それから20年あまり経って何を思ってだろう、ふと見てみたいと思いました。
なんとなく癒されたくてこの映画を手にとったのかもしれません。

 映画を観終わると今ある大切なものをもう一度見つめ直そうという思いが込み上げてきました。
小さな喜びが実は凄く大きな幸せであったり、  毎日の一つ一つが特別なことなのだと気づかせてくれたそんな映画です。



現在、世界に目を向けるとウクライナで悲惨な戦争が起こっています。ウクライナだけでなく世界の様々な国でも争いは続いている

争いのあとには人も文化も壊されてしまう。
だから今を大切にしなければならないと思いました。
 壊れたら再生をしていく。


人も文化も再び作る。
それは革新的なことや新しいことをしようとするのではなく毎日の小さな事を、明日も明後日も繰り返してやっていくことだと思います。

挨拶や毎日の日記
読むこと、眠ること、祈り、願うこと。
そうした小さな繰り返しで人は−文化−を作り上げてきました。

 その小さくも出来ることを明日も明後日も積み重ねていく。たとえ壊されてもまた積み上げる。

生きるということは失くしたものや壊れたものを再生していく時間だと思います。 
そして時代に生きることは歴史の証人となること
それを忘れず生きていかなければいけない


11 March 2022




いつもどっしり変わらぬ富士山のように在りたい